
Stripe: 顧客オブジェクト, 生成 (Stripe: Customer Object, Create)
決済プラットフォームStripe上に “顧客オブジェクト” を生成します。オブジェクトの登録により、その後の継続的なカード課金が可能となります。契約の成立を示すトークンID(tok_123456789012345678901234)とメールアドレス等の顧客情報が必要です。通常トークンIDはブラウザ側で生成されるため、センシティブ情報の非保持非通過を実現できます。
2020-06-02 (C) Questetra, Inc. (MIT License)
https://support.questetra.com/ja/addons/stripe-customer-object-create/
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Notes
- Tokenはブラウザ上のJavaScriptによって生成されます。
- “Checkout” (forms hosted on Stripe) https://stripe.com/docs/payments/checkout
- “Elements” (custom payment forms) https://stripe.com/docs/stripe-js
- M213デコの場合 jQuery.getScript(“https://js.stripe.com/v3/ “, function(){…
- カード番号等はStripe社に預けられ、フローには「預かり番号」としてのTokenを流します。
- TokenはCustomerオブジェクト(Customer ID)に変換され、継続課金が可能な状態となります。
- センシティブ情報をワークフローデータに取り込む方法はありません。(カード情報の非保持)
- PAN:Primary Account Number (カード番号)
- PIN:Personal Identification Number (暗証番号)
- CVC: Card Verification Code/Value (3桁数字/正確にはCVC2/CIDとも)
- ※Stripe管理画面からも取得できません。(カード情報の非保持)
- エラーコード(200以外のResponseCode)の内容については以下を参照してください。
See also
Glossary

Payment = 支払い
- 対訳:顧客支払
- 解説:”顧客” の代金支払いのこと。事業者(Stripeアカウント)の視点から言えば「受取」となる。「決済」と訳して欲しいケースも多い。なお、「支払」「受取」「決済」の関係は、「輸出」「輸入」「貿易」の関係に近い。対象物が同じでも、視点によって認識が変わる。ちなみに、”Payment Platform” は「決済プラットフォーム」と訳されることが多い。しかし規約では「支払サービス」と表現されている。
Payouts
- 対訳:銀行口座への出金、払い出し
- 解説:事業者(Stripeユーザ)の銀行口座へのお金の流れ(出金)のこと。Stripe からの払い出し。Payout(出金)が発生すると Balance(Stripe残高)が減る。なお、Payment(顧客支払)が発生しても、一定の期間は Payout(出金)できない。
Tokens
- 対訳:預り票、預り札、預りトークン
- 解説:Stripe社はカード番号等の機微情報を保管する。Stripeユーザはその預り票(預りトークン)を受け取る(”非保持” のため)。なお、Token は複数回使用できない。顧客オブジェクトに紐づけることで、任意の課金が可能となる。
Sources = 支払元
- 対訳:支払方法、支払カード、支払口座、引落口座、資金元、資金ソース
- 解説:金融口座の総称。Creditカードなど、Stripe社が自動引き落とし可能な口座。国によっては銀行口座やスマホ決済会社なども含まれる。「支払元」と言う表記があるが “人間” を指すわけではない。Stripe 上の “顧客オブジェクト” には通常、メールアドレスや法人名などの基本的な情報だけでなく Source(支払方法)情報が保存される。
Customers = 顧客
- 対訳:顧客、お客様
- 解説:代金の支払いを行う人。買い手。Customer object を API 経由で生成する場合、source として token を指定すれば足りる。なお、当該顧客の基本情報や支払履歴は、ダッシュボードの顧客一覧から顧客を指定することで参照できる。また、一人の顧客に複数の支払方法を紐づけることも可能。
Charges = 請求
- 対訳:課金
- 解説:事業者の視点で言えば、ステータスが成功の場合、将来の現金回収が確定する。つまり、「支払いを求めます」というニュアンスの「請求」より、「カード会社に債権譲渡しました」というニュアンスの「課金」の方が理解されやすいケースが多い。Customer object を登録すれば、いつでも Charge できるようになる。
Balance = 残高
- 対訳:Stripe 残高
- 解説:いまだ出金(Payout)されていない口座残高。課金(Charge)が成功すれば、増える。
Connected Accounts = 連結されたアカウント
- 対訳:子アカウント、ビジネスパートナーアカウント、協力会社アカウント、マーケットプレイス出店者
- 解説:自身のビジネス上の協力者アカウント。事業者(Stripeユーザ)のアカウントに紐づけられた特殊なアカウント。”子アカウント” は、売上の一部を受け取ることができる。なお、Connect の仕組みには、3つのタイプ(Standard / Express / Custom)があり、事業者は1つを選択する。Express は2019年に米国以外の国でも利用できるようになった。
Transfers
- 対訳:子アカウントへの送金、協力金振込、売上分配金
- 解説:顧客から受け取った代金の一部を、子アカウントに送金すること。送金額の指定方法にはいくつかのパターンがある。なお、Standard タイプの手数料が無料となっているが、Express タイプと Custom タイプの場合は Payout のたびに「0.25%+250円」(0.25%+25セント in USA)稼働月ごとに「200円」(2ドル in USA)の手数料がかかる。ちなみに、Transfer という表現は、2017年までは事業者が “自身の銀行口座に出金する” (現在の “Payout”)のケースにも混用されていた。現在 transfer と payout は明確に使い分けられている。
Onboarding
- 対訳:子アカウント登録
- 解説:ビジネスパートナーが、子アカウントになること。登録フォームは Stripe Connect によって用意されているため、事業者はダッシュボードからパートナーのメールアドレスを登録するだけで良い。なお、Custom タイプの場合、登録フォームを自作することも可能。