

「ワークフローの途中で、データを自動的に変更しよう」シリーズの第3回です。
前回までは文字型(件名)と数値型(合計金額)を扱いました。今回は日付型・日時型のデータ項目を、データ更新工程で自動的にセットする方法を紹介します。
こんな場面で使えます
- 受付日から30日後を「保管期限日」として自動セットしたい
- 申請日の翌月1日を「請求日」に自動入力したい
- 契約開始日を起点に、1年後の「契約更新日」を計算してセットしたい
このように、すでに入力されている日付を起点に、別の日付を計算してセットするのがデータ更新工程の得意なパターンです。日付の計算を手動でお願いすると、ミスや漏れが起きがちです。自動化することで、確実かつ正確に記録できます。
設定方法
データ更新工程を配置し、設定画面を開きます。「更新するデータ項目」として日付型(または日時型)の項目を選び、「値の指定」欄に式を入力します。

別のデータ項目の日付を起点に計算する(日付型)
日付型データ項目 q_ReceivedDate(受付日)の30日後を「保管期限日」にセットする例:
#q_ReceivedDate?.addDays(30)
翌月1日をセットする場合:
#q_ApplyDate?.addMonths(1)?.getFirstDateInMonth()
1年後(12ヶ月後)をセットする場合:
#q_ContractStartDate?.addMonths(12)
工程の処理日・処理日時をセットする
工程が処理された日(日付型):
#today
工程が処理された日時(日時型):
#now
#today や #now はデータ項目とは無関係に、この工程が実行されたタイミングの日付・日時をセットします。ケースが途中で滞留していた場合、ケース開始日とは異なる日付になることに注意してください。
動作を確認する
設定が完了したら、テスト用のケースを起票して工程を通過させてみましょう。

ケース詳細画面で対象の日付項目に期待通りの日付が入っていれば成功です。
「締め切りを設定しよう」との違い
締め切りを設定しよう では、タイマーイベントの締め切りを式で直接指定する方法を紹介しています。
この記事で扱っているのは、それとは別の話です。ワークフロー上で管理している日付・日時型のデータ項目の値をデータ更新工程で書き換える方法です。「後続の工程で参照する」「集計や分析に使う」ために日付をデータ項目に持たせている場合に活用できます。
まとめ
| やりたいこと | 式の例 |
|---|---|
| 別の日付項目の N 日後をセットする | #q_ReceivedDate?.addDays(30) |
| 別の日付項目の翌月1日をセットする | #q_ApplyDate?.addMonths(1)?.getFirstDateInMonth() |
| 別の日付項目の N ヶ月後をセットする | #q_ContractStartDate?.addMonths(12) |
| 工程が処理された日をセットする | #today |
| 工程が処理された日時をセットする | #now |



