

システム連携ネタでよくブログを書いている日下です。
ここ最近、ご要望をいただいたりして、いくつかビジネスチャット(社内 SNS)ツールとの連携のための「アドオン XML(サービスタスク定義ファイル)」を準備しました。
今回は Typetalk です。
※「アドオン XML」については以下を参照ください。
関連マニュアル:M415: 業務プロセス定義で利用可能な自動工程を追加する
関連マニュアル:M416: 業務プロセス定義で利用可能な自動工程を自作する
関連マニュアル:M415: 業務プロセス定義で利用可能な自動工程を追加する
関連マニュアル:M416: 業務プロセス定義で利用可能な自動工程を自作する
目次
1: Typetalk と Questetra の連携の概要
2: Typetalk 側の設定
3: Questetra 側の設定
4: まとめ
2: Typetalk 側の設定
3: Questetra 側の設定
4: まとめ
1: Typetalk と Questetra の連携の概要
処理の流れとしては、以下のような形となります。
フローサンプルとしては Questetra 上での稟議の結果が出たら、その内容と詳細リンクを Typetalk に投稿します。

2: Typetalk 側の設定
認証方式としては「Typetalk トークン」か OAuth2 が使えます。今回は OAuth2(Authorization Code)で設定することにします。
※ちなみに、「Typetalk トークン」方式だと bot からの投稿となり、OAuth2 方式だと認証を通したユーザからの投稿となります。
※参考資料 Typetalk API ドキュメント:認証と認可
※参考資料 Typetalk API ドキュメント:認証と認可
以下の流れで bot を定義して、「Typetalk トークン」を含む URL を取得します。




3: Questetra 側の設定
以下の「アドオン XML」を使います。

※API 定義にあわせて「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」を設定することでも対応可能ですが、「アドオン XML」を使う方がカンタンです。
ファイルを以下ページからダウンロードして、こちらのページ(マニュアル M415)を参考にインポートしてください。
設定項目は以下の通り。

項目名 | 必須 | 形式 |
---|---|---|
A: 投稿 URL | 必須 | 「Typetalk トークン」を含む URL を入力 |
B: 投稿テキストが格納されている文字型データ項目 | 必須 | 投稿したいテキストが入っている文字型データ(複数行)を指定 |
X: ログが格納される文字型データ項目 (更新) | (任意) | ログを出力したい場合に文字型データを指定 |
※投稿テキストのデータの初期値として、以下のような指定をしておくと、自動的に文面が準備されます。
(「XXX.questetra.net」には環境ごと値を入れてください。)
承認されました。[詳細リンク](https://XXX.questetra.net/OR/ProcessInstance/#{processInstanceId}/view)
もしくはアドオンの前に「データ更新」を置いて、文面作成する方法もあります。
関連マニュアル M227: 業務データの結合や四則演算が自動実行されるように設定する
※投稿メッセージ書式の詳細はこちらのドキュメントをご覧ください
4: まとめ
動かしてみると、以下のような形で投稿されます。

このようにカンタンな設定だけで Typetalk への投稿処理を業務フローの途中に埋め込むことができます。
もし、ご質問等がありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
ピンバック: 自動化は RPA だけじゃない!クラウド型ワークフローでの自動化事例いろいろ - Questetra
ピンバック: クラウド BPM ワークフローの他システム連携事例集(2019年6月版) - Questetra
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