リリース概要
リリース日
注意すべき変更点
- 「スクリプトタスク」で選択型データ項目を上書きする際に指定する List 内の要素にて、文字列以外のものがあれば、スクリプト実行エラーとなるように仕様を変更します
- ファイル型データ項目では、List 内にファイル (QfileView、NewQfile) 以外のものがあれば、スクリプト実行エラーとなるので、同じ動作となるように対応します
- 「対応予定」にて予告していた内容を実施します
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定を記載しておりますので、ご確認下さい。
Version 11.10.0 の詳細
◆ 一般利用者向け機能の変更
ワークフロー
- [引き受け待ち]を経由して[マイタスク]に入ったタスクのみ、[返上]できるように対応
- 上流工程を担当したため、直接[マイタスク]に入ったタスクは、返上できなくなります
- 意図しない返上操作により、案件に関係ないユーザに通知メールが送信されることを防ぎます
◆ 管理職 (ワークフロー管理者)向け機能の変更
- なし
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
- 外部サイト・クラウドサービスと連携できる次の自動工程アイコンを追加
- サービスタスク(任意 Web サイト:ファイルダウンロード)
- サービスタスク(Slack: ファイルアップロード by Bots)
- サイドメニューに[Get Started](はじめての Questetra BPM Suite)へのリンクを追加
- プロセスモデラー内で表示されるチュートリアル動画は廃止します
- 「スクリプトタスク」で選択型データ項目を上書きする際に指定する List 内の要素にて、文字列以外のものがあれば、スクリプト実行エラーとなるように仕様を変更
- ファイル型データ項目では、List 内にファイル (QfileView、NewQfile) 以外のものがあれば、スクリプト実行エラーとなるので、同じ動作となるように対応します
サービスタスク(データ設定)
- 「フィールド名」を利用して式を記載できるように対応
- 「#フィールド名」の書式で、データ項目を参照
- (将来的には、データ定義番号を利用したEL式によるデータ参照を廃止し、フィールド名による参照に移行していくことを検討)
- 「式が不正です」のエラーが発生した際、どのデータ項目が不正であるかがわかるようにエラーメッセージを変更
- EL式にて、存在しない「EL 変数(variable)」を参照した際に、エラーとなるように対応
- 入力チェック、および実行時にエラーとなる
- 正しい EL 変数の例:#now、#today
- 保存対象となるデータ項目についてのチェックを強化
サービスタスク(Add-on)
- ワークフローアプリで定義された OAuth2 設定を選択する設定項目を定義できるように対応
- form-type=”OAUTH2″
- スクリプト内で、OAuth2 設定を参照する場合は、本設定項目の利用を推奨
- EL式が不正でエラーとなる場合に、どの設定項目がエラーとなっているかがわかるように対応
- 次の不具合を修正
- ユーザを選択する設定項目にて、編集できない画面(確認画面)では不要なクリアボタンが表示されている
サービスタスク(Google ドライブ:ファイルアップロード)
- [予告] アップロード先のフォルダについて、フォルダパスでの指定を将来バージョンにて廃止します
- 「サービスタスク(Google ドライブ:フォルダ作成)」と機能が重複しているため
- 「サービスタスク(Google ドライブ:フォルダ作成)」でフォルダを作成した後、ファイルアップロードを行うことで同様の対応が可能
- 次の不具合を修正
- 設定項目で参照しているデータ項目の削除/型変換ができてしまう
サービスタスク(選択肢マスタ更新)
- 選択肢マスタ(XML)を保存する際のファイル名の文字数に上限を設定(57文字)
- 上限を超えた場合は、エラーとなる
- v11.9.1 以前のバージョンでは、57文字を超える分はカットされていた
- 次の不具合を修正
- 設定項目で参照しているデータ項目の削除/型変換ができてしまう
メッセージ送信中間イベント(メール)
- 設定時のエラーチェックを強化
- 文法誤りや存在しない変数、削除されたデータ項目への参照がエラーとなるように対応
- 設定できるメールの長さに上限を設ける
- 宛先や標題、本文すべてを含んだ文字数の上限を設定時に 10000 文字とする
- 上限を超える場合は、設定画面にてエラーとなる
- (別途、添付ファイルも含むメールサイズの上限は 10MB(MIME エンコード後のサイズ))
チームタスク(チームスイムレーン)
- 次の不具合を修正
- 「処理担当者の全員が処理すれば、チームタスクは終了」オプションが有効な場合、「タスク完了時にタスクの各情報がコピーされるデータ項目」の設定があると、最後のユーザがタスクを完了しようとするとエラーになる
データ項目
- 「フィールド名」を活用しやすいように対応
- 「フィールド名」の表示位置を「データ項目名」の次に移動
- 「フィールド名」の初期設定値が入るように対応
選択型データ項目
- 「選択肢ID」と「表示ラベル」の文字数に上限を設ける
- どちらも 1000 文字
- アプリ内で選択肢を定義する場合、1000文字を超える場合はエラー
- アプリ内以外で選択肢を定義する場合、1000文字を超える選択肢は無視される
- アプリ内で選択肢を定義する場合、定義できる選択肢の数に上限を設ける
- 選択肢数 1000 を上限とし、上限を超える場合はエラー
- HTTP経由、または選択肢マスタ(XML)から全選択肢を取得する際、読み込む件数に上限を設ける
- 15万件を上限とし、上限を超える分は無視される
- 選択肢マスタ(XML)を登録する際、選択肢が「選択型データ項目の上限」に引っかかる場合、エラーとなるように対応
- 選択肢数が、15万件より多い場合
- 選択肢ID / 表示ラベルが、1000文字より長い場合
- [予告] 選択型データ項目のサブタイプが「ラジオボタン / セレクトボックス / チェックボックス」の場合、タスク処理画面にて表示件数に上限を設けます
- 選択肢数 1000 を超える分は、表示しないようにします
- 選択肢数が 1000 を超える場合は、「検索セレクト」を利用してください
- 選択肢の定義を、HTTP経由、または選択肢マスタ(XML)で行なっている場合に、注意が必要です
変数
- 変数名にて、アンダーバー(_)以外の記号を使用禁止とする
- 使用されている場合、エラーとなります。変更してください。
- 変数名に使用可能な文字:半角英数字、半角スペース、アンダーバー(_)、ASCII 以外の文字(日本語文字)
- 変数にて、「applicationRoot」など、システム変数と同じ名称を使用禁止とする
- 次の上限を設定し、入力チェックを強化
- 変数名 / プロファイル名:64 文字
- 変数の値:1000 文字
- 変数の数 x プロファイルの数:150
- 変数を埋め込む際の書式を「${var[変数名]}」に統一
- 「${var.変数名}」や「${var[‘変数名’]}」でも動作していたが、今後は動作しないようになります
◆ システム管理者向け機能の変更
- 次の不具合を修正
◆ システムエンジニア向け機能の変更
- なし
◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更
- Java の実行環境を、Java 8 から Java 11 に変更
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
2019年対応予定
- 「メッセージ送信中間イベント(HTTP/メール)」にて、変数「${var[key]}」を廃止します(予定:Ver. 11.11.0 / 2019年7-9月)
- 呼び出し先の[メッセージ開始/受信中間イベント(HTTP)]にて key を自由に設定できるようになりました。セキュリティ等を考慮の上、適切な key を設定してください。
- key パラメータを送信の際は、${var[key]} を使用せず、イベントごとに設定した固定値を指定するようにしてください
- 「${var[key]}」を利用しているアプリは警告表示されるようになっております。廃止されるまでは現在の設定でも動作しますが、アプリをバージョンアップする際は、「${var[key]}」を利用しないように変更いただく必要があります。
- 「メッセージ開始イベント(HTTP/フォーム)」「メッセージ受信中間イベント(HTTP)」にて、processModelInfoId / nodeNumber、および key(「フォーム」のみ)をリクエストパラメータに含む形式の URL を廃止します(2019年7月以降)
- 廃止される形式
- /System/Event/MessageStart/start?processModelInfoId=123&nodeNumber=0
- /System/Event/IntermediateMessage/receive?processModelInfoId=123&nodeNumber=4
- /System/Event/MessageStartForm/view?processModelInfoId=123&nodeNumber=1&key=XXXYYYZZZ
- 新しい形式(Ver. 11.4 以降)
- /System/Event/MessageStart/123/0/start
- /System/Event/IntermediateMessage/123/4/receive
- /System/Event/MessageStartForm/123/1/XXXYYYZZZ/view
- 廃止される形式
- 「スクリプトタスク」「サービスタスク(Add-on)」にて、次の形式のデータ参照/更新方法を廃止します(2019年7月以降)
- 参照:data.get(“1”)、更新:retVal.put(“1”, “hogehoge”)
- engine.findDataByNumber(1)、engine.setDataByNumber(1, “hogehoge”) など、新しい形式(Ver. 11.4 以降)への変更をお願いします(M230)
- 「全てのプロセス履歴を検索する」「タスク処理履歴を検索する」API にて、プロセスデータ項目を検索結果に含めるには、表示項目として明示的に指定するように変更します(2019年7月以降)
- –現在は、検索条件として指定されたプロセスデータ項目は自動的に検索結果にも含まれています
- –仕様変更後は、 要素が指定されているプロセスデータ項目のみが検索結果に含まれるようになります
- 3年程度以上前に作成されたアプリアーカイブをサポート対象外とします(2019年7月以降)
- 2019年時点では2016年以降が、2020年時点では2017以降がサポート対象となります(常に過去3年がサポート対象)
- サポート対象外のアプリアーカイブはインポートできません
- [メッセージ送信中間イベント(HTTP)]のセキュリティ設定にて OAuth2 を指定する際、「変数」が利用できなくなります(2019年7月以降)
- Ver. 11.9 以降、「変数」が利用されている場合、設定エラーとなりますので、変更をお願いします
- 「サービスタスク(Google ドライブ:ファイルアップロード)」にて、アップロード先のフォルダについて、フォルダパスでの指定を将来バージョンにて廃止します(2019年7月以降)
- 「サービスタスク(Google ドライブ:フォルダ作成)」でフォルダを作成した後、ファイルアップロードを行うことで同様の対応が可能です
- 選択型データ項目のサブタイプが「ラジオボタン / セレクトボックス / チェックボックス」の場合、タスク処理画面にて表示件数に上限を設けます(2019年7月以降)
- 選択肢数 1000 を超える分は、表示しないようにします
- 選択肢数が 1000 を超える場合は、「検索セレクト」を利用してください
- 選択肢の定義を、HTTP経由、または選択肢マスタ(XML)で行なっている場合に、注意が必要です
お知らせ
- 無料ハンズオンセミナーの開催情報
- 3月27日(水) 京都開催:業務プロセス設計 ビギナー編
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