
業務システム間のデータ受け渡しでは、CSV(Comma-Separated Values)形式が広く使われています。
Questetra では、サービスタスク [CSV データ更新] を利用することで、特定行/列を抽出するなど CSV データの内容をワークフロー内で自動的に加工・変換できます。
[CSV データ更新]の利用方法について、4つの記事に分けて紹介します。
- [CSV データ更新]でデータ加工を自動化する
- [CSV データ更新]で様々なデータの入出力に対応する
- [CSV データ更新]でデータ集計を自動化する
- [CSV データ更新]で選択肢マスタを構成する(近日公開予定)
1. [CSV データ更新]工程とは
1-1. 工程の概要
[CSV データ更新]は、以下のような特徴を持った(ビルイン)自動処理工程です。Advanced / Professional でご契約のワークフロー基盤で利用できます。
文字型(複数行)に保存された CSV データが、内部でリレーショナルデータベースのテーブルとして読み込まれます。利用者は、このテーブルに対して SQL を記述します。

1-2. CSV 加工を自動化するメリット
CSV データ更新を使うことで、次のような効果が得られます。
- CSV 編集の手作業を削減できる
- 毎回同じルールで安定した加工処理を実行できる
- ワークフロー内で CSV 処理が完結する
特に「定型的な CSV の加工」を繰り返している業務では、効果を実感しやすい機能です。
2. 基本的な設定
2-1. 入力データ
- C1 読み込むデータ項目
- CSV データが保存されている文字型(複数行)を指定します
- クエリ内で使用するテーブル名を指定可能です(例:”リスト”)
- C2 を追加で指定する場合
- 2つめの CSV データを扱うときに指定します
2-2. クエリ
- テーブル名・カラム名の指定
ダブルクォート(“)で囲む必要があります。例:selec “日付”, “商品ID” from “売上” - 禁止語に注意
セキュリティ観点から使用を禁止されている言葉があります
2-3. 保存設定
- 別項目を指定すると、元データと結果を両方残す
- C1 と同じ項目を選択すると「上書き保存」
処理結果が同じ項目に上書きされるので、元データが不要な場合に便利です



3. クエリで CSV を加工する
以下のCSVデータを使って、よくある加工処理のサンプルを紹介します
id,name,status
1,山田,有効
2,佐藤,無効
3,鈴木,有効3-1. 行を絞り込む
条件に合致した行だけを含む CSV を生成します。
クエリ例
SELECT *
FROM "リスト"
WHERE "status" = '有効'
3-2. 列を選択する
指定した列だけを含む CSV を生成します。
クエリ例
SELECT "id","name"
FROM "リスト"
3-3. 列の順序を変更する
出力される CSV の列順を制御します。
クエリ例
SELECT "name","id","status"
FROM "リスト"
4. まとめ
Questetra の「CSV データ更新」は、
- CSV を読み込み
- テーブルとして扱い
- SQL で加工し
- CSV として出力する
という流れで、CSV データ加工を自動化できるサービスタスクです。CSV を人手で編集する作業を減らし、業務フローの中に CSV 処理を組み込むことで、より効率的でミスの少ない運用が可能になります。
