複数のケースをまとめて開始しよう

ワークフローを運用していると、似た内容のケースをいくつもまとめて開始したい場面があります。たとえば「営業部PC更新」を一課・二課・三課と部署ごとに起票したいとき。あるいは、開始したい内容が既にスプレッドシートに一覧としてまとまっているとき。これらを 1 件ずつ[新規開始]していくのは、少し手間ですね。

Questetra BPM Suite では、こうした複数のケースを手動でまとめて一括開始できます。この記事では、その方法と便利な使い方を紹介します。


1. 複数ケースを一括開始するには

まず、[新規開始] > 該当アプリの[詳細]を開いてみましょう。[ケースの開始]の下に[複数ケースの一括開始]ボタンがあります。これをクリックすると、一括開始の入力画面が開きます。


2. まとめて入力して開始する

一括開始の画面には、最初のヒューマンタスク(ケース開始後の最初の工程)で「編集可」に設定されているデータ項目が、列として並んだ表が表示されます。表は最初、1 行だけです。[+]ボタンで行を追加し、開始したいケースの数だけ、各行に値を入力していきましょう。入力できたら[複数ケースの一括開始]ボタンをクリックすると、行数分のケースが一斉に開始されます。

なお、表に列として並ぶのは、一括開始に対応したデータ型のデータ項目だけです。「文字 (単一行)」「数値」「選択 (ラジオ/セレクト/検索セレクト)」「日付」「日時」「ユーザ」「組織」が対象です。「文字 (複数行)」「選択 (チェックボックス)」「ファイル」「掲示板」「テーブル」などは表示されないため、これらに値を設定したい場合は、ケースを開始したあとの工程で入力してください。

また、「数値」でも自動計算(集計)が設定された項目は、ユーザーが入力するものではないため表には並びません(開始後の工程でも入力できず、自動で計算されます)。

入力するデータ項目が多いときや、開始したい内容が既にスプレッドシートにまとまっているときは、[インポート]が便利です。専用のテンプレートに各ケースの値を書き込んで読み込めば、表への入力をまとめて済ませられます。

※ 読み込めるのは、タブ区切り・UTF-16 形式のテキストファイルです。インポート画面の[現アプリの設定で TSV エクスポート]でテンプレートを入手し、それを編集して読み込むと確実です。


3. 開始したケースを続けて処理する

一括開始で行われるのは、「ケースを開始し、入力した値を先頭のヒューマンタスクで保存する」ところまでです。先頭タスクはまだ処理完了されておらず、担当者が続けて処理できる状態で残ります。

処理完了まで一気に進めないのは、入力した値を最終確認できるようにするためです。あわせて、一括開始では入力できないデータ項目(「文字 (複数行)」やファイルなど)があれば、このタイミングで補えます。内容を確認し、必要に応じて修正・追記してから、各タスクを処理完了していきましょう。

複数のタスクを続けて処理したいときは、一括開始の完了画面に表示される[タスクを連続して処理]ボタンが便利です。マイタスクから 1 件ずつ開くよりも手早く、次々と処理を進められます。

同じ内容のケースを何件も立ち上げるときは、1 件ずつ開始するよりも一括開始のほうが手早く、入力漏れも防げます。ぜひ活用してみてください。

なお、選択肢の数や組織の数だけケースを自動で開始したい場合は、タイマー開始イベントを使う方法もあります(Advanced エディション以上)。詳しくは「複数のケースを自動開始する(4種のタイマーの使い分け)」をご覧ください。

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