リリース概要
リリース日
- SaaS Edition : 2016年9月5日 (月)
- Download Edition : なし
注意すべき変更点
- [メッセージ受信中間イベント (HTTP)]と「タスク処理の API (/API/PE/Workitem/Form/save)」にて、選択型(チェックボックス)データ項目 / ファイル型データ項目に関連する動作の仕様を変更します
- 編集許可設定が「編集可」で、対応するパラメータが送られなかった場合、選択型(チェックボックス) / ファイル型の値がそのまま現状維持されるように変更します
- 現在の仕様では、値がクリアされる動作となります
- 他のデータ型では、パラメータを送らない場合、値を現状維持する動きになっておりますので、仕様を統一します
- 「パラメータを送らない場合は、値を現状維持」「パラメータの値を空文字列にして送った場合は、値をクリア」する方向で統一します
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定を記載しておりますので、ご確認下さい。
Version 11.1 の詳細
◆ 一般従業員
ワークフロー
- タスク処理画面やプロセス詳細画面にて、テーブル型データ項目を別ウィンドウで表示できるように対応
- タスクの強制割当や移譲が行われた際、メールに加え、システム内の通知(右上の数字アイコン)でもお知らせされるように対応
- 次の不具合を修正
- プロセスの[新規開始]でカテゴリを絞り込んだ後、先頭タスクの処理を完了すると、絞り込んだカテゴリが無効となっている
- スマホ向けタスク処理画面にて、日付型データ項目で[Now]ボタンを押すと、ユーザのタイムゾーン設定に従って入力される
- 日付型データはシステムタイムゾーン設定に従って動作するので、システムタイムゾーンに従って入力されるように修正
オープンチャット/ダッシュボード/アカウント設定
- オープンチャットにて、新着メッセージを20件ごとに取得するように変更
- オープンチャットにて、投稿に添付できるリンク(URL)の文字数に上限を設定(250文字)
- オープンチャットにて、ひとつの投稿に添付できるファイル・リンク・スタンプの数に上限を設定(合計10件)
- 次の不具合を修正
- スマホ向けオープンチャット画面にて、添付されているファイルをダウンロードできない
◆ 管理職 (ワークフロー管理者)
- なし
◆ ワークフロー設計者
- [メッセージ受信中間イベント (HTTP)]と「タスク処理の API (/API/PE/Workitem/Form/save)」にて、選択型(チェックボックス)データ項目 / ファイル型データ項目に関する動作を変更
- 編集許可設定が「編集可」で、対応するパラメータが送られなかった場合、選択型(チェックボックス) / ファイル型の値がそのまま現状維持されるように変更
- これまでの仕様では、値がクリアされる動作となる
- [メッセージ開始イベント(HTTP)]にて、URLに一部パラメータを含めるように変更
- Questetra からの[通知メール]の文面にプロセスデータを含めないように設定できるよう対応
- プロセスモデルごとに[プロパティの編集]にて設定
- 全てのバージョン、全てのヒューマンタスクが対象となる
- プロセスモデラー(プロセスモデル編集画面)のプロセス図描画にて、カーソルアイコンやアイテムフォーカス時の色を変更
- プロセスモデラー(プロセスモデル編集画面)のプロセスデータ設定画面のレイアウトを改良
- 左右の画面サイズを調整できるように対応
- [追加]インタフェースを左側に移動
- 次の不具合を修正
- プロセスモデル設定の「変数」設定にて、「$」や「\」などの文字を利用している場合、そのプロセスモデルのアーカイブをインポートできない
- [高度なレイアウト]が利用されている際、日付・日時型データが「編集可」にもかかわらず、対応するデータ項目がレイアウトに挿し込まれていない(div 要素がない)場合、タスク処理を完了することができない
- プロセスモデラーにて、「メモ」が文字数制限(256文字)を超えている場合、エラーメッセージの内容から「メモ」にエラーがあることがわからない(言語設定が日本語以外)
- [メッセージ送信中間イベント (HTTP)]の送信パラメータ設定画面にて、補足説明に誤りがある
- [デバッグ実行]時のエラー通知メールにて、バージョン表記が「-2」となっている
- 「D」となるように修正
- [プロセスモデルファイル]をアップロードする際、既存ファイルを上書きすると、合計サイズが 100MB 未満にもかかわらず、サイズ超過エラーとなる場合がある
- [Windows Edge] プロセスモデル編集画面で、日本語入力の挙動が他のブラウザと異なる
- [Windows版 Chrome] プロセスモデル編集画面で、日本語がきれいに表示されない
データ編集許可設定
- [全工程のデータ編集許可設定]機能を刷新
- メニュー名を[データ編集許可]に変更
- 特定のタスク・イベント、特定のデータ項目を指定して、設定変更や一括設定ができるように対応
- CSV(TSV)ファイルのインポートによる一括設定ができるように対応
- 既存設定を CSV(TSV)ファイルでエクスポートできるように対応
- これまでのユーザインタフェースによる設定機能は廃止
選択型プロセスデータ項目
- 「検索セレクト」でも、他の選択型データ項目と親子関係を設定できるように対応
- 「検索セレクト」にて、検索文字列に何も入力されていない(文字数:0)場合でも検索できるように対応
- 「検索セレクト」にて、検索結果に表示される選択肢の数に上限を設定(上限:100)
- 検索候補が 100 以上の場合、候補を絞り込むための文字列の入力を促す
- [(共有)プロセスモデルファイル]にて、選択肢マスタ(XML)の中身を確認する際も表示上限を100件とする
- 全てを確認する際は、XMLファイルをダウンロードして確認
- 次の不具合を修正
- 選択肢マスタを登録する際、ファイル名に「[」などの記号を利用すると、選択肢が表示されない
- 問題が発生する文字: “%<>[\]^`{|}
- 選択肢マスタを登録する際、ファイル名に「[」などの記号を利用すると、選択肢が表示されない
メッセージ開始イベント (メール)
- メール受信サーバにて、メモリ不足エラーとなった場合に、エラー通知メールが送付されるように対応
- 添付ファイルの MIME タイプが規約違反である一部のメールを受信できるように対応
- 次の不具合を修正
- 添付ファイルが取り込まれずに、プロセスが開始される場合がある
- 添付ファイルを正常に処理できなかった場合は、プロセスを開始しないように修正
- 添付ファイルが取り込まれずに、プロセスが開始される場合がある
メッセージ送信中間イベント (メール)
- メールの標題(subject)・本文(body)が空でもメール送信できるように変更
- メール送信先(To/Cc/Bcc)の数に上限を設定(To/Cc/Bcc 合わせて 100 まで)
- 文字型データなどで送信先を指定している場合は、入力されている個々のメールアドレスがカウントの対象
メッセージ送信中間イベント (HTTP)
- HTTP Method にて、「application/json」形式の HTTPリクエスト(POST / PUT / PATCH)が設定されている場合、エラーとなるように対応
- Version 11.2 にて廃止予定の機能です
- 「リクエストボディを指定」する形式に変更し、別途「リクエストボディ」を指定してください。
- アクセスURLやカスタム HTTP ヘッダなどで、次の制限値を設定
- アクセスURL: 実行時 10000文字
- カスタム HTTP ヘッダ: HTTPヘッダに変換された形式で 1000 文字まで。かつ、全部で 10 個まで。
- Basic 認証: ユーザ名・パスワードを合わせて 500 文字
スクリプトタスク/サービスタスク (Add-on)
- スクリプトタスクにて、次の仕様変更・機能追加に対応
- 処理制限時間(タイムアウト時間)を5秒から30秒に延長
- オープンチャットにメッセージを投稿できるように対応
- HTTP リクエストを送信できるように対応
- ひとつのスクリプトタスクで送信可能な HTTP リクエストは 10 まで
- メールを送信できるように対応
- 宛先の数 (100) や添付ファイルサイズ (5MB) など、[メッセージ送信中間イベント(メール)]と同じ制限がかかる
- ひとつのスクリプトタスクで実行可能な送信処理は 10 まで
- ファイル型データに添付されているファイルのメタデータを取得できるように対応
- ファイル名、Content-Type、ファイルサイズ(単位: byte)を取得できる
- ユーザの「主として属する組織」を取得できるように対応
- [サービスタスク (Add-on)]を追加
- 定義ファイル(XML)をアップロードすることで、自動工程(サービスタスク)の機能追加が可能
- スクリプトタスクの処理内容(コード)をもとに定義ファイル(XML)を作成できる
- ひとつのプロセスモデルで追加できる定義ファイル(XML)は 10 まで
◆ システム管理者
- メールアドレスと同じ、パスワードの使用を禁止する
- すでに設定されているパスワードはチェックされません。変更するようにご案内ください。
- [システム概要]にて、ファイルリポジトリ利用量の推移グラフの縦軸の単位を GB 固定に変更
- ログインやAPIアクセス時の処理の高速化
- 次の不具合を修正
- [デバッグ実行]のプロセスが自動削除されたとき、プロセスログに記録されない
- (設定ファイル(qbpms.config)にて、「qbpms.smtp.host」が設定されていない(設定が空)場合、メール送信処理を試みないように対応 [将来リリース予定の Download Edition にて有効])
◆ システムエンジニア
- ソフト開発API への アクセスにて OAuth 2.0 に対応
- グラント種別は「Authorization Code」のみに対応
- 「all」と「readonly」の2種類に対応。「readonly」の場合、データを更新する API にはアクセスできない。
- OAuth 1.0 でのアクセスは将来バージョンにて廃止予定(deprecated)
- グラント種別は「Authorization Code」のみに対応
◆ アプリケーション全般・システム基盤・利用環境
- Questetra から送信する HTTP 通信において、Keep-Alive 設定を無効にする
- スクリプト実行エンジン Rhino を 1.7R5 -> 1.7.7.1 にバージョンアップする
- Android のサポート対象を、「Google Chrome 最新バージョンをサポートするバージョン」に変更
- Version 11.1 リリース時点では、Kitkat (4.4) 以降のバージョン (4.4 / 5.0 / 6.0 / 7.0)
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
Version.11.2 予定
- [メッセージ送信中間イベント(HTTP)]にて、「application/json」形式の HTTPリクエスト(POST / PUT / PATCH)を廃止します
- Version 10.4 にて、任意の Content-Type / Body 部を指定して、HTTPリクエスト(POST / PUT / PATCH)ができるように対応しましたので、設定の変更をお願いします。
- [メッセージ送信中間イベント (HTTP)]にて、「件名」の値が空の場合、送信パラメータに含まれないように仕様を変更します
- 他のプロセスデータ項目の仕様と統一します
- Version 11.1 にて対応予定でしたが、Version 11.2 での対応に延期します
- 「メンバーシップ設定 API」にて、廃止予定の次の API を削除
- /API/UGA/Membership/listByQgroup(組織に所属するメンバ一覧を取得する)
- /API/UGA/Membership/listByQuser(メンバが所属する組織一覧を取得する)
- それぞれ、Ver. 10.1 で追加されている「/API/User/Membership/listByQgroup」「/API/User/Membership/listByQuser」をご利用ください
対応バージョン未定
- ソフト開発API への OAuth 1.0 でのアクセスを廃止します
- Version 11.1 にて、OAuth 2.0 に対応しましたので、OAuth 2.0 を利用して接続するよう、変更をお願いします。