リリース概要
リリース日
- SaaS Edition : 2016年11月28日 (月)
- Download Edition : なし
注意すべき変更点
- 【予告】次バージョン(Ver. 11.3)にて、Internet Explorer 8 以前の IE では、Questetra は全く動作しなくなります
- Internet Explorer 8 以前のバージョンは、既にサポート対象外です。利用環境に記載のバージョンをご利用ください。
- [メッセージ送信中間イベント(HTTP)]にて、「application/json」形式の HTTPリクエスト(POST / PUT / PATCH)を廃止します
- Version 10.4 にて、任意の Content-Type / Body 部を指定して、HTTPリクエスト(POST / PUT / PATCH)ができるように対応しましたので、設定の変更をお願いします。
- [メッセージ送信中間イベント (HTTP)]にて、「件名」の値が空の場合、送信パラメータに含まれないように仕様を変更します
- 他のプロセスデータ項目の仕様と統一します
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定を記載しておりますので、ご確認下さい。
Version 11.2 の詳細
◆ 一般従業員
ワークフロー
- [新規開始]などプロセスモデルを一覧表示する画面にて、ページング表示するように対応
- 「ワークフロー > 新規開始」「プロセスモデル設定 > プロセスモデル一覧」「システム設定 > プロセス権限のプロセスモデル一覧」が対象
- プロセスモデルを選択するコンボボックスにて、ページング表示するように対応
- [プロセス検索]などで「プロセスモデル」を選択する画面が対象
- プロセスモデルの一覧表示にて、名前の部分一致による絞り込みができるように対応
- プロセス検索・タスク検索にて、「プロセスモデル」や「開始ユーザ」などのプロセス・タスクに関する属性も、検索条件の「表示項目」設定で変更できるように対応
- 属性の表示設定も検索条件の保存対象になります(ただし、表示の際のカラム幅などは保存されません)
- 利用環境ごとに Cookie に表示項目を保存していた機能は利用できなくなります
- 次の不具合を修正
- [新規開始]などのプロセスモデル一覧にて、全てのプロセスモデルが表示されない場合がある
- 概要説明がある場合に、一覧の下の方のプロセスモデルの表示が欠けることがある
- [CSV ダウンロード]などに「タスク名」の表記が残っている
- Microsoft Edge でタスク処理画面を開くことができない
- Windows Update (KB3197356) にて解決済み
- マイタスクにて「ext-pe-allocatedfunction(s,o){var t」という意図しない Cookie が生成される
- [新規開始]などのプロセスモデル一覧にて、全てのプロセスモデルが表示されない場合がある
オープンチャット/ダッシュボード/アカウント設定
- 通知メールをはじめ、Questetra (SaaS) から送られるメールの From メールアドレス(デフォルト)に表示名を設定
- Questetra BPM Suite <no-reply@s.questetra.net>
◆ 管理職 (ワークフロー管理者)
- 次の不具合を修正
- 削除されたプロセスを[データ編集]しようとしたり、[保存]しようとすると、「システム内部でエラーが発生しました」と表示される
◆ ワークフロー設計者
- [複製してプロセスモデル新規作成]の際、[プロセス連番]の設定もコピーされるように対応
- プロセスモデルのエクスポート/インポートの際、[プロセス連番]の設定もコピーされるように対応
- 次の不具合を修正
- プロセス図の設定画面にて、通知設定を行っている[ヒューマンタスク]を異なる[スイムレーン]上に移動すると、次の事象が発生する場合がある
- [ヒューマンタスク]の通知設定が、設定通りに保存されない
- 移動元の[スイムレーン]を削除できない
- プロセス図の設定画面にて、通知設定を行っている[ヒューマンタスク]を異なる[スイムレーン]上に移動すると、次の事象が発生する場合がある
デバッグ実行
- [プロセスの開始]操作後の応答待ち時間に画面をロックするように対応
- プロセスモデルが未リリースの場合でも、デバッグ実行されたプロセスが[プロセス検索]などの検索対象になるように変更
- 対象のプロセスモデルが、検索条件「プロセスモデル」の一覧も表示されるように対応
選択型データ項目
- 子が「チェックボックス」の場合、他の選択型データ項目と親子関係を設定できるように対応
- 「チェックボックス」が親の場合は未対応
- 選択肢XML にて、同じ選択肢ID (value) が設定されている選択肢があった場合、先に合致したものが選択肢一覧に表示されるように変更
- 原則として、同じ value が複数存在することは認めていない
- 従来は、最後に合致したものが選択肢一覧に表示されていた
- 選択肢設定画面にて、URL に関する入力チェックを追加
- 次の不具合を修正
- 「選択肢マスタ」を更新・削除しても、古い選択肢が表示される場合がある
テーブル型データ項目
- テーブル項目(列)に指定できるデータ型に「日付型」を追加
- 同一行の数値演算で「2列の和積」および「1列と固定値の和積」に対応
- これまでの「項目×項目」に加えて、「項目×定数」「項目+項目」「項目+定数」ができるようになる
- 定数は負の数も設定可能。有効桁数以下は「切り捨て」
サービスタスク(データ設定)
- ひとつの工程で、複数のデータ項目の値を変更できるように対応
- 複数の演算が同時並行で評価される
- ひとつでもエラーとなれば、全ての値は変更されない
メッセージ送信中間イベント (メール)
- To/Cc/Bcc/From に、name-addr 形式にてメールアドレスを設定できるように対応
- name については、MIME エンコードする必要はない
- プロセス開始ユーザ/組織、ユーザ型/組織型/選択型データが To/Cc/Bcc/From に埋め込まれる際、name-addr 形式で埋め込まれるように対応
メッセージ送信中間イベント (HTTP)
- 「application/json」形式の HTTPリクエスト(POST / PUT / PATCH)を廃止
- v11.2 リリース後、変更されていない設定は、「POST multipart/form-data」での送信として扱われます
- カスタム HTTP ヘッダにて、「Dropbox-API-Arg」を許可リストに追加
- 次の不具合を修正
- 件名の値が空の場合に、指定した送信パラメータが送られる場合と送られない場合がある
- 空の場合は、送信パラメータが送られないように修正
- 件名の値が空の場合に、指定した送信パラメータが送られる場合と送られない場合がある
メッセージ受信中間イベント (HTTP)
- URL に processModelInfoId パラメータを含めるように対応
- 従来の形式(processModelInfoId を含まないもの)も利用可能だが、processModelInfoId が含まれている形式を推奨
- processModelInfoId と processInstanceId が不整合の場合は、エラー
- [メッセージ受信中間イベント (HTTP)][メッセージ開始イベント (HTTP)]のエラー通知メールに、他のイベントのエラー通知メールと同様、イベントに関する情報を含めるように対応
スクリプトタスク/サービスタスク (Add-on)
- [スクリプトタスク]にて、ファイル型データ項目を更新(保存)できるように対応
- プロセス図設定画面のパレットにおける「サービスタスク (Add-on)」の表示を変更
- [タスク]アイコンの一覧で、2行目に表示されるように対応
- 工程アイコン右下のアドオンのアイコンも表示されるように対応
- 次の不具合を修正
- HTTP 通信のレスポンスオブジェクトで、getCharset() を実行すると NullPointerException が発生する場合がある
- Content-Type ヘッダはあるが、charset の指定がない場合
- サービスタスクの定義ファイルを登録・削除する際、システムエラーが発生する場合がある
- サービスタスクの定義ファイルの名称にスペースなどが入っていると右下のアイコンが表示されない
- サービスタスクの定義ファイルの名称に日本語を利用している場合、定義ファイル名がURLエンコードされて表示される
- HTTP 通信のレスポンスオブジェクトで、getCharset() を実行すると NullPointerException が発生する場合がある
◆ システム管理者
- なし
◆ システムエンジニア
OAuth2 (外部アプリケーションから Questetra の API にアクセスする場合)
- 認可画面にて、クライアントIDではなくクライアント名を表示するように対応
- OAuth2 クライアントの設定にて、「リダイレクト URL」を必須とするように変更
- 次の不具合を修正
- トークンエンドポイントへのアクセスで存在しない client_id を指定すると 500 エラーとなる
- OAuth2 クライアント一覧表示で同じ名前のクライアントの表示順が一定とならない
- OAuth2 クライアント詳細表示でリダイレクトURLの表示順が記述通りにならない
API
- 「新規開始できるプロセスモデル一覧を取得する(/API/PE/ProcessModel/listStartable)」API を追加
- 「先頭タスク一覧を取得する(/API/PE/ProcessModel/list)」は、廃止予定(deprecated)
- プロセス/タスク検索の API にて、プロセスデータ項目に関する検索条件のバリデーションを強化
- 例えば、data-definition-number がない場合、400 エラーとなる
- 「キャッシュされている選択肢情報を取得する(/API/Admin/ItemCache/list)」にて、レスポンスに選択肢を含めないように対応
- 「キャッシュされている選択肢情報を確認する(/API/Admin/ItemCache/view)」API を追加(選択肢の最大取得件数:100件)
- プロセスの「件名」が空の場合の場合の内部データを null に統一する
- 次の不具合を修正
- プロセス/タスク検索の API にて、未リリースのプロセスモデルを指定して検索すると、500 エラーとなる
- [Download Edition] API のレスポンスにて、401 や 403 エラーが返るべきところで、404 エラーが返ることがある
◆ アプリケーション全般・システム基盤・利用環境
- PostgreSQL を 9.2 から 9.5 にバージョンアップ
- jQuery を 1.11.3 から 1.12.4 にバージョンアップ
- jQuery UI を 1.11.4 から 1.12.1 にバージョンアップ
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
Version.11.3 予定
- 「メンバーシップ設定 API」にて、廃止予定の次の API を削除
- /API/UGA/Membership/listByQgroup(組織に所属するメンバ一覧を取得する)
- /API/UGA/Membership/listByQuser(メンバが所属する組織一覧を取得する)
- それぞれ、Ver. 10.1 で追加されている「/API/User/Membership/listByQgroup」「/API/User/Membership/listByQuser」をご利用ください
- Version 11.2 にて削除予定でしたが、Version 11.3 に延期します
- Internet Explorer 8 以前の Internet Explorer では、Questetra を利用できなくなります(動作しなくなります)
- Internet Explorer 8 以前のバージョンは、既にサポート対象外です。利用環境に記載のバージョンをご利用ください。
対応バージョン未定
- ソフト開発API への OAuth 1.0 でのアクセスを廃止します
- Version 11.1 にて、OAuth 2.0 に対応しましたので、OAuth 2.0 を利用して接続するよう、変更をお願いします。