リリース概要

リリース日

注意すべき変更点

  • Flash 版のアプリ編集機能が廃止され、HTML5 版に完全移行されます
  • 「メッセージ開始イベント(HTTP)」「メッセージ受信中間イベント(HTTP)」にて、リクエストパラメータ形式の URL が廃止されます
  • ★「メッセージ開始イベント(フォーム)」にて、リクエストパラメータ形式の URL は、パスパラメータ形式の URL へリダイレクトされます
  • プロセス検索結果を CSV 形式で取得する API ( /API/OR/ProcessInstance/listCsv) にて、出力項目に「トークンがあるノード名」が追加されます
  • ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定が記載されておりますので、ご確認下さい。

Version 12.0.0 の詳細

(★印:2020年5月7日追記)

◆ 全利用者向け機能の変更

ワークフロー

  • タスク検索にて、チームタスクの工程/処理担当者が指定された場合、指定されたユーザのタスク処理の状態に応じて、検索されるように対応
    • タスク全体は「処理中」だが、あるユーザは「処理完了」しているチームタスクにて、「処理担当者」に指定されたユーザによって検索結果が異なる
  • プロセス検索結果をダウンロードする際、出力対象の項目に「トークンの現在地」(トークンのあるノード名)を追加
  • プロセス詳細画面などのワークフロー図にて、スイムレーンの右端にも名称ラベルが表示されるように対応
  • 次の不具合に対応

アカウント設定

  • 次の不具合に対応
    • [ユーザアイコンを Google からインポート]する際、アイコンに変更がない場合、システムエラーとなる

◆ ワークフロー設計者向け機能の変更

  • Flash 版のアプリ編集機能を廃止
  • 「メッセージ開始イベント(HTTP)」「メッセージ受信中間イベント(HTTP)」にて、processModelInfoId / nodeNumber をリクエストパラメータに含む形式の URL を廃止
    • 廃止される形式(リクエストパラメータ形式)
      • /System/Event/MessageStart/start?processModelInfoId=123&nodeNumber=0
      • /System/Event/IntermediateMessage/receive?processModelInfoId=123&nodeNumber=4
    • 新しい形式(パスパラメータ形式)
      • /System/Event/MessageStart/123/0/start
      • /System/Event/IntermediateMessage/123/4/receive
    • 廃止予定の形式の API リクエストが検知された利用者(ビジネスプラン)へは、個別に対応依頼の案内を送付しております
  • ★「メッセージ開始イベント(フォーム)」にて、processModelInfoId / nodeNumber / key をリクエストパラメータに含む形式の URL をパスパラメータ形式の URL にリダイレクト
    • リダイレクト元
      • /System/Event/MessageStartForm/view?processModelInfoId=123&nodeNumber=1&key=XXXYYYZZZ
    • リダイレクト先
      • /System/Event/MessageStartForm/123/1/XXXYYYZZZ/view
  • 次の不具合に対応
    • ワークフローアプリを複製できない場合がある
    • ★設定画面で、データ項目やノードを選択する際、表示対象の項目名が「空白」や「半角スペース」の場合に、選択肢の表示が狭くなる

アーカイブインポート

  • Ver. 11.3 より以前のバージョンでエクスポートされたアプリアーカイブ(qar ファイル)はインポートされないように対応
  • [SaaS 以外] 未来のバージョンでエクスポートされたアプリアーカイブはインポートされないように対応

アプリのバージョン

  • 開発中バージョンを編集する際、自動保存(スナップショットを自動取得)されるように対応
    • スナップショットは、アプリ詳細画面のバージョン一覧に表示される
    • 最新バージョンと同様、スナップショットの設定内容に戻すことができる
    • 手動でのスナップショット取得はできない
  • 開発中バージョンを[リリース]する際、同時編集により設定内容が変更されていないかをチェックするように対応
  • アプリ詳細画面にて、バージョン一覧の表示やボタンを変更
    • リリースと最終編集の日時とユーザをそれぞれ1列に表示するよう対応
    • バージョンごとの操作ボタン(同じ内容に戻す/エクスポート/複製/デバッグ実行)を一覧内に表示するように対応
    • 詳細ボタンが押されたとき、別ウィンドウにてアプリ設定画面が表示されるように対応
  • 開発バージョンを編集する際、バージョンメモも編集できるように対応
    • これまではリリース時にのみメモを残すことができたのを、開発途中から編集できるように
    • メモの内容は、リリース時に確定

アプリ設定のバリデーション

  • バリデーション(内容の妥当性チェック)を改良し、アプリ編集の操作パフォーマンスを向上
  • アプリ設定内容を最新バージョン/スナップショットのバージョンに戻す際、最終編集日時/ユーザを空にするように対応

ワークフロー図

  • 次の標準アイテムを追加
    • コンバータ(テキストファイル to 文字型データ)
    • 同じワークフロー基盤上の「メッセージ開始イベント(HTTP)」にリクエストを送信するサービスタスク
      • 「メッセージ開始イベント(HTTP)」を含むワークフローアプリがリリースされると、自動的にパレットに追加される
      • アクセスURLやパラメータ名等を指定せず、送信するデータの値を指定するだけで利用できる
  • モデリング要素(ノード)を複製できるように対応
  • 次の不具合を修正
    • フローの座標計算に失敗し、ワークフロー図が表示されない場合がある

メッセージ送信中間イベント(HTTP)

  • リクエストボディにファイル型データ項目を指定する際、Content-Type を指定できるように対応
  • イベント実行時、送信するファイルの読み込みに失敗した際、イベントを処理失敗とするように対応

スクリプトタスク

  • プロセス開始ユーザの QuserView オブジェクトを取得できるように対応
    • com.questetra.bpms.core.event.scripttask.ProcessInstanceView に getProcessInstanceInitQuser() を追加
  • テーブル型データ項目の入力を XML 文字列に変換できるように対応
    • com.questetra.bpms.core.model.formdata.ListArray に toXmlString() を追加
  • Authorization Bearer ヘッダに関する制限を緩和
    • ヘッダ長の制限を撤廃(「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」と同じ)
    • OAuth2 設定にて、保存可能なリフレッシュトークンの長さも緩和(1000 -> 3000)

分岐

締め切り

  • 「受信タスク(フォーム)」の締め切り設定などで、参照を挿入する際(EL 式の入力ヘルパ)、「プロセス開始日時の1日後」などの選択肢を追加

サービスタスク(Add-on)

  • サービスタスク定義の XML にて、設定項目のオブジェクトを直接取得できるように対応
    • form-type=”QUSER” の設定項目について、QuserView オブジェクトを取得
    • form-type=”SELECT” の設定項目について、ProcessDataDefinitionView オブジェクトを取得
  • データ項目の取得/更新にて、ProcessDataDefinitionView を引数に取るメソッドを追加
  • form-type=”SELECT” の設定項目で、データ項目の選択、またはテキストフィールドへの入力ができるフィールドを定義できるように対応
    • editable=”true” を指定
    • configs.getObject("conf_select") の返り値は、
      • データ項目を選択している場合:ProcessDataDefinitionView
      • テキストフィールドへの入力の場合:null
        • configs.get("conf_select") がテキストフィールドへの入力文字列を返す
//form-type="QUSER"
const quser = configs.getObject("conf_quser");

// const quserId = Number(configs.get("conf_quser"));
// const quser = quserDao.findById(quserId);

//form-type="SELECT"
const def = configs.getObject("conf_select");

// const defNum = configs.get("conf_select");
// const def = engine.findDataDefinitionByNumber(defNum);

//データ項目の取得/更新
const value = engine.findData(def);
engine.setData(def, value);

データ項目

  • 数値型データ項目の演算式の設定で、「フィールド名」を利用できるように対応
  • 数値型データ項目の演算式で参照を挿入する際(EL 式の入力ヘルパ)、数値型データ項目を選択できるように対応
  • データ項目の設定で、EL 式の入力ヘルパ(参照を挿入…)を改良
  • データ項目ごとに、「編集の可否」をワークフロー図上で変更できるように対応
  • 設定変更操作ののち、処理完了メッセージを表示するよう対応
  • 次の不具合を修正
    • 選択型データ項目で「依存する親データ項目」を指定する際、自データ項目を選択できる場合がある
    • 「件名」の初期値設定で参照を挿入する際(EL 式の入力ヘルパ)、「件名」が選択肢に含まれている

◆ システム管理者向け機能の変更

  • 各メニューにて、ヘルプページへのリンクを追加
  • ★アプリ共有アドオンにて、ボタン配置を横一列に並ぶように変更

◆ システムエンジニア向け機能の変更

  • プロセス検索結果を CSV 形式で取得する API ( /API/OR/ProcessInstance/listCsv) にて、出力項目に「トークンがあるノード名」を追加
    • トークン位置に応じた自動化処理などが実現できるようになる
    • API で取得したデータ(CSV)のカラム順に依存したデータ処理を行っている場合、変更対応が必要となる可能性がある
  • タスク処理 API にて、エラーメッセージを改良
    • 立場が定まっている場合に qgroupId を指定して API リクエストを送信した場合のエラーメッセージ
  • ★タスク検索 API にて、レスポンスの Workitem オブジェクトに、既読/未読フラグを追加

◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更

  • jQuery を 3.3.1 から 3.4.1 にバージョンアップ


仕様などの変更予定

将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。

2020年7月対応予定

  • 「全てのプロセス履歴を検索する」「タスク処理履歴を検索する」API にて、プロセスデータ項目を検索結果に含めるには、表示項目として明示的に指定するように変更されます
    • 現在は、検索条件として指定されたプロセスデータ項目は自動的に検索結果にも含まれています
    • 仕様変更後は、 要素が指定されているプロセスデータ項目のみが検索結果に含まれるようになります

2021年1月対応予定

  • 「スクリプトタスク」「サービスタスク(Add-on)」にて、次の形式のデータ参照/更新方法が廃止されます
    • 参照:data.get(“1”)、更新:retVal.put(“1”, “hogehoge”)
    • engine.findDataByNumber(1)、engine.setDataByNumber(1, “hogehoge”) など、新しい形式(Ver. 11.4 以降)への変更をお願いします(M230)

「Ver. 12.0 モデリング機能、Flash から HTML5 へ完全移行 (2020年5月11日)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 2020-05-11 00:00 (JST) 計画停止、バージョンアップ – Questetra Support

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