サービスタスク(子プロセス開始)

同一ワークフロー基盤上の[メッセージ開始イベント(HTTP)]に HTTP リクエストを送信する自動処理工程です。送信データを設定するだけで、簡単にアプリ間接続を実現できます。また、HTTP リクエストによって起動された子プロセスの完了を待って、子プロセスからデータを取得できます。[メッセージ開始イベント(HTTP)]を含むワークフローアプリがリリースされると、対応する[サービスタスク]が自動生成されます。

Configs: Common
  • 工程名
  • メモ
  • bug_report この工程のみデバッグ
  • 処理失敗時に、トークンをエラー境界イベントに移動
Configs:子プロセスに渡す値
  • 受信側イベントに設定された項目に送信するデータを指定
    • 受信側開始イベントの設定にて[編集可]に設定されているデータ項目
    • 件名/文字型データ項目は、文字入力やEL式を利用して指定
    • 文字型以外のデータ項目は、受信側と同じ型のデータ項目を選択指定
Configs:子プロセスから受け取る値
  • P1: 開始したプロセスの ID を保存するデータ項目
    • (文字型単一行のデータ項目)
  • P2: 子プロセスの終了を待つ
    • 受信側イベントの[親プロセスからのデータ可視性]にて許可されている項目の値を保存するデータ項目を指定
    • 受信側と同じ型のデータ項目を選択指定

Capture

Notes

  • [メッセージ開始イベント(HTTP)]が配置されたワークフローアプリが[リリース]されると、その開始イベントを呼び出す[サービスタスク(子プロセス開始)]が自動的に生成され、利用できるようになります
  • 受信側の[メッセージ開始イベント(HTTP)]が削除されると、対応する送信側の[サービスタスク(子プロセス開始)]も自動的に削除されます
  • 送信側となる[サービスタスク(子プロセス開始)]の名称は、受信側イベントの「アプリID アプリ名 ノード番号: 工程名」となります
  • アプリ設計者は、[子プロセスに渡す値]タブにて子プロセスに送信されるデータ項目や値を送信側の[サービスタスク(子プロセス開始)]の設定で指定します
    • 受信側の[メッセージ開始イベント(HTTP)]で編集可に設定されているデータ項目のみが、送信側での設定の対象となります
    • 送信側の設定で、件名および文字型のデータ項目では文字入力やEL式も使用できます
    • HTTP リクエスト 送信データが受信側データ項目の必須設定や入力チェック内容を満たさない場合、プロセス起動に失敗します
      • 送信するデータ項目も受信側データ項目と同じ設定にしておくと無用なエラーを回避できます
  • [子プロセスから受け取る値]タブにて[P2: 子プロセスの終了を待つ]オプションをオンにすると、起動された子プロセスが終了するまで処理が滞留します
    • 子プロセスの終了を検知すると子プロセスにアクセスしてデータを取得し、指定のデータ項目に保存されます
    • 子プロセスアプリの[メッセージ開始イベント(HTTP)]のプロパティにある[親プロセスからのデータ可視性]にて許可されているデータのみが取得可能です
  • デバッグプロセスで[サービスタスク(子プロセス開始)]が実行されると、開始された子プロセスもデバッグプロセスとなります
    • (送信リクエストに “Questetra-Debug: true” ヘッダがつけられます)
  • ワークフロー基盤全体の起動数制限により自動開始されない可能性があります
  • 子プロセスを開始する際や、子プロセスからデータを取得する際の HTTP 通信の制限によりエラーとなる可能性があります

See also

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