第6章 様々な形式のデータを扱う

ワークフローアプリにデータ項目を追加しましょう。

ここでは、ワークフローアプリでよく使うデータ型、初期値や編集可否設定などのデータ項目の設定方法について解説します。

また、並べ替えや配置など入力フォームの設定についても説明します。

作成したアプリを複製して出張申請アプリを作成

データ項目の形式を学ぶ際の実践的な課題として、前章で作成したアプリを改造して実用的なものに近づけた出張申請アプリを作成します。では、前章で作ったアプリを複製して、それを修正しましょぅ。

  1. [アプリ設定]> 《前章で作ったワークフローアプリ》 > [複製してアプリを新規作成]の順にクリックして前章で作ったアプリを複製します
  2. 複製したアプリの詳細画面にて[プロパティの編集]をクリック
  3. [アプリ名]を「出張申請」など適当な名前に修正
  4. [編集]ボタンをクリックしてモデラを開きます

データ項目の追加

モデラが開いたら、データ項目から編集していきます。出張申請アプリとして適切な入力フォームを作っていきましょう。

データ項目タブを開いてください。既に[文字(複数行)]、[数値]、[日付(年月日)]はありますが、それに[日付(年月日)]( 2 つ目になります)、[ユーザ]を追加します。そして各項目の名前を次のように編集してください。フィールド名も編集してください。

データの種類項目名フィールド名
文字(複数行)詳細q_details
数値金額q_price
日付(年月日)開始日q_date_start
日付(年月日)終了日q_date_end
ユーザ申請者q_applicant
項目名やフィールド名はそれぞれのデータ項目の設定ダイアログで編集できます。
※フィールド名は、”q_” はじまりで、64 文字以下にしてください。アルファベット・数字・アンダーバーのみ、使用可能です。

このようになれば OK です。データ項目は「データ項目一括追加機能」からも追加できますが、ここではその説明は省略いたします。

データ項目の設定

次にデータ編集許可設定をします。5章でも説明しましたが、「申請」タスクでは「件名」データに書き込めるが、「確認」タスクでは表示しかできないといったように、各データ項目はそれぞれのヒューマンタスクに対して異なる編集可否を設定できるのでしたね。ワークフロー図タブを開き、「申請」と「確認」のヒューマンタスクの設定ダイアログから編集してください。

すべてのデータ項目について、「申請」タスクでは[編集可]、「確認」タスクでは[表示のみ] に設定してください。[適用して閉じる]ボタンで編集を終えましょう。

入力フォームのレイアウト設定

より見やすいように、フォームの見た目を変更していきます。試しに、データ項目タブの右上にある[フォームプレビュー]ボタンをクリックしてみてください。現在の設定で生成される入力フォームが表示されます。このままでも正しく動作はしますが、項目の順番を変えたり段組みの設定をしたりすれば、さらに使いやすいアプリになるでしょう。

まず項目の順番を変更します。データ項目タブの左側にある項目リストは、ドラッグ&ドロップで項目の順番を変えることができます。次のような順番に並び替えてください。

  • 件名
  • 金額
  • 開始日
  • 終了日
  • 申請者
  • 詳細

次に段組の設定をします。データ項目リストの右側に段組の設定ボタンがあります。

「開始日」と「終了日」の「段組」を 2 に設定してください。

このようになれば OK です。

初期値と入力値の設定

フォームに入力される値に関する設定を行います。各データ項目について以下のように設定を変更してください。

金額

出張申請ですから金額の入力は必須です。「金額」の設定ダイアログを開き、[必須]にチェックしてください。

また、出張費は負の数になりませんし、あまりにも高額な申請は出せないようにするべきです。[最小値]に 0 、[最大値]に 2000000 と入力しましょう。これで、申請できる出張費が 0 円から 200 万円に制限されました。

そのことをユーザに説明するために、説明のテキストボックスに「金額の上限は 200 万円です」などの但し書きを入れておくといいでしょう。

開始日/終了日

この 2 項目は必須にしておくだけで OK です。[必須]のチェックを入れておきましょう。

申請者

「申請者」の入力も必須なので、[必須]にチェックしてください。

そして多くの場合、出張申請を出すのは申請者本人だと考えられます。「申請者」の初期値を申請者本人にするには、[初期値]に「プロセス開始ユーザ」を設定してください。これで「プロセスを開始したユーザ=申請者スイムレーンの処理担当者」が、初期値として最初から入力されるようになります。

詳細

長い文章も記述しやすいように、フォームタイプは複数行を選択していることを確認してください。

また「詳細」も入力必須です。

そして、適当な[プレースホルダテキスト]を入力します。プレースホルダテキストとは、テキストボックスに何も入力されていないときに薄い色で表示されるテキストです。入力例などを設定することが多いので、例えば「京都-東京 24000 円」などと入力しておけばいいでしょう。

入力を始めると消えてしまうテキストなので、注意事項など重要なことは書かないようにしましょう。

フォームの確認

[フォームプレビュー]してこのような表示になっていれば、フォーム設定は完了です。

では[編集の終了]をしてモデラーを終了し、バージョン 3 をリリースして動作を確認しましょう。

アプリの動作確認

メニューバーの[ワークフロー]から[新規開始]ページを開いて、編集したアプリの新規プロセスを[開始 ]してください。いろいろな入力で[『申請』処理完了]ボタンを押してみましょう。設定はきちんと反映されているでしょうか?

  • 「件名」以外の全項目が入力必須になっていますか?
  • 「金額」に入力できるのは 0 ~ 2000000の数値だけになっていますか?
  • 「申請者」の検索テキストボックスの初期値は申請者本人になっていますか?
  • 「内容」のプレースホルダテキストは表示されていますか?

条件を満たさない項目がある状態で[処理完了]すると、該当部分に赤文字でエラーが表示されるはずです。そのように動作していれば、データ項目関係の設定は完了です!

chevron_forward第7章 状況に応じて処理を変える

chevron_backward第5章 複数のユーザが処理を行うアプリを作成する

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