リリース概要
リリース日
注意すべき変更点
- 「データ更新」にて、文字型データ項目を更新する際、データ定義番号を利用したデータ参照式が廃止されます
- プロセス/タスク検索にて、データ項目を検索結果一覧に表示させるためには、「表示項目」で明示的に指定するように変更されます
- これまでは、「フィルタ条件」で指定されたデータ項目は、常に検索結果の一覧に表示されていましたが、今後は「表示項目」で指定された項目のみが検索結果に表示されるようになります
- 「全てのプロセス履歴を検索する」「タスク処理履歴を検索する」API も同様
- 「スクリプトタスク」「サービスタスク(Add-on)」のスクリプトエンジンにて「Nashorn」が利用されている場合、アプリ設定エラーとなります
- 稼働中アプリの動作に影響はありません
- アプリの新バージョンをリリースする際は、エラーを修正してから[リリース]をお願いします
- 「Nashorn」は、2022年4月に廃止される予定です
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定が記載されておりますので、ご確認下さい
Version 13.3.0 の詳細
◆ 全利用者向け機能の変更
ワークフロー
- [新規開始]の一覧やプロセスログ/システムログなどで表示カラムを設定する際、全項目の一括追加/削除ができるように対応
- プロセス詳細画面やヒートマップで表示されるワークフロー図が、画面幅に応じてサイズ調整されるように対応
- 最小/最大サイズを超えてはサイズ調整されない
- 別ウィンドウ表示ではサイズ調整されない
- プロセス詳細画面にて、「管理者モード」にした後にページを再読み込みしても、「管理者モード」が保持されるように対応
プロセス/タスク一覧
- 一覧画面のデザインやインタフェース等を変更(JavaScript ライブラリを変更)
- 一覧表示で適用されているフィルタ条件を上部に Chips 表示するよう対応
- プロセス/タスク検索にて、データ項目を検索結果一覧に表示させるためには、「表示項目」で明示的に指定するように変更
- これまでは、フィルタ条件に指定されたデータ項目は、常に検索結果の一覧に表示されていました
- Ver. 13.3 からは、表示項目として明示的に指定された項目のみが検索結果に表示されるようになります
- プロセス/タスク検索を行う API も同様に振る舞います
- 保存されている検索条件は、これまでと同じ表示となるよう Ver. 13.3 へのアップグレード時に自動変換されます
- 検索条件で日付や日時を指定する際、相対的な日付を指定しやすいように対応
- EL式を利用した入力だけでなく、選択肢から選択して指定できるように
- タスク一覧にて、プロセス開始日時/終了日時でソートできるように対応
- タスク検索を行う API でもソートできるように対応
- [処理したタスク]一覧のソート順、タスク発生日時の降順から、処理完了日時の降順に変更
- 一覧やプロセス詳細にて、引き受け待ちやチームタスクの処理担当者(候補者)を表示する画面を[閉じる]ボタン以外でも、ウィンドウの外部をクリックして閉じるように対応
- 次の不具合を修正
- 一覧画面で、引き受け待ちの候補者やチームタスクの担当者など、複数人が候補になる処理担当者が表示されない
- タスク一覧にて、「処理担当者がいないことによるエラー終了」の場合、「状態」が空になっている
スマートフォン向け画面
- プロセス詳細画面でワークフロー図を表示するように対応
- 次の不具合を修正
- プロセス詳細画面にて、文字型/掲示板型データ項目内の URL がリンクになっていない
オープンチャット
- 次の不具合を修正
- 検索実行時、処理中を示すインジケータが解除されず画面操作ができなくなる場合がある
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
- アプリを[リリース]した後、アプリ一覧画面に戻っても、以前のフィルタ条件等が保持されるように対応
- 次の不具合を修正
- [アーカイブから新規作成]の確認画面で表示されるワークフロー図で、表示されずに欠落している情報がある
- デフォルトフローやフローのラベルが表示されない
- イベントやサービスタスクの種別を判断できない
- ワークフロー図にて、デフォルトフローを表すマーク(斜めの線)が表示されない
- [アーカイブから新規作成]の確認画面で表示されるワークフロー図で、表示されずに欠落している情報がある
全てのエディション向け(Basic / Advanced / Professional) 
データ更新
- 文字型データ項目を更新する際、データ定義番号を利用した旧形式のデータ参照式を廃止
- #{data[’10’]} など、フィールド名を使わない、データ項目番号を使用したデータ参照式は動作しなくなります
- 現バージョン(Ver. 13.2.1)では、旧形式のデータ参照式が利用されている場合、アプリ定義エラーとはなりますが、実行時には動作しています
- 旧形式のデータ参照式が利用されている可能性のあるワークフロー基盤のシステム管理者には、12月2日に次の件名のメールが送付されております
- [Questetra] データ定義番号を利用したデータ参照廃止のお知らせ(2022年1月)
- dateFormatter を利用した出力文字列がワークフロー基盤のロケールに応じた出力となるように対応
- 「月のテキスト表示」「曜日」「午前/午後」など
- 日付/日時型にて、addDays() 等の値指定に、数値型データ項目を利用できるように対応
- 例:#q_date.addDays(#q_num.intValue())
- 数値型(フィールド名:q_num)に入力された値の日数を加える
- 例:#q_date.addDays(#q_num.intValue())
ゲートウェイ
- ゲートウェイでの分岐処理をプロセスログに記録するように対応
- プロセス詳細の処理記録では、ゲートウェイの処理は記録されません
Advanced / Professional 向け 
外部のクラウドサービスと連携する自動処理工程/データ処理を行う自動処理工程
- 次の自動処理工程(サービスタスク)を追加
- Google スプレッドシート: シート削除
- 指定されたスプレッドシートの対象シートを削除します
- Box: コラボレーション追加
- 指定した特定ユーザとファイル/フォルダを共有できるようになります
- Box: コラボレーション削除
- ファイル/フォルダの共有を解除します
- Google スプレッドシート: シート削除
- 次の自動処理工程(サービスタスク)にて、仕様変更、内部実装の変更、または不具合を修正
- コンバータ系、その他
- コンバータ (Date to 和暦テキスト)
- コンバータ (テキストファイル to 文字型データ)
- コンバータ (テーブル型データ to Excel-CSV ファイル)
- コンバータ (Excel-CSV ファイル to テーブル型データ)
- (任意Webサイト): ファイル ダウンロード
- Google
- Google ドライブ: ファイル / フォルダ削除
- Google スプレッドシート: シート追加
- Box
- Box: ファイルアップロード
- Box: ファイルコピー
- Box: ファイル移動
- Box: ファイル共有リンク削除
- Box: フォルダ作成
- Box: フォルダ検索
- Box: フォルダ削除
- Box: フォルダ共有リンク削除
- kintone
- kintone: レコード取得
- レコード ID を指定するデータ項目の対象に、文字型単一行に加えて、選択型単一選択を追加
- kintone: レコード検索
- 「kintone: 選択肢データの一括取得」から名称変更
- レコード ID を保存するデータ項目を指定できるように対応
- 検索結果が、1 レコードのみの場合であっても利用できるように対応
- 後工程に「kintone: レコード取得」を配置して、組み合わせて利用できる
- kintone: レコード取得
- コンバータ系、その他
メッセージ開始イベント(メール)
- Message-ID 等がプロセスログに記録されるように対応
- text/html パートの解析処理を改良
- Content-Disposition ヘッダがないメールでも文字化けしにくくなる
タイマー開始イベント
- 「処理担当者の数」オプションを指定して起動する際の起動数の上限値を 100 に設定
- 固定数で指定する場合の上限値と同じ値
- 処理担当者設定に基づく対象ユーザ数が 100 を超える場合は、スイムレーンを分ける必要があります
選択肢マスタ更新
- ワークフローアプリ固有の選択肢マスタを更新できるように対応
- ワークフロー基盤で共通利用される選択肢マスタ(アプリ共有アドオン)だけでなく、アプリ固有の選択肢マスタ(アドオン)も更新できる
- アプリ管理権限にて設定可能
Professional 向け 
スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)
- スクリプトエンジンに「Nashorn」が利用されている場合、アプリ設定エラーとなるように対応
- ワークフローアプリの定義エラーとなりますが、稼働中の最新バージョンのアプリの動作や実行中のプロセスの動作に影響はありません(プロセス実行時にエラーとはならない)
- アプリの新バージョンをリリースする際は、エラーを修正する必要があります
- 「Nashorn」は、2022年4月に廃止される予定です
Questetra Form JavaScript API
- 演算式が設定されている数値型データ項目にて、change イベントハンドラが動作するように対応
◆ システム管理者向け機能の変更
- [アプリ権限]にて、個々のアプリ権限の設定後にアプリ一覧に戻ってきた際、元のフィルタ条件等が適用された状態となるように対応
- 次の不具合を修正
- [プロセスログ]で、アプリを指定して検索した後にプロセス ID を指定して検索すると、アプリの条件が残って検索される場合がある
◆ Questetra REST API Developer 向け機能の変更
- プロセス/タスク検索の API で、検索条件(criteria パラメータ)の指定を JSON 形式でできるように対応
- XML 形式の検索条件は非推奨(deprecated)となります
<process-instance-criteria>
<process-model-info-id>10</process-model-info-id>
<states><state>STARTED</state></states>
<init-quser-id>#me</init-quser-id>
<data>
<string><data-definition-number>0</data-definition-number><contains /><value>hello</value></string>
<decimal><data-definition-number>1</data-definition-number><view /></decimal>
<table><data-definition-number>10</data-definition-number><view /></table>
</data>
</process-instance-criteria>
{
"processModelInfoId":10,
"processInstanceState":["STARTED"],
"processInstanceInitQuserId":"#me",
"data": [{
"type":"string",
"number":0,
"method":"contains",
"value":"hello"
}],
"fields": [{
"type":"decimal",
"number":1
}, {
"type":"list",
"number":10
}]
}
◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更
- Windows 11 をサポート対象に追加
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
2022年4月対応予定
- 「スクリプトタスク」「サービスタスク(Add-on)」のスクリプトエンジンにて、「Nashorn」が廃止されます
- (2021年10月対応予定から延期)
- Ver. 13.3(2022年1月)にて、「Nashorn」が利用されている場合、アプリ設定エラーとなるように対応されます
- 詳細は、「スクリプトエンジン Nashorn 廃止のお知らせ(2021年9月)」をご確認ください
- 処理フォーム画面をカスタマイズする「高度なレイアウト」機能が廃止されます
- 詳細は、「「高度なレイアウト」機能廃止のお知らせ(2022年4月)」をご確認ください
- タスクに「スター」を追加/削除する次の API が廃止されます
- /API/OR/Workitem/Star/add
- /API/OR/Workitem/Star/remove
- 検索条件を指定する XML にてタスクへのスターの有無を指定する要素 workitem-starred が廃止されます
- プロセスへのスターの有無を指定する要素 starred を利用ください
2023年4月対応予定
- マイタスク/引き受け待ちを取得する次の API が廃止されます
- マイタスク: /API/PE/Workitem/listAllocated
- 引き受け待ち: /API/PE/Workitem/listOffered
ピンバック: 2022-01-17 00:00 (JST) 計画停止、バージョンアップ – Questetra Support