概要
アップデート日
- 即時アップデートのワークフロー基盤
- Ver. 15.1.0:2023年8月14日 (月)
- Ver. 15.1.1:
[予定]2023年9月11日(月)or 2023年9月25日(月)
- 計画的アップデート、トライアルのワークフロー基盤
- Ver. 15.1.0:アップデートは実施されません
- Ver. 15.1.1:
[予定]2023年9月11日(月)or 2023年9月25日(月)
注意すべき変更点
- プロセス/タスク検索の API で、XML 形式の検索条件(criteria パラメータ)が廃止されます
- ページネーション機能を持たない、組織/ロールへの所属を検索する API が廃止予定になります
スクリプトエンジンに「GraalJS (Nashorn Compatible Mode)」が利用されている場合、アプリ定義エラーとなります稼働中アプリの動作に影響はありませんアプリの新バージョンをリリースする際は、エラーを修正してから[リリース]をお願いします- 「GraalJS (Nashorn Compatible Mode)」は、2024年4月に廃止される予定です
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定が記載されておりますので、ご確認下さい
Version 15.1.0 の詳細
(★:2023-08-04 追記、★★:2023-08-10 追記)
(準備中)新機能紹介スライド
◆ 全利用者向け機能の変更
ワークフロー
プロセス開始/タスク処理/プロセス詳細
- ファイル型データ項目/オープンチャットの添付ファイルにて、サムネイル画像生成に対応するフォーマットを拡張(#9083)
- JPEG / PNG / GIF に加え、WebP / SVG / TIFF / AVIF に対応
- ★★プロセスの[一括開始]で TSV ファイルをインポートする際、レコード件数が100件を超えている場合はエラーメッセージを表示するように対応(#9259)
- jQuery を 3.6.0 から 3.6.4 にバージョンアップ(#9139)
プロセス/タスク検索(一覧)
- 保存されたリスト([その他]メニュー)の[全件ダウンロード]でダウンロードされるファイルの名前がリスト名となるように対応(#9124)
- リスト名内の半角記号は、保存時に別の文字に変換される場合がある(ブラウザや OS に依存)
- CSV ダウンロードの処理を Questetra REST API を呼び出すように変更し仕様を統一(#9120)
ヒートマップ/その他のグラフなど
- [その他のグラフ]にて「フィルタ」や「設定」の内容が、グラフ上部に表示されるように対応
- 次の不具合を修正
- [その他のグラフ]で年単位/月単位で集計された折れ線グラフを表示する際、X 軸の日付が2つの場合に X 軸のメモリが正しく表示されない(#9159)
- [その他のグラフ]で「集計の単位」がユーザ型データ項目の場合に、集計値が正しくならない場合がある(#9177)
- 集計対象期間の途中で「ユーザ名」が変更されたユーザの集計値が正しい値とならない
- 「集計の単位」がプロセス開始ユーザの場合や、「集計の単位(サブ)」がユーザ型データ項目の場合は問題ない(正常に集計される)
オープンチャット
- ワークフロー基盤起動時の検索用インデックス作成処理を改良(#9178、#9205)
- 次の不具合を修正
- 投稿に付与された「トピック」の一部がリンクとならない場合がある(#9179)
- 複数トピック付きのメッセージ投稿で、あるトピックが別のトピックに前方一致する際に問題が起こる
- 投稿に付与された「トピック」の一部がリンクとならない場合がある(#9179)
アカウント設定
- [ログイン履歴]の表示内容を Web UI でのログイン/ログアウトの履歴に特化する(#9157)
- 「Basic 認証によるアクセス」を除外し「同時ログインによる強制ログアウト」を追加する
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
アプリ新規作成など
- [アプリ新規作成][アーカイブから新規作成]の際、「アプリID」を指定できるように対応(#7230)
- これまでに使用されたことがない任意の数字を指定できる
- 「既存のアプリを他の ID で作り直して、その数字を新しいアプリに割り当てる」ということはできない
- 指定しない場合は自動的に採番される
- [複製してアプリ新規作成]は対象外(自動採番のみ)
- うまく運用すれば、複数のワークフロー基盤(本番環境と開発環境)でアプリIDを統一できる
- [アーカイブから新規作成]の際、アプリ定義内で参照されている「アプリID」を付け替えられるように対応(#9176)
- ユーザ/組織/ロールと同様に、アプリの付け替え(指定)を行える
- Ver. 15.1 時点で対象となるのは、[サービスタスク(子プロセス開始)]工程の対象となる「子アプリ」のみ
- ★[リリース]やアプリの[削除]などの内部処理を改良しパフォーマンスを向上(#9277)
- ★★アプリ詳細画面のバージョン一覧で表示される「スナップショット」について、2日以上前のものはその日の最初のスナップショットのみを残すように対応(#9278)
- 次の不具合を修正
- アプリ詳細画面の「概要」「アプリ管理者向けメモ」にて、長い連続する英数字が折り返されずに表示枠を超えてしまう(#9184)
デバッグ
- [分岐 XOR/OR ゲートウェイ]でも[この工程のみデバッグ]ができるように対応(#8777)
- デバッグプロセスでの通知メールには、メール件名に「(Debug)」が含まれるように対応(#9087)
- デバッグプロセスからの通知メールであることを識別しやすくなる
処理担当者
- ★将来発生するタスクを担当する予定だったユーザが削除された場合、実際に当該タスクが生成された際にエラータスク(担当者がいないタスク)となるように対応(#9263)
- Ver. 15.0 までは、処理担当予定のユーザが削除される際に、他のユーザにタスクが強制割り当てされていた(引き継がれていた)
- Ver. 15.1 からは、他のユーザにタスクが強制割り当てされなくなるため、タスク発生時にはエラータスクとなる
ワークフロー図
- ★★ワークフロー図を編集する際、入力フロー/出力フローが共に1つずつの工程(ノード)を削除する場合は、前後の工程(ノード)を直結するように対応(#9040)
- Ver. 15.0 までは、工程と共に入力フロー/出力フローも削除されてしまい、ワークフローが分断されていた
全終了イベント
- プロセスを異常終了できるように対応(#9055)
- プロセス終了時の状態を「(正常)終了」「異常終了」で指定できるようになる
- ユーザによる[強制終了]以外でもプロセス状態を「異常終了」とすることができるようになる
メッセージ開始イベント(メール)
- 内部実装(利用ライブラリ)の変更(#9138)
タイマー開始: 選択肢数
- [タイマー開始: 選択肢数]工程を追加(#9209)
- 指定された選択型データ項目の選択肢の数だけプロセスが自動開始される
- 対象の選択型データ項目には、個々の選択肢が初期値としてセットされる
- 例えば、「顧客」を選択肢に持つ選択型データ項目があった場合、毎月顧客ごとに新規プロセスを開始させることができる
- 自動開始されるプロセス数の上限は「100」
メッセージ送信中間イベント(メール)
- プロセス詳細画面の URL 形式をパスパラメータ形式に変更(#9152)
- デスクトップ向け画面:/OR/ProcessInstance/#{processInstanceId}/view
- モバイル向け画面:/SP/OR/ProcessInstance/#{processInstance}/view
- Ver. 15.0 までの URL 形式(クエリパラメータ形式)でアクセスされた場合、新しい形式の URL にリダイレクトされます
- 2024年8月以降、リダイレクト処理は停止される可能性があります
- メール本文にプロセス詳細の URL を記載する場合は、新しい形式の URL を利用ください
- 既存アプリについては、アプリ編集やメールを受信したタイミングなどで少しずつ新しい URL 形式への対応を進めてください
メッセージ開始イベント/受信タスク(フォーム)
- [受信タスク(フォーム)]の式表記での URL にて、「アプリID」部分を固定数字表記から式(変数)を利用した「#{processModelInfoId}」に変更(#9207)
- [メッセージ開始イベント(フォーム)]も[受信タスク(フォーム)]と同様に設定画面でフォームの URL が表示されるように対応(#9267)
- URL などが表示されているノード詳細の画面にて、IP アドレス制限の対象外の場合は、「接続が許可されているネットワーク」に対象外であることが記載されるように対応(#9268)
- [メッセージ開始/受信中間イベント(HTTP)][メッセージ開始イベント/受信タスク(Webhook)]も同様
選択肢マスタ更新
- ★★[サービスタスク(選択肢マスタ更新)]にて選択肢マスタへの変更がない(更新前後で変更箇所がない)場合は、工程の処理結果が「正常終了」となるように対応(#9255)
- 対象の選択肢マスタが、アプリ共有かアプリ固有かで処理結果に違いがあった
- 次の不具合を修正
- ★★[アドオンの管理]にて、登録されているファイル名にスペースが入っている場合、アドオンを削除できない場合がある(#9309)
- 「選択肢マスタ」以外のアドオンでも同様
- ★★[アドオンの管理]にて、登録されているファイル名にスペースが入っている場合、アドオンを削除できない場合がある(#9309)
外部のクラウドサービスと連携する自動処理工程/データ処理を行う自動処理工程
- 次の自動処理工程を追加
- Twilio SendGrid
- Twilio SendGrid: メール一斉送信(#9226)
- SendGrid のリストやセグメントに含まれる宛先にメールを一斉送信する
- sendgrid.com ドメインでサービス提供されている SendGrid が対象
- sendgrid.kke.co.jp ドメインで日本国内向けにサービス提供されている SendGrid は対象外
- Twilio SendGrid: 宛先追加/更新(#9241)
- SendGrid の宛先を追加または更新する
- Twilio SendGrid: 宛先追加/更新(カスタムフィールド)(#9246)
- SendGrid の宛先を追加または更新し、指定したカスタムフィールドに値を設定する
- Twilio SendGrid: メール一斉送信(#9226)
- DocRaptor
- Docraptor: PDF 生成(#9202)
- HTML から PDF ファイルを生成する
- Docraptor: PDF 生成(#9202)
- kintone
- ★タイマー開始: kintone: レコード数(#9306)
- タイマー開始イベントと同じく、指定したタイミングで定期的にプロセスを開始する
- 検索条件に合致する kintone のレコードごとに、プロセスが1つずつ開始される。文字型データ項目に、kintone のレコード ID が保存される。
- 例えば、kintone で顧客が管理されているなら、毎月、顧客ごとに1つずつプロセスを開始させることができる
- ただし「タイマー開始イベントの処理担当者数起動」等と同じく、ひとつの工程から自動開始されるプロセス数の上限は 100
- ★タイマー開始: kintone: レコード数(#9306)
- Adobe
- ★Adobe: PDF 生成(HTML to PDF)(#9303)
- HTML から PDF ファイルを生成する
- ★Adobe: PDF 生成(HTML to PDF)(#9303)
- Box
- ★★Box Sign: 署名リクエストの進捗確認(#9293)
- 署名リクエストの進捗を、リクエストが完了するまで確認し続ける
- 未署名の人/署名済みの人/署名を拒否した人(のメールアドレス)などを記録することができる
- ★★Box Sign: 署名リクエストの進捗確認(#9293)
- Slack
- ★★開始: Slack: メッセージ受信時(#9311)
- 次の場合にプロセスが新規開始される
- Slack のチャンネルに参加している Bot(Slack アプリ)に対して、メンション付きメッセージが送信された場合
- Bot(Slack アプリ)とのダイレクトチャンネルで、Bot に対してメッセージが送信された場合
- 次の場合にプロセスが新規開始される
- ★★Slack: メッセージ送信(Block Kit 対応)(#9311)
- メッセージを受信した Bot が返信を行えるようになる
- ★★開始: Slack: メッセージ受信時(#9311)
- DeepL
- ★★DeepL: テキスト翻訳(#9310)
- テキストを機械翻訳する
- ★★DeepL: テキスト翻訳(#9310)
- OpenAI
- ★★OpenAI ChatGPT: チャット(#9335)
- OpenAI API (ChatGPT) とチャット通信を行う
- ★★OpenAI ChatGPT: チャット(#9335)
- Twilio SendGrid
- 次の自動処理工程にて、仕様変更、内部実装の変更、または不具合を修正
- kintone
- kintone: レコード追加(#9227)
- 「認証タイプ」を「トークン直接指定」と「BASIC認証」に限定
- kintone: レコード取得(#9273)
- 「認証タイプ」を「トークン直接指定」と「BASIC認証」に限定
- kintone: レコード更新(#9258)
- 「認証タイプ」を「トークン直接指定」と「BASIC認証」に限定
- kintone: レコード削除(#9228)
- 「認証タイプ」を「トークン直接指定」と「BASIC認証」に限定
- 開始: kintone レコード作成時(#9230)
- 工程の名称を[開始: kintone: レコード 日時フィールド]から[開始: kintone レコード作成時]に変更
- 「認証タイプ」を「トークン直接指定」と「BASIC認証」に限定
- kintone: レコード追加(#9227)
- Box
- ★★Box Sign: 署名リクエスト作成(#9293)
- 署名リクエスト ID を保存できるように対応
- ★★Box Sign: 署名リクエスト作成(#9293)
- テキストファイル生成
- テキストファイル生成(#9210)
- 生成する際の文字コードが「UTF-8」固定だったのを、「UTF-16 (BOM あり/なし、LE / BE の 4 種) 」も含めて選択できるように対応
- テキストファイル生成(#9210)
- コンバータ
- コンバータ(Excel-CSV ファイル to テーブル型データ)(#9240)
- 内部実装の変更
- コンバータ(テキストファイル to 文字型データ)(#9252)
- テキストファイルを読み込む際の文字コードが「UTF-8」固定だったのを、「Content-Type の charset を見る/見ない」「UTF-16 (BOM あり/なし、LE/BE の 4 種) 」も含めて設定できるように対応
- コンバータ(Excel-CSV ファイル to テーブル型データ)(#9240)
- kintone
メッセージ開始イベント/受信中間イベント(HTTP)
- 設定画面で URL が表示されるように対応(#9238)
- 合わせて、API キーが URL のクエリパラメータに含まれるように URL の表示形式を変更
- 15.0 までと同様、API キーは URL のクエリパラメータに入っていても、POST リクエスト (application/x-www-form-urlencoded or multipart/form-data) のリクエストボディに含まれていても、どちらでも動作する
- URL などが表示されているノード詳細の画面にて、開発中バージョンの定義に基づいた設定内容も表示されるように対応(#9243)
- Ver. 15.0 までは、一度リリースされた後は、最新バージョンの内容のみが表示されていた
- API キーや受信パラメータの設定内容などが対象
- [メッセージ開始イベント/受信タスク(Webhook)][メッセージ開始イベント/受信タスク(フォーム)]も同様
- ★[メッセージ開始イベント(HTTP)]がデバッグ開始される際にエラーとなっても、エラー通知メールは送信されないように対応(#9204)
サービスタスク(子プロセス開始)
- 子アプリが[一時停止]された場合など、子アプリが見つからない場合のエラーメッセージを改良(#9219)
- メッセージに対象とするアプリのアプリ ID/ノード番号を含めるように対応
メッセージ送信中間イベント(HTTP)
- ヘッダ/送信パラメータの設定画面にて、表示順変更のためのドラッグハンドルのデザインを調整(#9224)
- ★★[カスタム HTTP ヘッダ]にて、「Api-Key」を許可リストに追加(#9312)
- 次の不具合を修正
- ヘッダ/送信パラメータの設定にて、表示順の変更が正しく反映されない場合がある(#9221)
スクリプトタスク/サービスタスク(Addon)
スクリプトエンジンに「GraalJS (Nashorn Compatible Mode)」が利用されている場合、アプリ定義エラーとなるように対応(#9103)- ★★Ver. 15.1 アップデート時にアプリ定義エラーとなる対応は取り止め、[プロセスログ]に警告を出力する対応(#9320)を追加します
ワークフローアプリの定義エラーとなりますが、稼働中の最新バージョンのアプリの動作や実行中のプロセスの動作に影響はありません(プロセス実行時にエラーとはならない)アプリの新バージョンをリリースする際は、エラーを修正する必要があります- 「GraalJS (Nashorn Compatible Mode)」は、2024年4月に廃止される予定です
- ★★「GraalJS (Nashorn Compatible Mode)」が利用されている場合、[プロセスログ]に警告メッセージが記録されるように対応(#9320)
- ★★[プロセスログ]に記録される警告メッセージを改良(#9322)
- 廃止予定のメソッドの代替案内の内容を変更
- ItemDaoWrapper クラスに選択型データ項目から選択肢(一覧)を取得できるメソッドを追加(#9180)
findAll(ProcessDataDefinitionView dataDef)
、findByValue(ProcessDataDefinitionView dataDef)
- 選択肢種別が「固定の選択肢」「文字型データ項目」でも、選択肢の一覧を取得できるようになる
- 選択肢種別が「HTTP 経由で取得した選択肢」では動作せずにエラーとなる
- 選択型データ項目の値を上書きする際、”ひとつの String” や “ひとつの ItemView”、”ItemView の List” でも更新できるように対応(#9195)
- Ver. 15.0 までは “String の List” のみだったので、値を指定する際のバリエーションが増える
- 単一の選択肢を指定する場合は、List でなくても良くなる
- ItemView の場合は、選択肢の値のみを参照する(表示ラベルが一致していない場合は許容する)
- ファイル型データ項目の値を上書きする際、”ひとつの QfileView” や “ひとつの NewQfile” のみでも更新できるように対応(#9196)
- Ver. 15.0 までは “QfileView / NewQfile の List” である必要があったので、ひとつのファイルを指定する場合は List でなくても良くなる
- ★★スクリプトにて、RSA256 署名が行えるように対応(#5846)
- ★★スクリプトにて、HMAC 認証コードを計算できるように対応(#9244)
- 次の不具合を修正
- 工程名が空のアドオン自動工程([サービスタスク(Addon)])を削除しようとするとエラーとなり削除できない(#9166)
- NewQfile クラスのコンストラクタ、charset の値が null の場合のエラーメッセージに誤りがある(#9231)
HTTP 認証設定
- ★HTTP 認証設定のセキュリティモデルを変更(#9275)
- これまで(Ver. 15.0 まで)のアプリ固有の設定に加え、全てのアプリで共有できる認証設定を追加できるように対応
- 全アプリで共有される設定の追加には、[システム管理権限]が必要
- これまで(Ver. 15.0 まで)のアプリ固有の設定に加え、全てのアプリで共有できる認証設定を追加できるように対応
- 外部のクラウドサービスと連携するビルトイン自動工程で利用される HTTP 認証設定のセキュリティモデルを変更(#7821)
- Ver. 15.0 までの「全アプリで共有する設定」に加え、次の2つの共有範囲を追加
- ユーザに紐づく設定:ユーザがアプリ管理者であるアプリからのみ参照可能
- アプリ固有の設定:該当アプリでのみ参照可能
- Ver. 15.0 までの「全アプリで共有する設定」に加え、次の2つの共有範囲を追加
- アドオン自動工程([サービスタスク(Addon)])にて、参照する認証設定のタイプを限定できるように対応(#9160)
- 「HTTP 認証設定のうち、BASIC 認証のものだけを参照する」ということが可能となる
- [BASIC 認証]にて、パスワードを空に設定できるように対応(#9162)
- 「HTTP 認証設定」画面にて、更新日時/ユーザを表示するように対応(#9170)
- Ver. 15.1 へのアップデート時点では、どちらも空のまま
- Ver. 15.1 へアップデートされて以降は、最後の更新日時/ユーザが記録される
- 「HTTP 認証設定」画面にて、認証タイプごとに設定が一覧表示されるように対応(#9173)
- 新しい認証タイプ「OAuth2 クライアント資格情報フロー / OAuth2 Client Credentials Grant Type」に対応(#9248)
- 「OAuth2 Client Credentials Grant Type」のうち、パラメータタイプに対応
- Authorization ヘッダを利用するタイプには未対応
- ★[スクリプトタスク][サービスタスク(Addon)]にて、HTTP 認証設定のオブジェクト(AuthSettingWrapper クラス)を取得できるように対応(#9253)
AuthSettingWrapper httpClient.findAuthSetting(String settingName, boolean sharedOrNot)
- [サービスタスク(Addon)]では、config 要素の
form-type="OAuth2"
の場合、configs.getObject(String configName)
で認証設定オブジェクト AuthSettingWrapper を取得できる - AuthSettingWrapper クラスには、
getName()
/getBasicPassword()
/getToken()
などのメソッドが準備されており、認証タイプによって使用可能なメソッドが変わる
- ★[スクリプトタスク]にて、HTTP 認証設定関連の一部のメソッドを廃止予定(Ver. 18.0)(#9299)
httpClient.getOAuth2Token(String settingName)
httpClient.begin().authSetting(String settingName)
- ★★HTTP 認証設定が見つからず処理失敗した際のエラーメッセージを変更(#9302)
- 次の不具合を修正
- 英語のラベルにて、Client Secret が Consumer Secret となっている(#9287)
スイムレーン
- 次の不具合を修正
- スイムレーンの移動や高さ変更に伴い他のスイムレーンの移動が必要な場合に、他のスイムレーンと重なって表示されてしまう場合がある(#9185)
◆ Questetra REST API Developer 向け機能の変更
- ★★[API Reference]の名称を[REST API Reference]に変更(#9089)
- プロセス/タスク検索の API で、XML 形式の検索条件(criteria パラメータ)を廃止(#8863)
- プロセス検索:
/API/OR/ProcessInstance/list
,listCsv
,listCsvUtf16
- タスク検索:
/API/OR/Workitem/list
,listCsv
,listCsvUtf16
- criteria パラメータは JSON 形式のみが有効
- プロセス検索:
- エラータスクの一覧を取得する API を追加(#8861)
/API/PIM/Workitem/errorList
- 組織/ロールへの所属を検索する API にページネーション機能を持つものを追加(#8900)
/API/User/Membership/list
,/API/User/RoleMembership/list
- ユーザ/組織/ロール一覧の API で、limit=0 で検索できるように対応(#9136)
/API/User/Quser/list
,/API/User/Qgroup/list
,/API/User/Qrole/list
- 次の API について、内部実装を変更
- プロセス一覧:
/API/OR/ProcessInstance/list
,listCsv
,listCsvUtf16
(#9085) - タスク一覧:/API/OR/Workitem/list, listCsv, listCsvUtf16(#9118)
- プロセス開始:
/API/PE/ProcessModel/listStartable
,/API/PE/ProcessInstance/start
(#9128)
- プロセス一覧:
- ページネーション機能を持たない、組織/ロールへの所属を検索する API を廃止予定(Ver. 17.0)(#9289)
/API/User/Membership/listByQuser
,listByQgroup
/API/User/RoleMembership/listByQuser
,listByQrole
◆ システム管理者向け機能の変更
- [アプリ外部連携]の[メッセージ開始イベント(メール)]にて、アプリ名やメールアドレスが長い場合に折り返して表示されるように対応(#9142)
ユーザ/組織/ロール
- CSV 入力でユーザを一括で「削除予定」に指定できるように対応(#8954)
- ユーザ/組織/ロールの詳細画面にて、所属/ロール/所属ユーザの一覧表示にページネーション機能を導入(#9236)
- ユーザ/組織/ロールを一覧表示する際、削除予定かどうかでフィルタできるように対応(#8821、#8833、#9137)
- ルート組織を「削除予定」にできないように対応(#9163)
- ユーザ名/組織名が変更された場合の処理を改良(#9249、#9257)
- ユーザの所属変更時の「主として所属する組織」の更新処理を改良(#9239)
- 次の不具合を修正
- ルート組織の詳細画面にて、[組織を参照しているアプリ一覧]ボタンが表示されない(#9164)
- 組織への所属が削除された際に、[タイマー開始イベント]での起動数上限のアプリ定義エラーが解消されない(#9297)
システムログ/プロセスログ
- システムログの検索にて、ログ IDの範囲を指定して検索できるように対応(#9086)
- プロセスログの「エラー終了」の表記をプロセス状態を表す「異常終了」に変更(#9141)
- ★★[プロセスログ]にて、詳細表示した際にテキストをコピーしやすいように対応(#9285)
- 次の不具合を修正
- プロセスログにて、「表示カラム」の順序によっては「種別」が表示されない場合がある(#9222)
Version 15.1.1 の詳細
(2023-09-04 追記)
◆ 全利用者向け機能の変更
オープンチャット
- 次の不具合を修正
- トピック名が正規表現と解釈されメッセージ投稿がエラーとなる場合がある(#9368)
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
外部のクラウドサービスと連携する自動処理工程/データ処理を行う自動処理工程
- 次の自動処理工程(サービスタスク)にて、仕様変更、内部実装の変更、または不具合を修正
- Twilio SendGrid
- Twilio SendGrid: メール一斉送信(#9376)
- 「C2: 送信者 ID」を固定値でのみ指定できるように変更
- Twilio SendGrid: メール一斉送信(#9376)
- Slack
- 開始: Slack: メッセージ受信時
- スレッドへの返信がチャンネル全体に投稿されたときにも、プロセスが開始されるように対応(#9375)
- ヘルプアイコンが表示されない問題を修正(#9379)
- 開始: Slack: メッセージ受信時
- Twilio SendGrid
スクリプトタスク/サービスタスク(Addon)
- 工程の設定画面にプログラマ向けの機能であることを明記する注意書きを追加(#9332)
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
Ver. 16.0(2024年4月)対応予定
- スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)にて、スクリプトエンジン「GraalJS(新名称:GraalJS (Nashorn Compatible Mode))」が廃止されます
- 「GraalJS (Standard Mode)」に強制的に移行されます
- スクリプトエンジンの移行に伴い、次のメソッド/プロパティが利用されている場合、動作仕様が変更となります (※2023年4月から延期)
- String#equals() メソッド
- 「===」や「==」を利用するコードに変更してください
- equals() は java.lang.String のメソッドとなります。String クラスが JavaScript String への対応を進める方向性のため、java.lang.String に由来するメソッドは利用しないようにしてください。
- Error#message プロパティ
- Error#toString() を利用するコードに変更してください
- Error オブジェクトの実体である java.lang.Throwable には、message プロパティはありません。JavaScript Error でも java.lang.Throwable でも定義されている toString() メソッドを利用してください。
- String#equals() メソッド
- スクリプトエンジン GraalJS (Nashorn Compatible Mode) 廃止のお知らせ(2024年4月)
- スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)のスクリプトにて、「2024-04: 廃止予定」となっている API(Java クラス / メソッド)が廃止されます
- 廃止予定の API が実行されるとプロセスログに警告メッセージが出力されます
- [プロセスログ]にて「警告を含むログのみ」で検索すると対象アプリや工程を確認できます
- 対象:R2300: スクリプトタスクで利用できる Java クラス にて「2024-04: 廃止予定」となっている API
- プロセスを開始する API(/API/PE/ProcessInstance/start)にて、パラメータ activityId を利用した形式が廃止されます
Ver. 17.0(2025年4月)対応予定
- ページネーション機能を持たない、組織/ロールへの所属を検索する API が廃止されます
- /API/User/Membership/listByQuser, listByQgroup
- /API/User/RoleMembership/listByQuser, listByQrole
- ページネーション機能を持つ次の API を利用してください
- /API/User/Membership/list, /API/User/RoleMembership/list
Ver. 18.0(2026年4月)対応予定
- スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)のスクリプトにて、HTTP 認証設定関連の次のメソッドが廃止されます
- 廃止予定の API が実行されるとプロセスログに警告メッセージが出力されます
- [プロセスログ]にて「警告を含むログのみ」で検索すると対象アプリや工程を確認できます
- 対象
- httpClient.getOAuth2Token(String settingName)
- httpClient.begin().authSetting(String settingName)