チェックリストの作成
設計したアプリは、様々なポイントをチェックして実際の業務で必要な動作が行えているかを確認する必要があります。アプリ設計時のエラーでは、表示されないエラーもあるため、すべての設定が適切に行われているかを確認する必要があります。主にチェックする項目は次のとおりです。
- ノード(開始イベントから終了イベントまで順序よく接続されているかを確認)
- フローが接続されていないノードがある場合は、エラー表示されます
- ノードの設定
- 工程内の必須項目が未記入の場合はアラートが表示され、設定が完了していないことを知らせます
- リリース時にアプリが機能するように式やAPI接続の設定に抜け・漏れがないかを確認します
- データ項目のフィールド名
- [フィールド名]は初期設定では空になっています。手動で[フィールド名]を設定してください
- [フィールド名]が空の場合は、データ項目にエラーが表示されます
- [フィールド名]は”q_” はじまりで、アルファベット、文字、アンダーバーのみ使用可能です
- [フィールド名]は重複しないように設定してください。コピーしたデータ項目の[フィールド名]はエラーとなります
- スイムレーンの処理担当者設定
- スイムレーンの処理担当者設定では、初期設定として当該アプリを新規作成したユーザが処理担当者として指定されています。タスクがスイムレーン内の各工程の処理担当者に適切に割り当てられるように「処理担当者」設定にて処理担当者を指定します
- 分岐条件
- フローの遷移先を選択し、ボタンラベルを設定します
- 遷移先を決定する条件が正しく設定されているかを確認します
- データ項目の[説明]欄
- [説明]欄にHtmlタグなどを設定して、業務効率を上げることができます
デバッグ実行機能とは?
開発中やリリース前のワークフローアプリの動作確認を行うための機能です。本機能によって実際に業務でアプリを利用する前に、ユーザが確認するポイントや、アプリの動作をアプリ設計者側で確認することができます。

実行方法
ワークフロー図上で開始イベントを選択します。開始イベントのプロパティを開くと、メモ欄の下に[ここからデバッグ用プロセスを開始する]ボタンがあります。クリックすると使用するプロファイルと[すべて自分が担当]オプションの選択画面が開きます。[プロセスの開始] でデバッグプロセスが開始されます。

続く画面で[開始したプロセスを表示する]をクリックすると開始されたプロセスの詳細ページが新しいタブで開きます。通常のプロセスと同様に、タスクの処理を開始してデータ項目への入力/保存を行うことができます。処理を完了すると次の工程に進み、終了イベントに到達するまでフローが継続します。
通常の動作と異なるポイント
デバッグ実行で開始されたプロセスは通常のプロセスと同様の動作を行います。但し、以下の点において通常のプロセスと異なります。
- [マイタスク]等の一覧で、件名に「虫アイコン」が付きます
- プロセス詳細画面の上部にデバッグプロセスであることが注意表示されます
- 通知メールの件名に「(Debug)」の文字列が追加されます
- プロセス連番は「1」で固定され、カウントされません
- デバッグプロセスから HTTP 通信によって呼び出される子プロセスもデバッグプロセスとなります
- アプリがリリースされると、当該アプリで実行されたデバッグプロセスは自動的に削除されます


デバッグプロセスの絞り込みについてはこちら。
オプション
- プロファイル
- アプリ編集画面の[アプリ設定変数]で設定したプロファイルを選択します
- プロファイルにはそれぞれに異なるメールアドレス等の属性を設定でき、選択したプロファイルに応じてプロセスの動作が変化します
- 「すべてのタスクを自分が担当」設定
- 「すべて自分が担当」にチェックを入れると、スイムレーンの処理担当者設定に関わらず、デバッグプロセスを実行しているユーザが全てのタスクを担当します
- 「すべて自分が担当」オプションが選択されていない場合、スイムレーンの処理担当者設定で設定した処理担当者に割り当てられます
- Questetra からの通知メールには、メール件名に「(Debug)」が含まれます
アプリ設定変数

アプリ編集画面で設定ができる[アプリ設定変数]では、プロファイルを利用することによりアプリ内の変数の工程の設定項目に指定されている値を、まとめて変更することができます。

ドロップダウンメニュー横の「+」(プラスボタン)をクリックし、オリジナルのプロファイル名を入力してプロファイルを作成します。次に下部の「+」(プラスボタン)をクリックすると、変数の作成画面が開きます。
- 変数名はラベルとして自由に設定することができます(例:「メールアドレス」)
- 変数の値は、メールアドレスなど、工程内の設定項目に実際に挿入される値を登録します
変数を利用する場合は、[参照を挿入する…]から[変数:(作成した変数名)]を選択すると、式「${var[作成した変数名]}」が挿入されます。

例えば[アプリ設定変数]で、2つのプロファイル(「プロファイル1」、「プロファイル2」)を設定し、変数名を「メールアドレス」、値としてメールアドレスを設定します。( プロファイル1:steve@questetra.com、プロファイル2:jane@questetra.com)「メッセージ送信中間イベント(メール)」が設置されているアプリでは、「メッセージ送信中間イベント(メール)」の宛先欄に、[アプリ設定変数]で設定した変数(${var[メールアドレス]} )を挿入することができます。 デバッグ実行時に「プロファイル1」を選択した場合、「メッセージ送信中間イベント(メール)」では、「steve@questetra.com」宛にメールが自動的に送信されます。「プロファイル2」を選択した場合は、「jane@questetra.com」宛にメールが自動的に送信されます。
変数は、プロファイルを切り替えてそれぞれのフィールドに合った出力がされるように複数設定することができます。変数は、入力必須のフィールドで使用することができます。(ただし、ドロップダウンメニューやラジオボタンが含まれるフィールドには使用できません)
デバッグ実行プロセスの判定
分岐条件式やスクリプト工程にて、実行中のプロセスがデバッグ実行かどうかを判定できます。
例えば、デバッグ実行プロセスの場合、「メール送信」の工程をスキップするようにワークフローを定義できます。
- ゲートウェイの分岐条件式
- 分岐条件にて、SpEL 式で「processInstanceDebug == true」を指定します
- デバッグプロセスであると判定されると、指定された遷移先に処理が進みます
- スクリプトタスク
- スクリプトに「if (processInstance.getProcessInstanceDebug() === true) { }」と記述します
- デバッグプロセスであると判定されると、そのブロックが処理されます

注意点
- デバッグ実行では「メッセージ送信中間イベント(メール)」でのメール送信や、API接続も通常のプロセスと同様の動作を行います
- [アプリ設定変数]で作成したプロファイルを利用して、メールの宛先がテスト用受信者になるように配慮してください
- デバッグ実行機能は、通常の開始イベントあるいは以下のタイマー開始イベントが設置されているアプリから起動することができます
- [タイマー開始: 選択肢数][タイマー開始: 組織数][タイマー開始: kintone: レコード数]
- 通常のプロセス開始では複数プロセスが開始される場合がありますが、デバッグ実行ではランダムに決まる 1つのプロセスのみが開始されます
- [タイマー開始: 選択肢数][タイマー開始: 組織数][タイマー開始: kintone: レコード数]
- 「メッセージ開始イベント(メール)」などの、デバッグ実行機能を持たない自動開始イベントのみが設置されているアプリでは、デバッグを実行するために一時的に「開始イベント」を設置してください
- デバッグ実行が完了したら、アプリリリース前に開始イベントを削除してください

ピンバック: Let’s Send an Email Automatically in the Middle of a Workflow (HTML Email chapter) – Questetra Support