2025-09-11:公開
2025-10-27:Ver. 17.1 に合わせて内容を修正
社内チャット機能「コラボチャット」についての解説第3弾です。
基本的なコラボチャットについての説明は、下記をご覧ください。
Part 3 では、日常利用で差がつく便利ワザをまとめて紹介します。
それでは、順番に見ていきましょう。
1. リンク・ファイルの挿入・添付
1-1. リンクの挿入
投稿の[リンク]欄に URL を貼ると、リンクとしてメッセージ/コメントに添付できます。共同編集のドキュメントや外部の参考資料などを共有するのに便利です。

使いどころ
- 現在編集中のドラフト、仕様メモなどを案内する。
1-2. ファイルの添付
画像・動画を含む各種ファイルを投稿やコメントに添付できます。1投稿あたり合計 10個まで添付可能です。添付ファイルには自動でマルウェアチェックが行われます。そして、マルウェアの疑いがないファイル以外には、「マルウェアの疑いあり」、「マルウェアチェック中」、「マルウェア判定の対象外」などのステータスが明示されます。

投稿に添付されたファイルは、ダウンロードできます。また、画像は拡大表示、動画は再生が可能です。
使いどころ
- 作業画面のスクリーンショット/短尺動画で、言葉より速く状況共有、完了報告を行う
2. メンション
2-1. 個人を指名して知らせる:@[〈ユーザ名〉]
チャンネルに参加している相手へ確実に届けたいときは、投稿本文に @[〈ユーザ名〉]と入力します。メンションされたユーザへ、メールで通知できます注1・注2。
@に続けて、ユーザ名を入力すると、入力途中よりユーザの候補が表示されます注2。候補からメンションしたいユーザを選択すると、@[〈選択したユーザの名前〉]が挿入されます。
注1:各ユーザの[アカウント設定][通知]の設定で、[コラボチャット]の[メール]通知として、「私宛のメッセージ(コメント)をもらった時」を設定している場合
注2: そのチャンネルで指名可能な相手のみ

使いどころ
- チャンネルに参加している特定のユーザに早く知らせる
2-2. 組織メンバにまとめて知らせる:%[〈組織名〉]
組織チャンネルで利用できるメンション方法です。部署やグループのメンバへ一斉に届けたいときに使用します。投稿本文に、%[〈組織名〉] と入力すると、対象組織とその下位組織に属する全メンバをメンションします。
%に続けて組織名を入力すると、入力途中より組織の候補が表示されます。候補からメンションしたい組織を選択すると、%[〈選択した組織の名前〉]が挿入されます。

使いどころ
- 複数の下部組織を含む組織のチャンネルで、特定の下部組織宛に周知する(例:ルート組織チャンネルで、他の部署へ連絡する)
3. 他チャンネルへのリンクを挿入する
投稿中に、#〈チャンネルを特定するID〉のように入力することで、 他のチャンネルへのリンクを簡単に挿入することができます。投稿内容がどのチャンネルと関連しているかを示すのに便利です。
本文に下記の記述を入れると、該当チャンネルへのリンクに自動変換されます注3。
注3:存在しないチャンネルはリンク化されません。また、閲覧権限がないチャンネルリンクは、クリック時にエラーが表示されます。
- 組織チャンネル:
#<組織ID>(例:#g10) - アプリチャンネル:
#<アプリID>(例:#m11) - プロセスチャンネル:
#<プロセスID>(例:#p923) - ユーザ作成プライベート/パブリックチャンネル:
#<チャンネル名>(例:#Q社関連案件)
チャンネルリンクをクリックすると、画面右側にリンク先のチャンネルが表示されます。

使いどころ
- 「設計相談はアプリチャンネルで」、「案件の続きはプロセスチャンネルへ」など、別チャンネルへ誘導する
4. スレッドへのリンクを取得する
スレッド(メッセージ+コメントの列)ごとに URL があります。特定のスレッドだけを共有したいときは、スレッドの URL をリンクとして挿入します。
スレッドの URL は、下記の方法で取得できます。
- タイムスタンプ(「🕙2時間前」など)をクリックする
- スレッド自体が、右側に別パネルで表示されます
- 別パネル上部にある[メイン画面に表示]をクリックする
- スレッドのみを表示するページに遷移します
- ブラウザのアドレスバーに記載されている URL をコピーする
もしくは、2. にて目的のスレッドを右側のサイドメニューに表示させたら、[メイン画面に表示]を右クリックし、 URL をコピーします。
この URL をリンクとして投稿に挿入すれば、後からでもそのスレッドにピンポイントでジャンプできます注4
注4:リンク先が、権限のないチャンネルにあるスレッドの場合、クリック時にエラーが表示されます。

使いどころ
- 原稿のやり取りと関連する、過去の議論へ直接リンクする
- ブラウザでブックマークすることで、作業指示の簡易的なメモとして利用する
5. スマートフォンでの閲覧・投稿
参加中のチャンネルを、スマートフォンから閲覧・投稿できます。
チャンネルを切り替えるには、画面右上に表示されている〈ご自身の名前〉をタッチして、メニューを表示させてください。

使いどころ
- 外出先で必要な会話に素早くアクセス、返答する
6. 過去の投稿を検索
6-1. チャンネル内検索
各チャンネルでキーワード検索ができます。そのチャンネル内の投稿から、検索ワードを含むスレッドを一覧表示します。

使いどころ
- チャンネル内の特定の話題のスレッドを探す
6-2. チャンネル横断検索
チャンネルを横断して投稿を検索することも可能です。閲覧可能な全てのチャンネル内の投稿から、検索ワードを含むスレッドを一覧表示します。
チャンネル内検索と同様、半角スペースや全角スペースで区切れば、複数の検索ワードを入力することもできます。

検索結果には、投稿先のチャンネル名も表示されます。また、チャンネル名をクリックすると、チャンネル内検索と同様の結果が表示されます。
使いどころ
- コラボチャット全体で特定の話題のチャンネルやスレッドを探す
7. コラボチャット画面以外での閲覧・投稿
7-1. プロセス詳細/タスク処理フォームの[関連する会話]:プロセスチャンネル
案件の詳細およびタスク処理フォームで、[関連する会話]ボタンを押すと当該の案件に紐づくプロセスチャンネルが右側に表示されます。

使いどころ
- タスク処理時に、関連する議論や共有情報を確認する
7-2. 業務マニュアル:アプリチャンネル
各業務アプリの業務マニュアルでは、[関連する会話]をクリックすると、画面右側にそのアプリのチャンネルが表示さます。
業務マニュアルには、対象となる業務アプリの詳細画面からも、そのアプリのプロセスにおけるタスク処理画面からもアクセスできます。したがって、普段のタスク処理時に、業務マニュアルや業務アプリについての要望を記入しておけば、マニュアルやアプリの修正時に参照できます。

使いどころ
- 業務マニュアルや業務アプリについての要修正点をメモする
8. 参考ドキュメント
コラボチャットに関するマニュアルをまとめました。詳細な仕様を確認されたい方は、ご参照ください。
9. まとめ
いろいろと紹介しましたので、改めて簡単にまとめてご紹介します。
- リンクや添付ファイルを挿入:より詳細に情報共有
- メンションで伝えたい相手に届ける:
@〈ユーザ〉で特定のユーザ、%〈組織〉で組織メンバにメンション - チャンネルリンクで適切な場所へ誘導:
#〈チャンネル〉リンクやスレッドの URL で、議論に合ったチャンネル、スレッドを案内 - キーワードで議論を検索:特定の話題を探すときは、チャンネル内/チャンネル横断でキーワード検索
- どこでもキャッチアップ:スマートフォン上でも確認できるので、外出先でも議論を把握
Part 1/Part 2で「コラボチャットの基本的な使い方」と「チャンネルの選び方」を押さえたら、本ページで紹介した機能を使ってみましょう。
これらの機能を組み合わせるだけで、参考資料の共有、議論の集約と展開がスムーズになります。
ぜひ、日々のやり取りで試してみてください。
