Ver. 15.2 「役職」を定義し、組織への所属で指定できるように対応 (2023年12月18日)

概要

アップデート日

注意すべき変更点

  • ユーザを組織に所属させる際に指定する「役職」を任意に定義できるようになります
    • これまでの「リーダ」はひとつの役職として取り扱われます(アップデート時に自動的に移行されます)
  • タスク処理の API がリニューアルされます
    • フィールド名パラメータのみを対象とする新しいタスク処理 API が追加されます
    • フォーム画面の取得、タスク処理を行う既存の 2 つの API が廃止予定になります
  • [メッセージ開始イベント/受信中間イベント(HTTP)]にて、コンテンツネゴシエーションが行われるようになります
  • Questetra REST API にアクセスするための Java ライブラリ(swagger-java-client)が廃止されます
  • [メッセージ開始イベント(フォーム)]にて、旧形式の URL が廃止予定になります
  • [メッセージ開始イベント/受信中間イベント(HTTP)]にて、データ定義番号を含む旧形式の受信パラメータが廃止予定になります
  • [ユーザ一括登録]の CSV にて「!組織名」の形式(リーダを指定)が廃止予定となります
  • スクリプトタスクにて、リーダ/スタッフとして所属しているユーザや組織の一覧を返すメソッドが廃止予定になります
  • Questetra REST API の Membership API にて、リクエストパラメータ role、レスポンスに含まれる role プロパティが廃止予定になります
  • ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定が記載されておりますので、ご確認下さい

Version 15.2.0 の詳細

(★:2023-12-18 追記、★★:2023-12-25 追記)

(準備中)新機能紹介スライド open_in_new

◆ 全利用者向け機能の変更

  • 次の不具合を修正
    • 画面右上のユーザ名表示にて、ユーザ名が長い場合、ウィンドウ幅によっては他の表示要素と重なる場合がある(#9503)
    • [メッセージ開始イベント(フォーム)]のエラーページ等で、英語のメッセージに ‘ が 2 つ表示されるものがある(#9550)

ワークフロー

プロセス開始/プロセス詳細

  • [プロセス一括開始]にて、ユーザがプロセス開始できない場合に表示されるエラーメッセージを通常のプロセス[新規開始]のものに統一(#9499)
  • [新規開始]の際のアプリ詳細画面にて、「立場」欄に「役職」を表示するように対応(#9516)
    • 「リーダ」「スタッフ」に代わって「役職」を表示するよう変更
  • 次の不具合を修正
    • プロセス詳細画面にて、工程名が長い場合に表示エリアからはみ出して表示される(#9478)

タスク処理

  • ★[選択したタスクを連続して処理]で選択できるタスク数の上限を 100 に設定(#9585)
  • 次の不具合を修正
    • 「件名」が入力エラーとなった場合、入力欄の上下2箇所にエラーメッセージが表示される(#9365)
    • スマホ向けのタスク処理画面にて、アプリ名/工程名/組織名/ユーザ名が長い場合に表示エリアからはみ出して表示される(#9479)

オープンチャット

  • 「いいね!」した投稿は、タイムラインに表示されるように対応(#9298)
    • フォローしていないユーザの投稿などはタイムラインには表示されないが、「いいね!」した投稿は表示されるようになる

アカウント設定

  • [プロフィール]にて、組織に所属する際の「役職」を表示するように対応(#9514)

◆ ワークフロー設計者向け機能の変更

  • ★ワークフローエンジンを改良(#9582)

アプリ新規作成

  • [アーカイブから新規作成]の際、アプリ定義内で参照されている「役職」を付け替えられるように対応(#9497)
    • ユーザ/組織/ロールと同様に、役職の付け替え(指定)ができる

データ項目/Questetra Form JavaScript API

  • [データ編集許可設定一括更新]にて、指定ファイルにヘッダ行しかない(更新データがない)場合、「更新しました」のメッセージが表示されないように対応(#9451)
    • 指定の更新データが既存の設定値と同じ場合は、設定値の変更はないが「更新しました」のメッセージが表示される
  • jQuery を 3.6.4 から 3.7.1 にバージョンアップ(#9308)
  • 次の不具合を修正
    • Questetra Form JavaScript API のテーブル型データ項目の取得にて、値が未設定で「編集可」の場合に、行数 1 の List オブジェクトが返される(#9431)
      • 仕様(ドキュメント)では、”空(行数が 0)の List オブジェクト” が返されるのが正しい
    • Questetra Form JavaScript API にて、依存関係のある選択型データ項目で親の値を更新しても子の選択肢が更新されない(#9566)

処理担当者

  • 組織/データ項目で指定/スイムレーンを選択して処理担当者を指定する際、「役職」を指定できるように対応(#9469)
    • 「未指定(役職を問わない)」「(何らかの)役職あり」「役職なし」「特定の役職あり(個別の役職を指定)」4パターンから指定できる

アドオン管理

  • 既存のアドオンを更新する際、登録されている名称と新規にアップロードしようとしているファイル名が一致しない場合、警告を表示するように対応(#9347)
    • 間違ったファイルで上書きされてしまうことを未然に防ぐことが目的
    • 警告メッセージは表示されるが、操作を続けて上書きすることは可能
  • ★アドオンが追加/更新/削除された際に[プロセスログ]にログ出力されるように対応(#9386)

全終了イベント

  • ヘルプボタン(ヘルプページへのリンク)を追加(#9423)

ヒューマンタスク/メッセージ開始イベント(フォーム)/受信タスク(フォーム)

  • フォーム画面/フォームプレビュー画面の内部実装(利用ライブラリ)を変更(#9213, #9215, #9217)
  • メッセージ開始イベント(フォーム)にて、旧形式の URL を廃止予定とする(#9481)
    • 旧形式 URL: /System/Event/MessageStartForm/view
    • 廃止までの間は、現在の形式の URL にリダイレクトされる
    • Ver. 17.0(2025年4月)にて廃止される予定

メッセージ送信中間イベント(メール)

  • ★★全ての送信メールに、questetra.net ドメインでの DKIM 署名が付与されるように対応
    • 送信元(From アドレス)がデフォルトの場合、「作成者署名」となる
    • 送信元(From アドレス)が変更されている場合、「第三者署名」となる

ゲートウェイ/ヒューマンタスク(分岐)

  • ユーザ型データ項目を指定した分岐条件に次の比較条件を追加(#9482)
    • 「等しい」「等しくない」「指定の組織に所属」「親組織に所属」「子組織のいずれかに所属」「上位組織いずれかに所属」「下位組織いずれかに所属」「指定のロールに所属」
    • 比較条件の比較対象には、ユーザ型データ項目/プロセス開始ユーザを指定することができる(#9477)
    • 「指定の組織に所属」など組織への所属を判定する条件については、「役職」を条件として指定可能
      • 「未指定(役職を問わない)」「(何らかの)役職あり」「役職なし」「特定の役職あり(個別の役職を指定)」
  • 組織型データ項目を指定した分岐条件に次の比較条件を追加(#9366)
    • 「等しい」「等しくない」「親組織である」「子組織である」「上位組織である」「下位組織である」
    • 比較条件の比較対象には、組織型データ項目/プロセス開始組織を指定することができる(#9477)
  • 件名/文字型データ項目を指定した分岐条件に「右の正規表現にマッチする」の条件を追加(#9531)
  • 分岐条件の指定にて、比較対象の値が未設定など、設定不備がある場合の表示やエラーメッセージを改良(#9471)
  • 次の不具合を修正
    • SpEL 式を利用した条件式の指定にて、条件式に不正がある場合にエラーの詳細が表示されないことがある(#9461)

データ更新・分岐 の SpEL 式/スクリプトタスク

  • [データ更新]にて、ユーザ型/組織型データ項目の値を更新できるように対応(#9339 )
    • SpEL 式の評価結果が String である場合、ユーザのメールアドレス/組織の名前とみなして上書きされる
    • SpEL 式の評価結果が QuserView / QgroupView である場合、そのユーザ/組織で上書きされる
    • SpEL 式にて、QuserDao / QgroupDao / QroleDao オブジェクトを利用できるように対応
      • 例)#qgroupDao.findPrimaryQgroup(#q_user) : ユーザ型データ項目(#q_user)で指定されたユーザが主として所属する組織を取得する
        • [データ更新]にて「組織型データ項目」をこの SpEL 式で更新するように指定すると、組織型データ項目は「指定されたユーザが主として所属する組織」で上書きされる
    • 「特定のユーザ」が指定された場合、常にそのユーザ/組織で上書きされる(#9545)
  • QuserDao に次のメソッドを追加
    • 指定ユーザが指定組織やロールに所属しているかなどを判定するメソッド:isMemberOfQgroup(QuserView, QgroupView) など(#9483)
    • 役職で検索する:findMembersOfQgroup(QgroupView) など(#9486)
    • クエリ検索する:findByQuery(String)(#9500)
  • QgroupDao に次のメソッドを追加
    • 組織の先祖/子孫関係を判定する:isParentOf(QgroupView parent, QgroupView child) など(#9455)
    • 先祖/子/子孫組織を検索する:findChildQgroups(QgroupView parent) など(#9490)
    • 役職で検索する:findByQuser(QuserView, boolean) など(#9501)
    • クエリで検索する:findByQuery(String)(#9500)
  • QroleDao に次のメソッドを追加
    • クエリで検索する:findByQuery(String)(#9500)
  • QuserView / QgroupView に次のメソッドを追加
    • ユーザ/組織が削除されているかどうかを判定する:isDeleted()(#9488)
      • 主に、過去プロセスのデータ項目に記録されているユーザ/組織が削除されているかどうかを判定する際に利用する
      • QuserDao / QgroupDao では、削除されているユーザ/組織を検索することはできない
  • 「役職」を検索するためのクラス QtitleDao を追加(#9485)
    • スクリプトタスクでは「qtitleDao」、SpEL 式では「#qtitleDao」で利用できる
    • findById(long) : ID で検索、findByName(String) : 名前で検索、findByQuery(String) : クエリ検索
  • QuserDao / QgroupDao / QroleDao のメソッドにて、引数が null でも例外(NullPointerException)を返さないように対応(#9484)
    • null や空のリストが返されるように変更
  • ★テーブル型データ項目にアクセスする際、指定行が存在しない場合でもエラーとならないように対応(#9242)
    • エラーとはならず、null が返される
  • アプリ詳細画面に表示されるワークフロー図にて、[データ更新]工程の設定画面で[削除]ボタンが非アクティブ表示となるように対応(#9570)
    • ボタンが動作していた訳ではないが、クリックできる状態となっていたのを変更

外部のクラウドサービスと連携する自動処理工程/データ処理を行う自動処理工程

  • 次の自動処理工程(サービスタスク)を追加
    • Microsoft 365
      • Outlook
        • 開始: Microsoft 365 Outlook for Business: メール受信時(#9428)
          • Outlook のメールを受信すると新規プロセスが開始される
        • Microsoft 365 Outlook for Business: メール取得(#9428)
          • ID で指定されたメールのソースを取得し、本文/添付ファイル等を解析してデータ項目に保存する
        • Microsoft 365 Outlook for Business: メールのカテゴリ解除(#9439)
          • Outlook のメールからカテゴリを外す
      • OneDrive for Business
        • 開始: Microsoft 365 OneDrive for Business: ファイルアップロード時(#9533)
          • OneDrive の指定フォルダにファイルがアップロードされるとプロセスを開始する
        • Microsoft 365 OneDrive for Business: ファイルダウンロード(#9440)
          • OneDrive 内の指定ファイルをダウンロードする
        • Microsoft 365 OneDrive for Business: 共有リンク作成(#9480)
          • OneDrive 内の指定ファイル/フォルダにアクセスできる URL を作成し、リンクを知っているすべての人が閲覧できるようにする
        • Microsoft 365 OneDrive for Business: 共有リンク削除(#9480)
          • OneDrive 内の指定ファイル/フォルダから指定された共有リンクを削除する
        • Microsoft 365 OneDrive for Business: ファイル / フォルダ移動(#9520)
          • OneDrive 内の指定ファイル/フォルダを移動する
    • Box
      • Box Sign: 署名リクエストキャンセル(#9416)
        • 署名リクエストを強制的にキャンセルする
        • (署名リクエスト対象の Box ファイルを削除しても、署名リクエストはキャンセルされない)
    • Slack
      • Slack: ユーザ ID 取得(#9372)
        • Questetra のユーザ、あるいはメールアドレスから Slack ユーザの ID を取得する
      • Slack: ユーザ名取得(#9382)
        • Slack のユーザ ID から Slack ユーザ名やメールアドレスを取得する
    • Twilio SendGrid
      • Twilio SendGrid: メール送信(#9373)
        • To/Cc/Bcc やメール本文を指定して、メールを送信する
        • [メッセージ送信中間イベント(メール)]の機能に加え、次のことを実現できる
          • メール開封確認ができる
          • HTML メールに inline 画像を埋め込むことができる
    • Trello
      • Trello: カード作成(#9346)
        • 新規カードを作成する
      • Trello: リスト ID 取得(#9419)
        • リストの名前から ID を取得する
      • Trello: ラベル ID 取得(#9430)
        • ラベルの名前から ID を取得する
      • Trello: メンバ ID 取得(#9438)
        • メンバの名前から ID を取得する
    • WordPress.com
      • WordPress.com: 記事公開(#9556)
        • WordPress.com にて下書き状態の記事を公開する
    • ★Amazon Web Services
      • ★Amazon Bedrock: Anthropic Claude: チャット(#9587)
        • Amazon Bedrock 上で動作する Anthropic Claude のモデルにメッセージを送信し、回答を保存する
      • ★Amazon Bedrock: Stable Diffusion: 画像生成(#9589)
        • Amazon Bedrock 上で動作する Stability AI の Stable Diffusion を用いて、画像を生成する
      • ★Amazon S3: ファイルアップロード(#9590)
        • Amazon S3 の指定フォルダにファイルをアップロードする
      • ★Amazon S3: ファイルダウンロード(#9591)
        • オブジェクトキーで指定されたファイルを Amazon S3 からダウンロードする
    • ★OpenAI
      • ★OpenAI DALL-E: 画像生成(#9588)
        • OpenAI DALL-E を用いて、画像を生成する
  • 次の自動処理工程(サービスタスク)にて、仕様変更、内部実装の変更、または不具合を修正
    • Box
      • 開始: Box: ファイルアップロード時(#9434)
        • 内部実装を変更
      • Box: ファイル削除(#9452)
        • 内部実装を変更
      • Box Sign: 署名リクエスト作成(#9383)
        • 有効期間(締め切りまでの日数)を指定できるように対応
        • 自動工程の処理完了のタイミングを「署名リクエストの作成完了」から「対象者へのメール送信完了」に変更
    • kintone
      • kintone: レコード検索(#9316)
        • 「認証設定」のタイプを「トークン直接指定」に限定
      • kintone: ファイルアップロード(#9317)
        • 「認証設定」のタイプを「トークン直接指定」に限定
      • kintone: ファイルダウンロード(#9318)
        • 「認証設定」のタイプを「トークン直接指定」に限定
    • Slack
      • Slack: メッセージ送信 (Block Kit 対応)(#9441)
        • Questetra が登録した Slack アプリ(「Slack: チャット投稿 (Bots)」「Slack: ファイルアップロード(Bots)」で利用)を選択して連携設定できるように対応
    • Twilio SendGrid
      • Twilio SendGrid: メール一斉送信(#9512)
        • SendGrid の「デザイン(メールテンプレート)」を利用する場合、配信メールのカテゴリは「デザイン」のカテゴリが引き継がれるように対応
        • ★★設定画面のレイアウトを変更
    • OpenAI
      • OpenAI ChatGPT: チャット(#9562)
        • OpenAI の組織(OpenAI-Organization ヘッダ)を指定できるように対応
        • model の選択肢に「gpt-4-32k」を追加
        • テキスト入力にて任意の model を指定できるように対応
        • トークン数の上限(max_tokens)を指定できるように対応
        • 画像ファイルを入力に指定できるように対応
          • model で “gpt-4-vision-preview” が入力指定された場合のみ動作
    • ★Microsoft 365 OneDrive
      • ★Microsoft 365 OneDrive for Business: ファイル / フォルダコピー(#9581)

メッセージ開始イベント/受信中間イベント(HTTP)

  • データ定義番号を含む旧形式の受信パラメータ(data[XX].input など)を廃止予定とする(#9390)
    • Ver. 18.0(2026年4月)にて廃止される予定
    • HTTP リクエスト送信側での変更対応が必要
  • 旧形式の受信パラメータが使用された場合、プロセスログに警告メッセージが出力されるように対応(#9391)
    • イベントの処理が正常終了した場合のみ出力される
  • イベントの設定画面から当該イベントの[プロセスログ](自動処理ログ)の一覧を表示できるように対応(#9437)
  • 演算式が設定されている数値型データ項目では「編集可」に設定できないように対応(#9435)
    • Ver. 15.2 へのアップデートにて、「編集可」から「表示なし」に自動的に設定が移行される(#9456)
  • 必須に設定されたファイル型データ項目に既にファイルが添付されている場合、[メッセージ受信中間イベント(HTTP)]でファイル型データ項目のパラメータを受信しなかったとしても必須エラーとならないように対応(#9414)
  • multipart/form-data で受信した HTTP リクエストのサイズが 100 MB を超えた場合、413 ステータスコードを返すように対応(#9569)
    • Ver. 15.1 までは、ステータスコードが 400 でエラー HTML が返されていた
    • Ver. 15.2 からは、ステータスコードが 413 でレスポンスボディは空となる
    • タスク処理の API など、multipart/form-data で HTTP リクエストを受信する全ての処理で共通の対応となる
  • ★HTTP 通信の際、コンテンツネゴシエーションが行われるようになる(#9218)
    • Accept ヘッダを指定する場合、”text/plain” が許容されるよう設定してください
    • POST 以外のメソッドが指定された場合や正しくない Accept ヘッダが指定され場合、リクエストはエラーとなります
  • 次の不具合を修正
    • [メッセージ受信中間イベント(HTTP)]に[親プロセスからのデータ可視性]ボタンが表示されている(#9424)

スクリプトタスク

  • URL Safe ではない形式でも Base64 からバイナリにデコードできるように対応(#9392)
    • Base64UtilsWrapperdecodeFromStringToByteArray(String) メソッドを追加
    • 「RFC 4648: Base 64 Encoding」に対応
  • 次の不具合を修正
    • ヘッダ/送信パラメータの設定にて、表示順の変更が正しく反映されない場合がある(#9221)

メッセージ送信中間イベント (HTTP)/スクリプトタスク HttpClient

  • [カスタム HTTP ヘッダ]にて、次のヘッダをを許可リストに追加
    • Prefer(#9415)
    • ★★Notion-Version(#9600)
  • 送信した HTTP リクエストがリダイレクトされた場合、リダイレクト先にも Authorization ヘッダが含まれるように変更(#9474)

◆ Questetra REST API Developer 向け機能の変更

  • 組織/ロールごとに、所属メンバをまとめて指定し更新する API を追加(#9154)
    • /API/UGA/Membership/set, /API/UGA/RoleMembership/set
    • リクエストボディに JSON 形式で指定
    • 指定された所属ユーザとなるように一括して変更が行われる
    • 組織(Membership)については、役職を指定することも可能
    • まとめて指定できる所属ユーザ数の上限は 10000。所属ユーザ数が既に 10000 を超えている組織/ロールでは 400 エラーとなる。
  • ユーザ一覧を取得する API など、limit の上限を 1000 に設定(#9417)
  • Membership API にて役職に対応(#9463)
    • 追加/更新(add/update)で役職 ID を指定するパラメータ qtitleId を追加
    • レスポンスに「役職 ID」と「役職名」が含まれるように対応
    • リクエストパラメータ role、レスポンスに含まれる role プロパティを廃止予定(Ver. 18.0)
      • 廃止までの間は次のように取り扱われる
        • リクエストパラメータの role = _leader は、役職 ID = 1 (初期の名前は「リーダ」) が指定されたものとして動作する
        • レスポンスのプロパティの role は、いずれかの役職を保持していることを意味する
        • Ver. 15.2 へのアップデート直後は Ver. 15.1 までの挙動と同じ。「役職 ID = 1」の役職が削除されたり、名称が「リーダ」から変えられると振る舞いが変わってくる。
  • /API/User/Membership/list にて qtitleId で検索できるように対応(#9492)
    • 組織を横断して、役職 ID を指定した検索を行う
  • ★役職を参照するための API を追加(#9462)
    • /API/User/Qtitle/find: 「役職 ID(id)」もしくは「役職名(name)」に一致する役職を返す
    • /API/User/Qtitle/list: 検索条件を満たす役職のリストを返す
  • ★システム権限・アプリ権限を追加する API にて役職(qtitleId パラメータ)に対応(#9513)
    • /API/Admin/SystemAuthority/addToQgroup, /API/Admin/ProcessAuthority/addToQgroup
  • フィールド名パラメータのみを対象とする新しいタスク処理 API を追加(#9422)
    • /API/PE/Workitem/{workitemId}/Form/save
    • パラメータはデータ項目の「フィールド名」で指定
    • データ定義番号を利用したパラメータ(data[XX].input など)はサポートされない
    • バリデーションエラー時には 400 が返される
  • タスク処理に関する2つの API にて、処理できない workitemId が指定された場合のエラー応答を統一(#9378)
    • /API/PE/Workitem/Form/viewXml, /API/PE/Workitem/Form/save
  • Questetra REST API へのリクエストに対しては、エラー HTML を返さないように対応(#9532)
  • 次の API について、内部実装を変更
    • タスク処理: /API/PE/Workitem/Form/viewXml, /API/PE/Workitem/Form/save(#9214)
  • タスク処理の API を廃止予定
    • Ver. 17.0(2025年4月)に廃止予定:/API/PE/Workitem/Form/viewXml(#9421)
    • Ver. 18.0(2026年4月)に廃止予定:/API/PE/Workitem/Form/save(#9422)
    • 「タスク処理」を実行する際に必要となるデータ項目等に関するプロセス詳細データの取得は /API/OR/ProcessInstance/view を利用してください
  • Questetra REST API にアクセスするための Java ライブラリ(swagger-java-client)を廃止(サポートを終了)(#9384)
  • 次の不具合を修正
    • タスク処理 API にて、演算式が設定されている数値型データ項目でパラメータの値を受け取らないのに、バリデーションエラーとなる場合がある(#9436)

◆ システム管理者向け機能の変更

  • 組織/ロールと並んで「役職」を定義できるように対応(#9197)
    • 「役職」はワークフロー基盤で共通の項目(組織やロールと同じ)
    • ユーザが組織に所属する際に、「役職」をひとつ選択することができる
      • 例えば、A さんは、『営業部に「部長」として所属』し『マーケティング部に「課長」として所属』し『開発部に「(役職なし)」で所属』する、といった設定を行うことができる
    • 役職の詳細ページにて、「この役職にあるユーザ」を一覧表示するように対応(#9491)
    • Ver. 15.2 へのアップデートにて次の対応が行われる
      • 「役職 ID = 1」「役職名 = リーダ」の役職が自動的に登録される
      • 組織への所属において、「リーダ」での所属は「役職 ID = 1」の役職として、「スタッフ」での所属は「(役職なし)」での所属に変換される
  • [ユーザ一括登録]の CSV 入力にて、役職を指定できるように対応(#9465)
    • 4カラム目以降で、「組織名!!役職名」とすることで、組織に所属する際の役職を指定する
    • Ver. 15.1 までの「リーダ」としての所属を指定する形式「!組織名」は、「役職 ID = 1」の役職への所属として取り扱われる
      • 「!組織名」の形式は、Ver. 17.0 にて廃止予定(#9542)
  • ユーザ一覧をダウンロードした CSV ファイルに、役職を含めるように対応(#9467)
  • システム権限/アプリ権限にて、役職に対応する(#9513)
    • 権限を「特定の組織の所属ユーザに付与」する際に、役職に関する条件を指定できるように対応
      • 「未指定(役職を問わない)」「(何らかの)役職あり」「役職なし」「特定の役職あり(個別の役職を指定)」4パターンから指定
  • [システム設定]画面にて、リーダ/メンバのいない組織がある場合の警告表示をやめる(#9551)
    • 「役職」導入による対応
    • 「どの組織にも所属していないユーザ」のエラー表示のみ継続
  • IPアドレス制限に引っかかった場合に、エラーページが表示されるように対応(#9327)
    • 利用者がログイン(認証)して表示するページが対象

◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更

  • ★同一ユーザによる並列アクセス(リクエスト)処理を改良(#9524)

Version 15.2.1 の詳細

◆ 全利用者向け機能の変更

オープンチャット

  • 次の不具合を修正
    • およそ2011年以前の古い投稿メッセージが表示されない(#9631)

◆ ワークフロー設計者向け機能の変更

メッセージ開始/受信中間イベント(HTTP)

  • 次の不具合を修正
    • HTTP 受信時にコンテンツネゴシエーションに失敗した場合、500 が返される(#9627)
      • 406 が返されるように対応

外部のクラウドサービスと連携する自動処理工程/データ処理を行う自動処理工程

  • 次の自動処理工程(サービスタスク)にて、仕様変更、内部実装の変更、または不具合を修正
    • WordPress.com
      • WordPress.com: 記事公開(#9645)
        • OAuth2 認証設定のスコープを変更

◆ システム管理者向け機能の変更

  • 次の不具合を修正
    • システム権限・アプリ権限の新規権限を付与する画面(英語のみ)に「Leaders or staff members of」という表記が残っている(#9659)

◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更

  • 同一ユーザによる並列アクセス(リクエスト)処理を改良(#9622)

Version 15.2.2 の詳細

(2024-04-08 追記、★:2024-04-12 追記、★★:2024-04-22 追記)

◆ 全利用者向け機能の変更

  • 次の不具合を修正
    • ★[Get Started][サンプル]メニューがサイドメニューに表示されない(#9881)

◆ ワークフロー設計者向け機能の変更

アプリ編集

  • 次の不具合を修正
    • スイムレーンの削除や[この工程のみデバッグ]操作がエラーとなる場合がある(#9870)

外部のクラウドサービスと連携する自動処理工程/データ処理を行う自動処理工程

  • 次の自動処理工程(サービスタスク)にて、不具合を修正
    • Google
      • Google スプレッドシート: 行追加(#9775)
        • シートタイトルによってエラーになる場合がある問題を修正

◆ システム管理者向け機能の変更

  • 次の不具合を修正
    • システムログにて、役職に関するログ種別のラベルが正しく表示されない(#9845)
    • システムログにて、英語のログ種別ラベルに誤りがある(#9849)

◆ Questetra Rest API Developer 向け機能の変更

  • 次の不具合を修正
    • 自身が保有するシステム権限を取得する API (/API/User/SystemAuthority/self)にて、レスポンスに同じ権限が複数含まれる

◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更

Questetra My Tasks(Google Chrome 拡張機能)

  • 次の不具合を修正
    • ★★Chrome 拡張機能[Questetra My Tasks]にて、新規案件が通知されない(#9855)
    • ★★新規案件として通知されない新着タスクがある(#9878)

仕様などの変更予定

将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。

Ver. 16.0(2024年4月)対応予定

  • スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)にて、スクリプトエンジン「GraalJS (Nashorn Compatible Mode)」が廃止されます
    • 「GraalJS (Standard Mode)」に強制的に移行されます
    • スクリプトエンジンの移行に伴い、次のメソッド/プロパティが利用されている場合、動作仕様が変更となります (※2023年4月から延期)
      • String#equals() メソッド
        • 「===」や「==」を利用するコードに変更してください
        • equals() は java.lang.String のメソッドとなります。String クラスが JavaScript String への対応を進める方向性のため、java.lang.String に由来するメソッドは利用しないようにしてください。
      • Error#message プロパティ
        • Error#toString() を利用するコードに変更してください
        • Error オブジェクトの実体である java.lang.Throwable には、message プロパティはありません。JavaScript Error でも java.lang.Throwable でも定義されている toString() メソッドを利用してください。
    • スクリプトエンジン GraalJS (Nashorn Compatible Mode) 廃止のお知らせ(2024年4月)
  • スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)のスクリプトにて、「2024-04: 廃止予定」となっている API(Java クラス / メソッド)が廃止されます
    • 廃止予定の API が実行されるとプロセスログに警告メッセージが出力されます
    • [プロセスログ]にて「警告を含むログのみ」で検索すると対象アプリや工程を確認できます
    • 対象:R2300: スクリプトタスクで利用できる Java クラス にて「2024-04: 廃止予定」となっている API
  • プロセスを開始する API(/API/PE/ProcessInstance/start)にて、パラメータ activityId を利用した形式が廃止されます

Ver. 17.0(2025年4月)対応予定

  • メッセージ開始イベント(フォーム)にて、旧形式の URL が廃止されます
    • 旧形式 URL: /System/Event/MessageStartForm/view
    • 廃止までの間は、現在の形式の URL にリダイレクトされます
  • [ユーザ一括登録]の CSV 入力にて、「リーダ」としての所属を指定する形式「!組織名」が廃止されます
  • Questetra REST API にて、ページネーション機能を持たない、組織/ロールへの所属を検索する API が廃止されます
    • /API/User/Membership/listByQuser, listByQgroup
    • /API/User/RoleMembership/listByQuser, listByQrole
    • ページネーション機能を持つ次の API を利用してください
      • /API/User/Membership/list, /API/User/RoleMembership/list
  • Questetra REST API にて、処理フォーム画面の情報を取得する API(/API/PE/Workitem/Form/viewXml)が廃止されます

Ver. 18.0(2026年4月)対応予定

  • スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)のスクリプトにて、HTTP 認証設定関連の次のメソッドが廃止されます
    • 廃止予定の API が実行されるとプロセスログに警告メッセージが出力されます
    • [プロセスログ]にて「警告を含むログのみ」で検索すると対象アプリや工程を確認できます
    • 対象
      • httpClient.getOAuth2Token(String settingName)
      • httpClient.begin().authSetting(String settingName)
  • メッセージ開始イベント/受信中間イベント(HTTP)にて、データ定義番号を含む旧形式の受信パラメータ(data[XX].input など)が廃止されます
    • 旧形式の受信パラメータが使用された場合、プロセスログに警告メッセージが出力されます
    • HTTP 送信元にて、フィールド名を利用したパラメータを指定するように変更してください
  • Questetra REST API の Membership API にて、リクエストパラメータ role、レスポンスに含まれる role プロパティが廃止されます
  • Questetra REST API にて、タスク処理を行う API(/API/PE/Workitem/Form/save)が廃止されます
    • Ver. 15.2 で追加された新しいタスク処理の API(/API/PE/Workitem/{workitemId}/Form/save)を利用してください
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