Ver.11.11 標準利用できる自動処理工程を追加し、Google ドライブ/スプレッドシートとの連携を強化 (2019年7月8日)

リリース概要

リリース日

注意すべき変更点

  • 「メッセージ送信中間イベント(HTTP/メール)」にて、システム変数「${var[key]}」を廃止します
  • Questetra を OAuth2 サーバとして利用する際、Questetra の「OAuth2 クライアント」に登録されている「リダイレクトURL」と「認可エンドポイントURL」へのリクエストに渡される「redirect_uri」が完全に一致している場合のみ、OAuth2 接続を認可できるように仕様を変更します
  • 3年程度以上前に作成されたアプリアーカイブをサポート対象外とします
  • ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定を記載しておりますので、ご確認下さい。

Version 11.11 の詳細

◆ 一般利用者向け機能の変更

  • なし

◆ 管理職 (ワークフロー管理者)向け機能の変更

  • なし

◆ ワークフロー設計者向け機能の変更

  • クラウドサービスと連携する次の公式アイテムを追加
    • サービスタスク(Google スプレッドシート: 行追加)
    • サービスタスク(Google スプレッドシート: 選択肢データの一括取得)
    • サービスタスク(Google ドライブ: フォルダ検索)
    • サービスタスク(Box: ファイルアップロード)
    • サービスタスク(Box: フォルダ作成)
  • データ処理を行う次の公式アイテムを追加
    • サービスタスク(コンバータ (Date to 和暦テキスト))
  • 3年程度以上前に作成されたアプリアーカイブをサポート対象外とするよう対応
    • Ver. 10.4 より古いバージョンのワークフロー基盤(Questetra BPM Suite)で作成されたアプリアーカイブは、インポートできなくなります
    • 2019年時点では2016年以降が、2020年時点では2017以降がサポート対象となります(常に過去3年がサポート対象)
    • サポート対象外のアプリアーカイブはインポートできません
  • プロセスモデラーのワークフロー図にて、スイムレーンの配置もグリッドに吸着するように対応
  • 次の不具合を修正

メッセージ開始イベント(メール)

  • 「プロセス開始アドレス」の長さに上限を設定(メールアドレス全体で 256 文字)
  • 次の不具合を修正
    • 「プロセス開始アドレス」の長さが256文字以上の場合、プロセスが開始されない

メッセージ開始イベント(フォーム)/受信タスク(フォーム)

  • 「送信完了ページURL」の長さに上限を設定(1000文字)

サービスタスク(データ設定)

  • 対象データ項目数/EL 式の長さに上限を設定
    • データ項目数:100 まで
    • すべての設定内容を合わせて 10 万文字まで

サービスタスク(Add-on)

  • ベータ機能である旨の表示位置を変更
  • 定義ファイルの select-data-type で、日付型のサブタイプで指定できるように対応
    • DATE_YMD, DATE_YM, DATE_MD, DATE_Y を追加

システム変数/アプリ内変数

  • システム変数 key を廃止
    • 呼び出し先の[メッセージ開始/受信中間イベント(HTTP)]にて key を自由に設定できます。セキュリティ等を考慮の上、適切な key を設定してください。
    • key パラメータを送信の際は、${var[key]} を使用せず、イベントごとに設定した固定値を指定するようにしてください
    • アプリの設定に変数「${var[key]}」が残っていたら、アプリ内変数 key の扱いとするように対応
    • 変数 key の取り扱い変更に伴い、アプリ内変数 key の設定を追加(データ移行)
  • 変数「${var[key]}」を利用している旨の警告表示を取りやめる
  • 「サービスタスク(データ設定)」などで、存在しない変数が参照されている場合、エラーとなるように対応

◆ システム管理者向け機能の変更

  • なし

◆ システムエンジニア向け機能の変更

  • Questetra を OAuth2 サーバとして利用する際、Questetra の「OAuth2 クライアント」に登録されている「リダイレクトURL」と「認可エンドポイントURL」へのリクエストに渡される「redirect_uri」が完全に一致している場合のみ、OAuth2 接続を認可できるように仕様を変更
    • これまでは前方一致で認可できましたが、仕様変更後は完全一致の場合のみ認可できるようになります

◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更

  • なし

仕様などの変更予定

将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。

2019年10月(Ver. 11.12.0)対応予定

  • 選択型データ項目のサブタイプが「ラジオボタン / セレクトボックス / チェックボックス」の場合、タスク処理画面にて表示件数に上限を設けます
    • 選択肢数 1000 を超える分は、表示しないようにします
    • 選択肢数が 1000 を超える場合は、「検索セレクト」を利用してください
    • 選択肢の定義を、HTTP経由、または選択肢マスタ(XML)で行なっている場合に、注意が必要です
  • 「サービスタスク(Google ドライブ:ファイルアップロード)」にて、アップロード先のフォルダについて、フォルダパスでの指定を将来バージョンにて廃止します
    • 「サービスタスク(Google ドライブ:フォルダ作成)」でフォルダを作成した後、ファイルアップロードを行うことで同様の対応が可能です
  • [メッセージ送信中間イベント(HTTP)]のセキュリティ設定にて OAuth2 を指定する際、「変数」が利用できなくなります
    • Ver. 11.9 以降、「変数」が利用されている場合、設定エラーとなりますので、変更をお願いします

2019年10月以降対応予定

  • 「メッセージ開始イベント(HTTP/フォーム)」「メッセージ受信中間イベント(HTTP)」にて、processModelInfoId / nodeNumber、および key(「フォーム」のみ)をリクエストパラメータに含む形式の URL を廃止します
    • 廃止される形式
      • /System/Event/MessageStart/start?processModelInfoId=123&nodeNumber=0
      • /System/Event/IntermediateMessage/receive?processModelInfoId=123&nodeNumber=4
      • /System/Event/MessageStartForm/view?processModelInfoId=123&nodeNumber=1&key=XXXYYYZZZ
    • 新しい形式(Ver. 11.4 以降)
      • /System/Event/MessageStart/123/0/start
      • /System/Event/IntermediateMessage/123/4/receive
      • /System/Event/MessageStartForm/123/1/XXXYYYZZZ/view
  • 「スクリプトタスク」「サービスタスク(Add-on)」にて、次の形式のデータ参照/更新方法を廃止します
    • 参照:data.get(“1”)、更新:retVal.put(“1”, “hogehoge”)
    • engine.findDataByNumber(1)、engine.setDataByNumber(1, “hogehoge”) など、新しい形式(Ver. 11.4 以降)への変更をお願いします(M230)
  • 「全てのプロセス履歴を検索する」「タスク処理履歴を検索する」API にて、プロセスデータ項目を検索結果に含めるには、表示項目として明示的に指定するように変更します
    • –現在は、検索条件として指定されたプロセスデータ項目は自動的に検索結果にも含まれています
    • –仕様変更後は、 要素が指定されているプロセスデータ項目のみが検索結果に含まれるようになります

「Ver.11.11 標準利用できる自動処理工程を追加し、Google ドライブ/スプレッドシートとの連携を強化 (2019年7月8日)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: クラウド型ワークフローv11.11、 Googleシートへの自動追記を強化 - Questetra

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