リリース概要
リリース日
注意すべき変更点
- 「高度なレイアウト」機能が利用されているワークフローアプリがアプリ設定エラーとなります
- アプリ詳細画面では、[デバッグ実行]ボタンは表示されなくなります
- プロセス開始の一覧画面にて、旧デザインのインタフェースが利用できなくなります
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定が記載されておりますので、ご確認下さい
Version 13.2.0 の詳細
◆ 全利用者向け機能の変更
ワークフロー
- フォーム送信時や画面遷移時など、処理中を示すインジケータを表示するように対応
- インジケータ表示中はボタン操作などはできません
- プロセス開始の一覧画面にて、[前バージョン]ボタン(旧インターフェースへのリンク、画面下部に配置)を削除
- エラー一覧画面のデザインやインタフェース等を変更(JavaScript ライブラリを変更)
- プロセス / タスク検索にて、文字列(部分一致検索)による検索パフォーマンスを向上
- [今月の成果] / [先月の成果]メニューを[あなたの成果]に統合
- [あなたの成果][みんなの成果][ヒートマップ]にて一覧表示のデザインやインタフェース等を変更(JavaScript ライブラリを変更)
- [マイタスク]や[ヒートマップ]等のグラフ表示を改良
- ツールチップ表示を変更
- 次の不具合を修正
- Google アカウントによるログインに失敗すると、エラーメッセージの表示が崩れる
- [マイタスク]にて複数タスクが選択されている状態でひとつのタスクの処理画面を開くと、[保存せず中断]をした場合に、連続処理モードでもないのに連続処理になってしまう
ダッシュボード
- ワークフローアプリを選択するインタフェースを変更(JavaScript ライブラリを変更)
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
- アプリ詳細画面にて[プロセスのデバッグ実行]ボタンを削除
- デバッグ実行は、開始イベントのプロパティ画面から行ってください
- アプリ詳細画面の表示を高速化
- モデリング要素(BPMN アイコン)の名称から、「サービスタスク」を削除するように変更
- サービスタスク (データ設定) -> データ更新
- サービスタスク (選択肢マスタ更新) -> 選択肢マスタ更新
- サービスタスク (PDF 生成) -> PDF ファイル生成
- 次の不具合を修正
- アプリ一覧にて、アプリ管理権限を持たないアプリをクリックできる
- アプリのプロパティ編集を行った際、「保存しました」のメッセージが表示されない場合がある
全てのエディション向け(Basic / Advanced / Professional) 
データ項目
- ユーザ / 組織型データ項目の入力インタフェースを変更(JavaScript ライブラリを変更)
- 組織階層からの選択、文字入力によるフィルタ(候補表示)、のどちらにも対応
- ユーザ型:フォームタイプを統合
- 組織型:文字入力によるフィルタにも対応
- 「高度なレイアウト」(廃止予定)が利用されている場合は新しいインタフェースは利用できません。「フォームタイプ」の設定に従って、インタフェースが提供されます。
- 組織階層からの選択、文字入力によるフィルタ(候補表示)、のどちらにも対応
- データ項目名の初期値を設定しない(設定が空となる)ように対応
- データ項目名の入力に応じて、フィールド名が自動設定されるように対応
- フィールド名が空の場合、入力されたデータ項目の名称に応じてフィールド名が自動的にセットされます
- 自動セットされたフィールド名を任意に変更することも可能です
- テーブル型データ項目のサブデータ項目では未対応
- 処理フォーム画面で利用できる「フォーム Javascript API」を公開
- データ項目の「説明」欄のデコレーション(HTML/Javascript)で利用できる
- 「ヒューマンタスク」および公開フォーム(「開始イベント(フォーム)」「受信タスク(フォーム)」)にて動作する
- 入力フィールドからの値の取得、および値のセットができる
- 件名 / 文字型 / 数値型 / 選択型(チェックボックス / ラジオボタン / セレクト)に対応
- 今後、他のデータ型にも順次対応予定
- イベントハンドラの登録 / 削除ができる
- ready イベント: フォーム画面が表示されたら発火
- change イベント: 入力フィールドの値が変更されたら発火
- HTML の id 属性や Javascript 関数を定義する際は、「user_」はじまりの名前を利用してください
- 「user_」はじまりは Questetra 自体では利用されませんので、利用者による定義が既存の要素等と重複しません
メッセージ送信中間イベント(メール)
- 設定における最大文字数の制限を 10,000 文字から 100,000 文字に拡張
データ更新(旧「サービスタスク(データ設定)」)
- テーブル型データ項目のサブデータ項目のオブジェクトを取得する際、列の指定に列インデックスも利用できるように対応
- Object ScriptListArray#getObject(int row, int col)
- Object ScriptListRow#getObject(int col)
- JSON をエスケープする関数(#escaper.escapeJson())を追加
XOR / OR ゲートウェイ
- 分岐条件式で SpEL 式を利用できるように対応
- 従来の選択式の条件式に加え、任意の条件式を定義できるようになる
- 「ヒューマンタスク」での分岐設定でも SpEL 式を利用できる
- エンジニア向けの高度な機能
- 例: #q_string?.startsWith(‘[test]’)、#q_datetime < #now.addDays(-1)、など
- 分岐条件式で選択型(チェックボックス)を指定した際に、「等しい」「等しくない」を選択できるように対応
- 対象となる選択肢は1つのみ
スイムレーン
- スイムレーン名の初期値を「処理担当者」「Operator」となるように変更
Advanced / Professional 向け 
外部のクラウドサービスと連携する自動処理工程
- 次の自動処理工程(サービスタスク/開始イベント)を追加
- 開始: Gmail: メール受信時
- メールを受信すると新規プロセスが開始される
- Google Workspace の管理者が、セキュリティ設定にて Questetra BPM Suite からのアクセスを許可する必要がある
- gmail.com ドメインのメールアドレスは対象外
- Gmail: メール取得
- ID で指定したメールのソースを取得し、本文 / 添付ファイル等を解析してデータ項目に保存
- Gmail: メールのラベルを解除
- ID で指定したメールからラベルを削除
- Google BigQuery: データ追加
- テーブル ID で指定したテーブルにデータを1行追加
- Google スプレッドシート: シート追加
- Google スプレッドシートに新しいシートを追加
- Google スプレッドシート: シートコピー
- Google スプレッドシートのシートを同じ、または別のスプレッドシートにコピー
- Google スプレッドシート: 行更新
- Google スプレッドシートの指定した行のデータを更新
- Google スプレッドシート: 行取得
- Google スプレッドシートから指定した行のデータを取得
- Box: ファイル共有リンク作成
- Box 上のファイルにアクセスできる共有リンク URL を作成
- 有効期限やパスワードを設定することも可能
- Box: ファイル共有リンク削除
- 指定された共有リンク URL を削除
- 開始: Gmail: メール受信時
- 次の自動処理工程(サービスタスク/開始イベント)にて、仕様変更、内部実装の変更、または不具合を修正
- Google スプレッドシート: 行追加
- 追加した行番号を取得できるように対応
- 次の工程の名称を変更
- ジェネレータ (テキストファイル) -> テキストファイル生成
- (Any Website): File Download -> (Any Website): Download File(英語のみ)
- Google スプレッドシート: 行追加
メッセージ開始イベント(フォーム)
- 次の不具合を修正
- 「件名」を非表示にすると、フォーム表示時に最上部の入力項目の表示が崩れる
Professional 向け 
メッセージ送信中間イベント(HTTP)
- 次の不具合を修正
- 過去に作成したアプリの編集や過去のアーカイブのインポートした際、フォーマットが未選択の数値型データがパラメータに指定されている場合、表示が崩れる
スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)
- テーブル型データ項目のサブデータ項目のオブジェクトを取得する際、列の指定に列インデックスも利用できるように対応
- Object ScriptListArray#getObject(int row, int col)
- Object ScriptListRow#getObject(int col)
- JSON をエスケープする関数を追加
- String StringEscapeUtilsWrapper#escapeJson(String input)
高度なレイアウト
- 「高度なレイアウト」機能が有効となっているワークフローアプリが、アプリ設定エラーとなるように対応
- ワークフローアプリの定義エラーとなりますが、稼働中の最新バージョンのアプリの動作や実行中のプロセスの動作に影響はありません(プロセス実行時にエラーとはならない)
- アプリの新バージョンをリリースする際は、エラーを修正する必要があります
- 「高度なレイアウト」機能は、2022年4月に廃止される予定です
◆ システム管理者向け機能の変更
- Google 連携にて、ドメインの設定をせずに Google 連携機能を有効にできるように対応
- Google 連携が有効、かつドメイン設定あり、の場合はこれまでと同じ
- Google Workspace との同期機能(ユーザ / 組織 / ロールの一括設定)にて、連携対象のドメインを指定できるように対応
- CORS 設定のチェックを強化 「クロスオリジン通信許可するオリジン」に “*” を設定し、かつ 「認証情報の送信を許可する」にチェックが入っている場合、設定エラーとなる
- 組織を選択するインタフェースにおいて、主として属する組織を選択する[My]ボタンに対応
- ユーザを選択するインタフェースにおいて、自身を選択する[Me]ボタンに対応
- 次の不具合を修正
- ユーザを選択するインタフェースにおいて、組織ツリーからユーザを選択した後、組織にフォーカスが当たっていても[適用して閉じる]ボタンをクリックできる
◆ Questetra REST API Developer 向け機能の変更
- 次の不具合を修正
- API を利用して組織のメンバを更新した直後に、組織への所属が削除されると、プロセス開始可能ユーザが正しく再計算されない場合がある
- プロセス検索などの API のレスポンスにて、processInstanceEndDatetime のフォーマットが他の日時フィールドと異なる タイムゾーン情報が含まれていなかった
◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更
- なし
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
2022年1月対応予定
- 「サービスタスク(データ設定)」にて、文字型データ項目を更新する際、データ定義番号を利用したデータ参照式が廃止されます
- (2021年10月対応予定から延期)
- 「全てのプロセス履歴を検索する」「タスク処理履歴を検索する」API にて、プロセスデータ項目を検索結果に含めるには、表示項目として明示的に指定するように変更されます
- (2021年10月対応予定から延期)
- 現在は、検索条件として指定されたプロセスデータ項目は自動的に検索結果にも含まれています
- 仕様変更後は、 要素が指定されているプロセスデータ項目のみが検索結果に含まれるようになります
2022年4月対応予定
- 「スクリプトタスク」「サービスタスク(Add-on)」のスクリプトエンジンにて、「Nashorn」が廃止されます
- (2021年10月対応予定から延期)
- 2022年1月リリース予定の新バージョンにて、「Nashorn」が利用されている場合、アプリ設定エラーとなるように対応されます
- 詳細は、「スクリプトエンジン Nashorn 廃止のお知らせ(2021年9月)」をご確認ください
- 処理フォーム画面をカスタマイズする「高度なレイアウト」機能が廃止されます
- 詳細は、「「高度なレイアウト」機能廃止のお知らせ(2022年4月)」をご確認ください
- タスクに「スター」を追加/削除する次の API が廃止されます
- /API/OR/Workitem/Star/add
- /API/OR/Workitem/Star/remove
- 検索条件を指定する XML にてタスクへのスターの有無を指定する要素 workitem-starred が廃止されます
- プロセスへのスターの有無を指定する要素 starred を利用ください
2023年4月対応予定
- マイタスク/引き受け待ちを取得する次の API が廃止されます
- マイタスク: /API/PE/Workitem/listAllocated
- 引き受け待ち: /API/PE/Workitem/listOffered
ピンバック: 2021-10-11 00:00 (JST) 計画停止、バージョンアップ – Questetra Support