リリース概要
リリース日
- 2022年4月11日 (月)
アップデート日
- 計画的アップデート、トライアルのワークフロー基盤:2022年4月11日 (月)
- 即時アップデートのワークフロー基盤は、Ver. 13.3.2 へはアップデートされません。同日に、Ver. 14.0.0 にアップデートされる予定です。
2022年4月より、新バージョンのアップデートスケジュール(更新日)について選択制が導入されます。アップデートされる日は、ご利用のワークフロー基盤によって異なります。詳細は次のドキュメントを参照ください。
- プレスリリース:クエステトラ:クラウド型ワークフロー、更新日の選択制を導入
- Developers Blog:新バージョン公開とアップデート方針
注意すべき変更点
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定が記載されておりますので、ご確認下さい
Version 13.3.2 の詳細
◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更
- Spring Framework の脆弱性(CVE-2022-22965)に対応
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
2022年4月(5月)対応予定
- 「スクリプトタスク」「サービスタスク(Add-on)」のスクリプトエンジンにて、「Nashorn」が廃止されます
- 2022年1月リリースの Ver. 13.3 にて、「Nashorn」が利用されているアプリは、アプリ設定エラーとなっております
- 詳細は、「スクリプトエンジン Nashorn 廃止のお知らせ(2022年4月)」をご確認ください
- 処理フォーム画面をカスタマイズする「高度なレイアウト」機能が廃止されます
- 詳細は、「「高度なレイアウト」機能廃止のお知らせ(2022年4月)」をご確認ください
- タスクに「スター」を追加/削除する次の API が廃止されます
- /API/OR/Workitem/Star/add
- /API/OR/Workitem/Star/remove
- 検索条件を指定する XML にてタスクへのスターの有無を指定する要素 workitem-starred が廃止されます
- プロセスへのスターの有無を指定する要素 starred を利用ください
2022年8月対応予定
- ユーザ/組織/ロールの一覧を取得する API にて、query パラメータに関する仕様が変更されます
- 現在の仕様:query 文字列の前後に全角/半角スペースが含まれていた場合、スペースを除去して検索
- 例:「山田 」「 山田」「 山田 」「山田」 => 全て「山田」で検索
- 新しい仕様:query 文字列の前後に全角/半角スペースが含まれていた場合、スペースを残して検索
- 例:「山田 」はそのまま「山田 」を検索文字列として検索
- 現在の仕様:query 文字列の前後に全角/半角スペースが含まれていた場合、スペースを除去して検索
- スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)のスクリプトにて、次のメソッド/プロパティが利用されている場合、動作仕様が変更となります
- スクリプトエンジン(GraalJS)は Java 上で動作する JavaScript であるため、利用エンジンやバージョンによって動作仕様が異なる場合があり、対応が必要となります
- String#replaceAll() メソッド
- String#replace() を利用するコードに変更してください(正規表現のグローバルオプションを利用)
- もともと、String#replaceAll() は java.lang.String のメソッドとして動作していました。EcmaScript 2021 にて JavaScript の String でも replaceAll() が利用できるようになるため、JavaScript String のメソッドとして動作するように変更となります。
- String#equals() メソッド
- 「===」や「==」を利用するコードに変更してください
- equals() は java.lang.String のメソッドとなります。String クラスが JavaScript String への対応を進める方向性のため、java.lang.String に由来するメソッドは利用しないようにしてください。
- Error#message プロパティ
- Error#toString() を利用するコードに変更してください
- Error オブジェクトの実体である java.lang.Throwable には、message プロパティはありません。JavaScript Error でも java.lang.Throwable でも定義されている toString() メソッドを利用してください。
- [メッセージ開始イベント(HTTP)]等で、日時型データ項目の受信パラメータとして、日付部分と時刻部分を個別に受け取るパラメータが廃止されます
- 日付部分: data[XX].input
- 時刻部分: data[XX].time
2023年4月対応予定
- マイタスク/引き受け待ちを取得する次の API が廃止されます
- マイタスク: /API/PE/Workitem/listAllocated
- 引き受け待ち: /API/PE/Workitem/listOffered