リリース概要
リリース日
- 2022年12月12日 (月)
アップデート日
- 即時アップデートのワークフロー基盤:2022年12月12日 (月)
- 計画的アップデート、トライアルのワークフロー基盤:
[予定]2023年1月16日(月) or2023年1月23日(月)
2022年4月に、新バージョンのアップデートスケジュール(更新日)について選択制が導入されました。アップデートされる日は、ご利用のワークフロー基盤によって異なります。詳細は次のドキュメントを参照ください。
- プレスリリース:クエステトラ:クラウド型ワークフロー、更新日の選択制を導入
- Developers Blog:新バージョン公開とアップデート方針
注意すべき変更点
- [統合ゲートウェイ]が XOR / OR / AND の3種類となり、統合地点では、分岐の際に利用したタイプのアイコンを利用するよう変更されます
- [処理担当者の設定一括変更]機能にて、アプリの「全バージョン」を対象とした一括変更ができなくなります
- ★[予告:2023年4月]言語設定にて「入門版」「京都弁」を廃止
- Windows 8.1 のサポートが終了されます(Ver. 14.2.1、2023年1月)
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定が記載されておりますので、ご確認下さい
Version 14.2.0 の詳細
(★:2022-12-02 追記、★★:2022-12-09 追記)
◆ 全利用者向け機能の変更
ワークフロー
新規開始
- [このデータを再利用してプロセスを開始]で文字型データ項目のフォームタイプ(複数行/単一行)が異なっていても、値が再利用(コピー)されるように対応
- 単一行から複数行へはそのままコピー、複数行から単一行へは改行なしのテキストに変換されてコピーされる
- [このデータを再利用してプロセスを開始]で選択型(チェックボックス)から他のフォームタイプ(ラジオボタンなど)へ値が再利用される際、元の選択肢が2つ以上選択されている場合は値がコピーされないように対応
- 値はコピーされないので、「空」または「初期値」のままとなる
- 選択型のフォームタイプが変更された新しいバージョンがリリースされた場合にのみ該当する可能性がある
タスク処理
- 処理フォーム画面にて、他プロセスのデータをコピーできるように対応
- 入力フォームに値がコピーされるだけで、[処理完了]や[保存して終了]を行わない限りデータは保存されない
- ★タスク処理完了や公開フォーム送信時の確認ダイアログを変更
- 将来的にブラウザのセキュリティが強化されると、iframe 内で公開フォーム送信ができなくなる可能性があるので根本的に対応
- 関連:公開フォームが iframe で表示されていると送信できない場合がある
- ★タスク処理画面などにある[一覧へ戻る]などのボタン(リンク)の位置を統一
プロセス/タスク検索
- 「プロセス開始組織」や「組織型データ項目」のフィルタ条件指定に「主として属する組織」を指定できるように対応
- フィルタ指定にて、すべてのデータ項目で「空」「空でない」を指定できるように対応
- 表示カラムに、「プロセス開始組織」「処理担当組織」を指定できるように対応
- [このリストに名前をつけて保存]する際の画面に、「入力文字数 / 上限の文字数」を表示するように対応
- 次の不具合を修正
- 検索条件リストの名称で連続する半角英数文字が長い場合、サイドメニューの表示領域からはみ出して表示される
集計グラフ
- [その他のグラフ]で[新規作成]する際、アプリ選択の際に表示されるカテゴリは、データ閲覧権限を持つアプリのカテゴリのみとなるように改修
ダッシュボード
- 次の不具合を修正
- 今月の成果/先月の成果にて、円グラフをクリックするとエラーページが表示される
アカウント設定 / その他
- ログイン履歴を確認できるように対応
- 次の不具合を修正
- [お知らせ]にて、新着のお知らせがあっても新着アイコンが表示されない場合がある
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
アプリ一覧
- 一覧の表示カラムに「更新日時」を指定できるように対応
- 「更新日時」は、アプリ編集/プロパティ編集/新バージョンのリリース/一時停止/再開/業務マニュアル編集の際に更新される
- デフォルトの「表示カラム」を「アプリ名/作成ユーザ/稼働バージョン/更新日時」に変更
- 最近更新されたアプリを上部に優先表示するように対応
- 簡略化されたワークフロー図とアプリ名が表示される
- アプリが一覧される画面にて、「メモ」欄が空の場合は空行が表示されるように対応
- 次の不具合を修正
- アプリが一覧される画面にて、表示カラムの設定次第で一覧にアプリ名が表示されない場合がある
アプリ編集
- ワークフロー図のパレットにて、「自動処理タスク」に分類されるモデリング要素(BPMNアイコン)の表示方法を改良
- 同類のアイテムがまとめられ、階層化されて表示される
アドオン管理
- 次の不具合を修正
- [アドオンの管理]にて、アドオンを追加/変更/削除した後にメッセージが表示されない
- 個々のアプリの[アドオンの管理]やシステム設定/アプリ設定の[アプリ共有アドオン]にて登録されているアドオンをダウンロードする際、背後でアドオンファイルが削除されていると、エラーページを表示する HTML ファイルがダウンロードされてしまう
デバッグ実行
- 特定の工程を対象に[デバッグ実行]できるように対応
- [この工程のみデバッグ]すると、[開始イベント]->[ヒューマンタスク]->[デバッグ対象工程]->[終了イベント]と接続されたワークフローが生成され、デバッグ用のプロセスが開始される
- [スクリプトタスク]、各種[サービスタスク]、各種[メッセージ送信中間イベント]が対象
- [デバッグを開始する]ボタンに、アイコン( )を表示するように対応
- プロセス/タスクの一覧画面にて、デバッグプロセスを識別できるように対応
- 「件名」カラムにデバッグプロセスを表すアイコン( )が表示される
- プロセス/タスク検索のフィルタ条件にて、「デバッグプロセスのみ」「デバッグプロセスを除外」を指定できるように対応
- [ヒートマップ][あなたの成果][みんなの成果]にて、デバッグプロセスが集計対象から除外されるように対応
- [ダッシュボード]の今月の成果/先月の成果などにて、デバッグプロセスを集計対象から除外されるように対応
- [その他のグラフ]を[新規作成]する際、デフォルトで「デバッグプロセスを除外」のフィルタ条件が指定されるように対応
- [プロセスログ]にて、「アプリバージョン」カラムにデバッグプロセスを表すアイコン( )を表示するように対応
データ項目
- 選択型データ項目で選択肢を[CSV 編集]する際、CSV エスケープに対応
- 選択型データ項目にて、「固定の選択肢」の定義を「選択肢マスタ(XML)」ファイルをアップロードして行えるように対応
- [選択肢マスタ]ボタンから、ファイルのアップロード/ダウンロードを行える
- アプリ編集の選択肢定義の画面を選択肢マスタを編集する簡易エディタとして利用できる
- 対応している選択肢の数の上限は「1000」
- 日付型/日時型データ項目にて、カレンダー等の入力インタフェースを変更
- [Now][Today]ボタンのアイコンも変更
- 日付型データ項目の表示スタイルの幅指定を、日時型など他のデータ項目の形式に合わせるよう対応
- ユーザ型/組織型データ項目にて、[クリア]ボタンを右端に配置移動
- ★★ファイル型データ項目に添付されているテキスト/HTML/PDFファイルを別ウィンドウで表示できるよう対応
- Content-Type が、text/plain, text/html, application/pdf のファイル
- ★★テーブル型データ項目の入力インタフェースを変更
- 特定のセルを選択して Ctrl+V (Cmd+V) での TSV のペーストの動作が、複数セルへのペーストからセル内へのペーストに変更
- TSV データの複数セルへのペーストは、セルを選択した上で[クリップボードからのペースト]ボタンで行う
- その他、入力操作などの細かい変更
- テーブル型データ項目の文字型サブデータ項目にて、URL 文字列が表示時に自動リンクとなるように対応
- テーブル型データ項目の文字型サブデータ項目を表示する際、カラム幅は均等となり、カラム内で改行表示されるように対応
- テーブルを[新しいウィンドウで開く]場合は、「カラム幅は入力文字数に応じて調整」「改行無し」「テーブルの横幅は無制限」で表示される
- 次の不具合を修正
- 文字型データ項目を表示する際、半角英数記号が連続している場合に全テキストが表示されない場合がある
- ファイル型データ項目などに添付されているテキストファイルをダウンロードする際、「charset=Shift_JIS」が付与されてしまう
- ★★処理フォーム画面でファイル型データ項目が「編集可」の場合、[Google Drive に保存]ボタンが表示されない
- ★★Google ドライブに保存されたファイルを参照するため[Google ドライブへ]を押下すると、「Google ドライブでビューを読み込めませんでした」エラーとなる
処理担当者
- 新規開始の一覧を再計算する処理を改良し、メモリ使用量を削減
- 次の不具合を修正
ヒューマンタスク
- タスク処理完了時の自動処理にて、処理担当組織に削除された組織が指定されている場合、空で上書きするように対応
- ★タスクやチームタスクにて、処理担当者(候補)の対象ユーザ数に上限「1000」を設定
- 処理担当者(候補)が計算された結果、対象ユーザが上限を超えるとタスクは誰にもオファー/割り当てされずにエラータスクとなる
- 先頭タスクがチームタスクの場合は、プロセスを[新規開始]しようとしてもエラーとなる
- ★タスクが引き受け待ちとなる際のオファーと締め切りに関する処理を改良
ゲートウェイ
- [統合ゲートウェイ]のアイコンを変更
- XOR / OR / AND の3種の統合ゲートウェイを追加
- マーク無しの統合ゲートウェイは廃止
- 分岐と統合が明確に区別されるようになる
- ひとつのゲートウェイにて、統合と分岐を兼用することはできなくなる
- ひとつのゲートウェイで兼用されているワークフローアプリは、Ver. 14.2 へのアップデートにてアプリ定義エラー(※)となる
- ワークフロー図の視認性を高め、フロー構造がわかりやすくなる
- OR / AND ゲートウェイで分流したフローの統合地点には、統合 OR / AND ゲートウェイのみが利用できるように対応
- XOR で分岐したフローは XOR で合流する、OR で分岐したフローは OR で合流する、AND で分岐したフローは AND で合流することが求められる
- ワークフロー図に配置できるノード数の上限を 150 から 170 に拡張
- Ver. 14.2 へのアップデートにて、[統合ゲートウェイ]は分岐ゲートウェイに対応するタイプのアイコンに置き換えられる
- 開始ポイントが複数あり、下流にてひとつのフローに統合さえるようなケースでは、[統合 XOR ゲートウェイ]が利用される
- ★★関連記事:新しい統合ゲートウェイでワークフロー図の見やすさを向上(2022年12月)
データ更新
- 選択型データ項目を更新する際に、SpEL 式を利用できるように対応
- 選択型(チェックボックス)データ項目への複数選択肢の指定が可能になる
- 選択肢の値(選択肢ID)をリスト形式で指定する
- 例:{‘選択肢の値1’, ‘選択肢の値2’}
- 他の選択型データ項目の値をコピーできるようになる
- 選択肢の値(選択肢ID)のみを参照する(表示ラベルの違いは無視される)
- 例:#q_otherSelect
- 文字型データ項目の値をコピーできるようになる
- 指定された文字列は選択肢の値(選択肢ID)とみなされる
- 例:#q_string
- これまで通り、選択肢の値(選択肢ID)を1つ指定することも可能
- 例:選択肢の値
- 選択型(チェックボックス)データ項目への複数選択肢の指定が可能になる
- SpEL 式にて、式内で定義されたリストのメソッドを利用できるように対応
- ゲートウェイの分岐条件を SpEL 式で記述する際、「選択型データ項目で、いずれかの選択肢が選択されている」という条件が記述しやすくなる
- 例:#q_select != null && {‘選択肢の値1’, ‘選択肢の値2’}.contains(#q_select.get(0).value)
注釈
- 次の不具合を修正
- ワークフロー図で[注釈]を編集した直後、注釈枠の縦幅が狭くなり、文字が枠内からはみ出す場合がある
- [注釈]に入力できる文字数の上限が 256 文字にも関わらず、入力欄に「(文字数)/8000」という表記がされている
メッセージ開始イベント/受信タスク(フォーム)
- ★★[受信タスク(フォーム)]の URL を SpEL 式を利用した形式でも表示するように対応
- [メッセージ送信中間イベント (メール)]等に URL を挿入する際にそのまま利用できる形式
外部のクラウドサービスと連携する自動処理工程/データ処理を行う自動処理工程
- 次の自動処理工程(サービスタスク)を追加
- Stripe
- Stripe: 顧客を更新
- 登録されている顧客オブジェクトを更新する
- Stripe: 顧客/商品/請求書メタデータを更新
- 指定オブジェクトのメタデータを更新する
- Stripe: 請求書ドラフトへ項目を追加
- 請求書に項目をひとつ追加する
- 項目は、商品オブジェクトと紐づけることも、紐づけないこともできる
- Stripe: 商品を作成
- 商品を作成する
- サブスクリプション(月次で自動課金)タイプの商品には未対応
- Stripe: 商品を検索
- 商品を検索する
- Stripe: 顧客を更新
- Stripe
- 次の自動処理工程(サービスタスク/開始イベント)にて、仕様変更、内部実装の変更、または不具合を修正
- Google
- 開始: Google カレンダー: 予定開始時
- 概要説明文を更新
- 開始: Gmail: メール受信時
- 概要説明文を更新
- Gmail: メール取得
- 概要説明文を更新
- 添付ファイルがテキストファイルで charset の指定がある場合、元ファイルの指定が維持されるように対応
- 開始: Google カレンダー: 予定開始時
- Box
- 開始: Box: ファイルアップロード時
- 概要説明文を更新
- ★★Box: ファイルアップロード、ファイルダウンロード
- 概要説明文を更新
- ★★Box: ファイルコピー、ファイル移動、ファイル削除
- 概要説明文を更新
- ★★Box: フォルダ作成、フォルダ検索
- 概要説明文を更新
- ★★Box: ファイル共有リンク作成、ファイル共有リンク削除
- 概要説明文を更新
- ★★Box: フォルダ共有リンク作成
- 概要説明文を更新
- フォルダ ID の指定を、データ項目を選択する形式に変更(他の自動工程と仕様の統一)
- Ver. 14.2 へのアップデートにて、アプリ定義エラー(※)となる
- ★★Box: コラボレーション追加
- 概要説明文を更新
- ★Box: コラボレーション削除
- 概要説明文を更新
- 開始: Box: ファイルアップロード時
- kintone
- 開始: kintone: レコード 日時フィールド
- 概要説明文を更新
- kintone: ファイルアップロード
- 概要説明文を更新
- kintone: レコード取得
- 概要説明文を更新
- kintone: ファイルダウンロード
- 概要説明文を更新
- 開始: kintone: レコード 日時フィールド
- Slack
- Slack: チャット投稿 (Incoming Webhook)
- 概要説明文を更新
- Slack: チャット投稿 (Incoming Webhook)
- Stripe
- Stripe: 顧客を作成
- Stripe 顧客を検索
- Stripe: 請求書で課金
- Stripe: 請求書ドラフト確定
- ★★Stripe: 請求書ドラフト作成
- 通貨を指定できるように対応
- 顧客 ID の指定を、データ項目を選択する形式に変更(他の自動工程と仕様の統一)
- Ver. 14.2 へのアップデートにて、アプリ定義エラー(※)となる
- ★★Stripe: 請求書をメール送付
- 「支払い情報を保存しない」設定ができるように対応
- クレジットカード以外の支払い方法を指定できるようになる
- 「支払い情報を保存しない」設定ができるように対応
- テキストファイル生成
- ★★テキストファイル生成
- 「保存時に他のファイルを削除する」オプションを追加
- HTML ファイルとして保存できるように対応
- 生成されたファイルをダウンロードする際、”Content-Type” ヘッダにて “charset=UTF-8” の指定となるように対応
- ★★テキストファイル生成
- コンバータ
- コンバータ (テキストファイル to 文字型データ)
- 概要説明文を更新
- コンバータ (Date to 和暦テキスト)
- 概要説明文を更新
- コンバータ (テーブル型データ to Excel-CSV ファイル)
- 概要説明文を更新
- 生成された CSV ファイルをダウンロードすると、Content-Type ヘッダが “charset=UTF-16” の指定となるように対応
- コンバータ (テキストファイル to 文字型データ)
- Google
スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)
- [メッセージ送信中間イベント(HTTP)]や[スクリプトタスク]で HTTP リクエストを送信する際、HTTP ヘッダに「Stripe-Version」を指定できるように対応
- テキストファイルのテキストを全行まとめて読み込むメソッドを追加
- サイズが 1MB までのテキストファイルで利用できる
- テキストファイル生成時に charset を指定してファイルを生成できるように対応
- ファイル型データ項目に添付されるファイルの Content-Type に charset が含まれている場合はそのまま保存されるように対応
- サービスタスク定義ファイル(Addon-XML)を読み込む際、<label> タグなどの連続スペースを除外して文字数チェックを行うように対応
- ★スクリプトエンジン「GraalJS」を 20.1 から 22.3 にバージョンアップ
- ★★アドオン自動工程(サービスタスク(Add-on))にて、「el-enabled=”true”」となっている設定項目については、実際の設定値が自動的にログ出力されるように対応
- SpEL 式評価後の値をプロセスログで確認できるようになる
Questetra Form JavaScript API
- ★★ファイル型データ項目にて、ファイル情報の取得、change イベントハンドラの登録/削除に対応
- ファイルのメタデータを取得できるが、ファイル実体は取得できない
- 値(ファイル情報)の更新には未対応
- [メッセージ開始イベント(フォーム)]では動作しない
(※)アップデートに伴うアプリ定義エラー
* 既に稼働しているアプリはこれまで通りに動作します(実行時エラーとはなりません)
* アプリの新バージョンを[リリース]する際には、エラーを修正する必要があります
◆ システム管理者向け機能の変更
- ★★組織のプロパティにて、削除予定のチェックを入れられる(フラグを立てられる)ように対応
- 削除予定の組織を参照しているアプリは、設定エラーとなる
- 実際に組織が削除される前に、アプリの設定変更を行うことができる
- ロールのプロパティにて、削除予定のチェックを入れられる(フラグを立てられる)ように対応
- 削除予定のロールを参照しているアプリは、設定エラーとなる
- 実際にロールが削除される前に、アプリの設定変更を行うことができる
- 組織一覧の[処理担当者の設定一括変更]機能を見直し、次の変更を行う
- 「変更対象バージョン」は、「開発中」か「最新」のみを指定できるように対応
- 「全バージョン」は、ワークフロー基盤への影響が大きくなる場合があるため、指定できないようになる
- 「開発中バージョンのスナップショット」「デバッグプロセス」は対象から除外される
- API(/API/Admin/ProcessModel/{processModelInfoId}/AllocationRule/update)ではバージョン指定(version パラメータ)が必須となり、「開発中」「最新」以外に特定のバージョンも指定できる
- Creating: 開発中バージョン
- Latest: 最新バージョン
- 数字: 指定の過去バージョン(or 最新バージョン)
- 対象アプリがひとつ指定された場合も、非同期に実行結果が表示されるように対応
- 指定されたアプリでのみ「新規開始の一覧」を再計算するように変更
- ★テスト実行時のメッセージを変更
- 「変更対象バージョン」は、「開発中」か「最新」のみを指定できるように対応
- システム権限の権限を与えられているユーザ一覧など、ユーザアイコンの表示が遅延読み込みされるように対応
- ★[予告:2023年4月]言語設定にて「入門版」「京都弁」を廃止
- Ver. 14.2 にて、廃止予定となる
- Ver. 14.2 にて、「京都弁」は「日本語」と同じ内容となる
- Ver. 15.0(2023年4月)にて、「入門版」「京都弁」を選択しているユーザは「日本語」に移行される
◆ Questetra REST API Developer 向け機能の変更
- 選択肢マスタのキャッシュを削除する API(/API/Admin/ItemCache/delete)について、POST リクエストでのみ動作するように対応
- ★★組織・ロールを更新する API にて、削除予定のプロパティ(deletedInFuture)の値を更新できるように対応
- ★★組織・ロールを検索する API にて、削除予定のプロパティ(deletedInFuture)の値が応答に含まれるように対応
- ★★組織への所属を検索する API で、削除予定のプロパティ(deletedInFuture)の値が応答に含まれるように対応
- 所属している組織が削除予定であれば、メンバーシップも削除予定となる
- (Ver. 14.2 では未対応だが、ユーザが削除予定となった場合も同様)
- 次の API について、内部実装を変更
- アプリ参照・操作系全般:/API/Admin/ProcessModel/
- ユーザ情報参照系:/API/User/Quser/self, find, list
- 組織情報参照系:/API/User/Qgroup/self, find, list
- ロール情報参照系:/API/User/Qrole/find, list
- ★★組織への所属参照系:/API/User/Membership/listByQgroup, listByQuser
- ★★ロールへの所属参照系:/API/User/RoleMembership/listByQrole, listByQuser
- ★★アプリ権限参照・操作系全般:/API/Admin/ProcessAuthority/list, addToQuser, addToQgroup, addToQrole, delete
- ★システム権限参照・操作系全般:/API/Admin/SystemAuthority/self, list, addToQuser, addToQgroup, addToQrole, delete
- 選択肢マスタ系全般:/API/Admin/ItemCache/
- 次の不具合を修正
- Questetra への OAuth2 接続の際、トークンリクエストでエラーとなる場合がある
- 同じリフレッシュトークンを利用して、同時にアクセストークンのリクエストが行われる場合
- Questetra への OAuth2 接続の際、トークンリクエストでエラーとなる場合がある
◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更
- なし
Version 14.2.1 の詳細
(2023-01-16 追記)
◆ 全利用者向け機能の変更
ワークフロー
- 次の不具合を修正
- テーブル型データ項目の数値型セルへの入力でマイナスや小数点が入力できない
- テーブル型データ項目の[クリップボードからペースト]ボタン、Firefox では動作しない
- Firefox ブラウザの制限により、クリップボードへのアクセスができないため
- Firefox では無効(disabled)となるように対応
- 「返上」という用語を「引き受けの取り消し」に統一
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
- ゲートウェイの名称を変更
- 分岐ゲートウェイに “分岐 / Split” を追加
- 統合 OR / XOR の英語名称にて、”Merge” を “Join” に変更
- 日本語:分岐 XOR / 分岐 OR / 分岐 AND / 統合 XOR / 統合 OR / 統合 AND ゲートウェイ
- 英語:XOR-Split / OR-Split / AND-Split / XOR-Merge / OR-Join / AND-Join Gateway
- 次の不具合を修正
- アプリ一覧画面でワークフロー図のサムネイル画像が黒く表示される場合がある
- [アーカイブから新規作成]にて、インポートするとエラーとなるアプリアーカイブがある
- [アーカイブから新規作成]で作成されたアプリにて、[業務マニュアル]が空の場合に「業務マニュアルが存在しません。」のメッセージが表示されない
- メッセージ送信中間イベント(HTTP)などのカスタム HTTP ヘッダにて、大文字・小文字を区別してチェックされている
- 大文字・小文字を区別せずにチェックするように対応
◆システム管理者向け機能の変更
- 次の不具合を修正
- ユーザ/組織/ロール一覧で[全件ダウンロード]>[CSVダウンロード(Excel互換)]を行う際、Content-Type の charset が “x-UTF-16LE-BOM” となっている
- “UTF-16” となるように変更
- 組織プロパティ編集にて内部処理を改良
- ユーザ/組織/ロール一覧で[全件ダウンロード]>[CSVダウンロード(Excel互換)]を行う際、Content-Type の charset が “x-UTF-16LE-BOM” となっている
◆ Questetra REST API Developer 向け機能の変更
- 次の不具合を修正
- プロセス/タスク検索結果を Excel 互換形式の CSV で取得する次の API のレスポンスにて、Content-Type の charset が “UTF-16LE” となっている
- “UTF-16” となるように変更
- /API/OR/ProcessInstance/listCsvUtf16
- /API/OR/Workitem/listCsvUtf16
- “UTF-16” となるように変更
- プロセス/タスク検索結果を Excel 互換形式の CSV で取得する次の API のレスポンスにて、Content-Type の charset が “UTF-16LE” となっている
◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更
- Windows 8.1 のサポートを終了
Version 14.2.2 の詳細
(2023-02-27 追記)
◆ 全利用者向け機能の変更
ワークフロー
- 次の不具合を修正
- 選択型(検索セレクト)で選択肢 ID にカンマが含まれている選択肢を選択すると「(削除)」と表示される
- テーブル型データ項目の数値型セルにて小数点のフォーマットが「,(カンマ)」となっている場合、数値型に入力できない文字がタイプされると「,」が「.」に置換される
- 小数点のフォーマットが「,(カンマ)」となっている数値型データ項目を検索のフィルタ条件に指定した際、正しく設定されない場合がある
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
- 次の不具合を修正
- 境界イベントを含むワークフロー図にてスイムレーンを削除できない場合がある
- 分岐条件を指定する際、選択型で選択肢 ID にカンマが含まれる選択肢を選択すると「(削除)」と表示される
- ワークフローアプリにエラーがないのに、[この工程のみデバッグ]でデバッグプロセスを開始できない場合がある
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
2023年4月対応予定
- スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)のスクリプトにて、次のメソッド/プロパティが利用されている場合、動作仕様が変更となります
- スクリプトエンジン(GraalJS)は Java 上で動作する JavaScript であるため、利用エンジンやバージョンによって動作仕様が異なる場合があり、対応が必要となります
- String#equals() メソッド
- 「===」や「==」を利用するコードに変更してください
- equals() は java.lang.String のメソッドとなります。String クラスが JavaScript String への対応を進める方向性のため、java.lang.String に由来するメソッドは利用しないようにしてください。
- Error#message プロパティ
- Error#toString() を利用するコードに変更してください
- Error オブジェクトの実体である java.lang.Throwable には、message プロパティはありません。JavaScript Error でも java.lang.Throwable でも定義されている toString() メソッドを利用してください。
- スクリプトタスク/サービスタスク(Add-on)のスクリプトにて、廃止予定(非推奨 / deprecated)となっている API(Java クラス / メソッド)が廃止されます
- マイタスク/引き受け待ちを取得する次の API が廃止されます
- マイタスク: /API/PE/Workitem/listAllocated
- 引き受け待ち: /API/PE/Workitem/listOffered
- プロセス/タスク検索の API で、XML 形式の検索条件(criteria パラメータ)が廃止されます
- プロセス検索: /API/OR/ProcessInstance/list, listCsv, listCsvUtf16
- タスク検索: /API/OR/Workitem/list, listCsv, listCsvUtf16
- (XML 形式での検索条件指定は Ver. 13.3(2022年1月)にて非推奨となりました)
- ★言語設定にて「入門版」「京都弁」が廃止されます