リリース概要
リリース日
注意すべき変更点
- ガイドパネル型など、データ項目の「説明」欄の設定チェックが強化され、利用できる HTML タグが制限されます
- [予告] TLS 1.1 暗号化のサポートを終了します(2021年1月予定)
- ページ末尾【仕様などの変更予定】にて、将来バージョンでの変更予定が記載されておりますので、ご確認下さい。
Version 12.2.0 の詳細
◆ 全利用者向け機能の変更
ワークフロー
- 「チームタスク」の処理担当者が、当該チームタスクについて「1人が処理すれば終了する」のか「全員が処理すれば終了する」のかを見分けられるように対応
- プロセス詳細画面の「処理担当者を確認する」ダイアログ画面にて確認できる
- [マイタスク][引き受け待ち]にて、ワークフローアプリごとのタスク件数が表示されるように対応
- タスク一覧をアプリごとに絞り込むことも可能
- [今月/先月の成果][ヒートマップ]のグラフ表示部を改良
- 凡例表示をなくし、アプリ名と件数が一覧表示されるように変更
- [マイタスク]や[全プロセス]など、プロセス/タスクの一覧にて、「件名」でソートできるように対応
- ソート順は、UTF-8 の文字コード順
- スマホ向け画面、マイタスク/引き受け待ちの API は対象外
- スター機能について、次の仕様変更、機能追加
- 「スター」を付与する対象を、個別の「タスク」から「プロセス」に変更
- 本バージョンアップにて、タスクに付与されているスターはプロセスに付与されるよう移行されます
- プロセスの一覧画面にて、「スター」を追加/削除できるように対応
- プロセス検索にて、「スター」を検索条件に指定できるように対応
- タスク検索で指定される「スター」は、プロセスに対する検索条件に変更される
- プロセス詳細画面等にて、「スター」が表示されるように対応
- プロセス詳細画面等にて、「スター」を追加/削除できるように対応
- 「スター」を付与する対象を、個別の「タスク」から「プロセス」に変更
- プロセス/タスク一覧にて、カラムのデフォルト表示幅を調整
- 画面タイトル表示部のカラー、デザインを改良
- ワークフロー機能のメイン画面の表示領域が、ブラウザ幅に応じて可変となるように対応
- IE を利用してアクセスされた場合、「IE11 のサポート終了」を案内するメッセージが表示されるように対応
- Unicode の改行文字(U+2028)が入力された場合、「\n」に変換して保存されるように対応
◆ ワークフロー設計者向け機能の変更
- ガイドパネル型など、データ項目の「説明」欄の設定チェックを強化し、利用できる HTML タグや属性を制限
- 利用できる HTML タグ・属性は、「R2131: 処理フォーム画面で利用できる HTML タグ」を参照ください
- v12.2への移行時(2020-10-12)において発生する定義エラーにつきましては、「データ項目の「説明」欄のエラーへの対応方法(Ver. 12.2)」を参照ください
- 注)「エラーの残ったままのワークフローアプリは更新保存できない」という仕様です。すなわち、定義エラーとなったアプリが、即座に稼働しなくなる訳ではありません。
- ワークフロー図にて、複数のモデリング要素を一括削除できるように対応
- Ctrl キー(or Meta キー:Windows では Windows キー、Mac では Command キー)を押しながらクリックで、モデリング要素を複数選択できる
- ノード/フロー/注釈が混在していても一括で削除できる
- ワークフロー図にて、パレットから自動処理タスクを指定する際、文字列でフィルタして表示アイテム数を絞り込めるように対応
- フィルタの検索対象は、名称と概要の文字列
- Advanced 以上のエディションでのみフィルタ可能
- 処理担当者の設定画面にて、ユーザ/組織/ロールを指定する際のインタフェースを変更
- 処理担当者の設定にて、スイムレーン指定/データ指定が含まれている場合、「候補者の表示」ボタンを無効とする
- ワークフローアプリのバリデーション(内容の妥当性チェック)を改良
- バリデーションが非同期で実行されるように対応
- バリデーション結果を待たずにモデラの操作が可能となる
- ワークフロー図にて、複数の開始〜終了が互いに交わらない構造を許容するように対応
- 独立した開始〜終了までのフローを複数配置できるようになる
- バリデーションが非同期で実行されるように対応
- 登録できるアドオンのファイルサイズに上限(20MB)を設定
- アプリアーカイブのインポート時に、ユーザ/組織/ロールを指定する際のインタフェースを変更
- 次の不具合を修正
- プロセスは終了しているのに、処理可能なタスクが残っている場合がある
- ワークフロー図にて、2つのフローの接続元・接続先が同じ場合、接続先のノードを削除するとエラーが発生する
- ワークフロー図にて、ノードを削除した際、本来なくなるはずの設定エラーが消えないことがある
全てのエディション向け(Basic / Advanced / Professional / Enterprise) 
サービスタスク(データ設定)
- 配列にアクセスできるように対応
- 配列の長さ(配列.length)を取得できるようになる
Advanced / Professional / Enterprise 向け 
- 次の標準アイテムを追加
- Box: ファイルコピー
- Microsoft 365 OneDrive for Business: ファイルアップロード
- Microsoft 365 OneDrive for Business: フォルダ作成
- Microsoft 365 OneDrive for Business: ファイル / フォルダ削除
- Microsoft 365 OneDrive for Business: ファイル / フォルダコピー
- 次の標準アイテムを更新
- Box: フォルダ作成
- フォルダ名チェック処理に、先頭にスペースがないかの条件を追加
- Box: フォルダ削除
- 指定したフォルダIDが空行の場合は無視するように対応
- Box: フォルダ作成
メッセージ開始イベント(フォーム)
- key の値を設定できるように対応
- 次の不具合を修正
- 「送信完了ページ」の設定がなかった頃(v9.7 – v10.1)に作成された「メッセージ開始イベント(フォーム)」にて、「送信完了ページ」の設定タブが表示されない
- フォームの URL を表示する画面にて、埋め込み用 HTML に不要な改行やスペースが含まれている
受信タスク(フォーム)
- 次の不具合を修正
- フォームのプレビュー画面が可変幅になっていない
Professional / Enterprise 向け 
メッセージ送信中間イベント(HTTP)
- OAuth2 設定にて、アクセストークンを直接指定するパターンに対応
- OAuth2 設定にて、認可エンドポイント URL 等への入力支援セレクト(Google/Salesforce)を廃止
- カスタム HTTP ヘッダにて、「Digest」を許可リストに追加
スクリプトタスク
- スクリプト実行エンジンとして「GraalJS」を使用できるように対応
- 基本的に、Nashorn で動作するスクリプトは、GraalJS でも動作する
- ただし、自動的に型変換が行われるところでは、同じように変換されない場合がある
- MD5 / SHA1 / SHA256 / SHA384 / SHA512 のダイジェスト値を計算できるように対応
- ログが最大長より長い場合に、ログの後方ではなく、前方から切り取るように変更
- 次の不具合を修正
- NodeWrapper#getChildNodes() の返り値の型が、リファレンス(R2300)に記載の型と異なる
◆ システム管理者向け機能の変更
- ユーザ/組織/ロール一覧画面のデザインやインタフェース等を変更
- ユーザ/組織/ロール詳細画面にて、組織やロールに所属するユーザを追加する際のインタフェースを変更
- ユーザ詳細画面にて、ロール追加時のエラーメッセージの表示位置を調整
◆ システムエンジニア向け機能の変更
- プロセスに「スター」を追加/削除する API を追加
- スターを追加:/API/OR/ProcessInstance/{processInstanceId}/Star/add
- スターを削除:/API/OR/ProcessInstance/{processInstanceId}/Star/remove
- 従来のタスクに「スター」を追加/削除する次の API を廃止予定とする
- /API/OR/Workitem/Star/add
- /API/OR/Workitem/Star/remove
- これらの API が利用された場合は、「タスクへのスター追加/削除」ではなく「プロセスへのスター追加/削除」として動作する
- 検索条件を指定する XML にて、スターの有無を指定する要素 starred を追加
- 従来の workitem-starred は廃止予定とする
◆ 外部ツール等の機能および非機能面での変更
- コンテンツ配信サーバ(cdn.questetra.net)を HTTP/2 に対応
- [予告] TLS 1.1 暗号化のサポートを終了(2021年1月予定)
仕様などの変更予定
将来バージョンにて、次の仕様変更、システム基盤の変更を予定しております。
2021年1月対応予定
- 「全てのプロセス履歴を検索する」「タスク処理履歴を検索する」API にて、プロセスデータ項目を検索結果に含めるには、表示項目として明示的に指定するように変更されます
- 現在は、検索条件として指定されたプロセスデータ項目は自動的に検索結果にも含まれています
- 仕様変更後は、 要素が指定されているプロセスデータ項目のみが検索結果に含まれるようになります
- TLS 1.1 暗号化のサポートを終了します
2021年7月対応予定
- 「スクリプトタスク」「サービスタスク(Add-on)」のスクリプトエンジンにて、「Rhino」が廃止されます
- Rhino 廃止に伴い、次の形式のデータ参照/更新方法が廃止されます
- 参照:data.get(“1”)、更新:retVal.put(“1”, “hogehoge”)
- engine.findDataByNumber(1)、engine.setDataByNumber(1, “hogehoge”) など、新しい形式(Ver. 11.4 以降)への変更をお願いします(M230)
- Microsoft IE11 がサポート対象から除外されます
- Windows 8.1 の IE11 が、サポート対象から除外されます
- Windows 10 の IE11 は、既にサポート対象外です
- 詳細は、「IE11 サポート終了のお知らせ」をご確認ください
ピンバック: データ項目の「説明」欄のエラーへの対応方法(Ver. 12.2) – Questetra Support