
送信メールの読みやすさを改善する2つの機能について、2回にわたって説明します。今回は Markdown を使って、メール本文に見出しや箇条書きといった装飾を施す方法、次回はメール本文内に画像を埋め込む方法です。これらの機能を使えば内容をより理解しやすいメールを作成できます。
- 基本編: 固定のメール本文設定したメールを固定のアドレスに送信する
- 内容設定編: データ埋め込みを使用してメールの本文を変更する
- 宛先設定編: データ埋め込みを使用してメールの宛先を変更する
- HTML メール編: HTMLメールを送信する
- HTML メール Markdown編: マークダウンをHTMLに変換し、HTMLメールを送信する(今回)
- HTML メール 画像埋め込み編: メールに画像を設定し、HTMLメールを送信する(次回)
- 不達対応編: メールが届かない場合のトラブルシューティング
Markdown を HTML に変換してメール本文に埋め込む
Questetra Ver. 16.2 では Markdown にて装飾を施した文字を入力できるようになりました。
そこで、[メッセージ送信中間イベント(メール)]工程で Questetra から外部に送信するメールでも、Markdown で記述した内容が反映される設定を試してみましょう。[メッセージ送信中間イベント(メール)]の[本文(HTML)]から[文字型(Markdown)]データ項目の入力内容を参照できるようになっています。
簡単なアプリを使って、どのように設定を行うか見てみましょう。このアプリでは Questetra の Basic エディションから使える、[メッセージ送信中間イベント(メール)]と[文字型(Markdown)]の2つのアイテムを使います。「会議の参加者に議題と議事録をメールで送信する」という想定でアプリを作成します。

文字型(Markdown)データ項目
文字型(Markdown)データ項目を追加して、ヒューマンタスクで[編集可]に設定します。

これで、プロセスが実行されるとタスク処理フォームで、Markdown を入力できるようになりました。下図は文字型(Markdown)データ項目に Markdown で文章を記述している様子です。

Questetra で使える Markdown については以下のページを参照してください。
関連記事
・リファレンス:R1020 : Markdown サンプル(初級編)
・リファレンス:R1021 : Markdown サンプル(上級編)
メッセージ送信中間イベント(メール)
[メッセージ送信中間イベント(メール)]の設定画面の[本文(HTML)]に、[参照を挿入する…]を使って「議題/議事録」データ項目を挿入します。また、見出しとして <h2>会議メモ</h2> を記入します。
Markdown を HTML に変換するために、「議題/議事録」を参照するコードに以下のコードを追加します。
#{#markdown.toHtml(#q_meeting_agenda_minutes)}
#q_meeting_agenda_minutes の部分は「議題/議事録」データ項目のフィールド名です。この Markdown を HTML に変換する式により、メールが送信されたとき文字の書式がそのまま表示されるようになります。

これらの設定により、プロセスが実行されてメールが送信されるとメール受信者に記述時に施した装飾が適用された状態で表示されます。

関連記事
・モデリング要素:メッセージ送信中間イベント(メール)
まとめ
この記事では、メールの読みやすさを向上させる2つの重要な機能のうち、まず、Markdownを使用してメール本文に見出しや箇条書きなどの装飾を施す方法を紹介しました。これにより、メールの内容が視覚的に整理され、受信者にとって理解しやすくなります。
次回は、もう一つの機能、メール本文内に画像を埋め込む方法を解説します。画像を適切に挿入することで、メールがより魅力的でわかりやすくなります。
